フランス陸軍 EBR-10 装輪装甲車
「フランス陸軍 EBR-10 装輪装甲車 （プラモデル） (ホビーボス 1/35 ファイティングビークル シリーズ No.82489 )」です
●「フランス陸軍 EBR-10 装輪装甲車」です
●1950年代から1970年代におけるフランス軍の装輪式装甲車「EBR-10」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●戦後のフランス軍装甲車を代表する「EBR-10」を再現、フランス風の流れるようなスタイルながら、小型の砲塔に大型のタイヤを装備したスパルタンなフォルムが表現されています【 「EBR-10」について 】
●フランスは、第2次世界大戦の開戦時にはイギリスと並んで多くの植民地を持つ大国でした
●このような植民地への治安維持用として装甲車輌が必要とされ、このような車輌は正規軍同士の戦闘ではないから装甲は小火器に耐える程度で十分で、数多くの植民地に配備する関係から、生産コストの安価な装輪式装甲車が選ばれ、開発が進められました
●しかし、ドイツ軍の侵攻によりフランスは降伏してしまい、開発は中止されてしまいます
●1945年にドイツ、日本の降伏により第2次世界大戦が終結すると、各植民地では独立の気運が高まりますが、フランスは宗主国として植民地体制を維持します
●このため、装輪式装甲車の開発が再開、その結果1951年に登場したのが「パナール」社が開発した「EBR-10」です
●「EBR-10」は、8輪式装甲車ながら中央部の4輪は上下に動かすことが可能であり、不整地では8輪式、路上では4輪式とすることにより、高い走行性能を持っています
●前後の4輪は4輪式操舵方式を採用、車体の前後に操縦装置が付いており、後進時においても前進時と変わらない機動力を誇ります
●主砲には、ドイツ軍の「パンター」戦車の「75mm戦車砲 KwK42」をベースに作られた「75mm戦車砲」を装備、自動装填装置の採用により、砲塔自体は非常にコンパクトな設計となっています
●この自動装填装置により、砲塔は上下ブロックに分かれ、上部ブロックが上下することにより砲の上下を行うという揺動式が採用されています（「AMX-13」軽戦車と同タイプと思われます）
●また、幅武装として主砲と同軸に機関銃を装備、車体前後の下部にも各1丁の機関銃が搭載され、操縦手及び後方操縦手が操作します
●同車は、1954年までに1200両が生産され、植民地での紛争に参加、後継となる「AMX-10RC」などの登場により1970年代後半から退役が進が始まっています
【 「フランス陸軍 EBR-10 装輪装甲車」のキット内容について 】
●このフランス陸軍の装輪装甲車「EBR-10」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●キットは、「EBR-10」をシャープに再現、堅実な成型技術により、各部のディテール、プレス式のフェンダーなどが表現されています
●また、小型の車体、砲塔、そしてタイヤを装備した装輪式車輌のために、比較的にパーツ数を抑えた内容となっています
●「EBR-10」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています
●「75mm戦車砲」は、マズルブレーキも含めて一体成型されています
・ スライド金型により砲口は開口処理済です
●砲塔は、揺動部分で分割されており、各ブロックは上下分割式です
・ 上部ブロックは、実車の揺動式に合わせて上下に可動します
・ 揺動部の防塵カバーを再現したパーツが付属しており、その装着の有無を選択できます（装着した場合には上部ブロックは可動しません）
・ 車長キューポラは別パーツで、ペリスコープガードも別パーツとなっています
・ 車長ハッチ、砲手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
●「EBR-10」の車体上部は、フェンダーも含めて一体成型されています
・ 前後の操縦手ハッチは別パーツで、実車構造に合わせて3分割式となっています
・ 車幅灯はカバー部も含めて1パーツで再現
●車体下部は、バスタブ式に一体成型となっています
・ 前後には、機関銃の銃口が彫刻されています
・ 各車軸部は4パーツで構成され、コイルサスペンションは別パーツにて再現
●タイヤは、ホイール部とゴム部とが別パーツで、ゴム部はラバー製となっています
・ ラバー製パーツは、深めのトレッドパターンが彫刻されており、中央タイヤの複雑なパターンも表現
●各部のディテールを再現するためのエッチングパーツが付属しています
●「EBR-10」のマーキングは、フランス軍仕様となる1種類の塗装例が説明書に記載されており、部隊マーク、重量表記、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
●2012年 完全新金型
