WW2 ソビエト騎兵隊 (1935-1942)
「WW2 ソビエト騎兵隊 (1935-1942) (プラモデル) (ズベズダ ART OF TACTIC No.6161 )」です
●第2次世界大戦初期におけるソ連軍の騎兵2体を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット 【 「ソ連軍の騎兵」について】
●ソ連軍の騎兵といえば「コサック騎兵」が想像されますが、通常の部隊としての騎兵も存在していました
●「コサック騎兵」とは、ロシア南部方面に定住して独自の文化を持ち、自衛としての武装化を認められ、特に騎馬を使用した戦闘に秀でていました
●この「コサック騎兵」は、ロシア帝政時代においては予備役兵的な存在として、戦争や紛争が発生すると戦地へと派遣されてロシア軍の指揮下に入り、戦闘行動を行いました
・ 「コサック騎兵」は、その勇猛果敢な戦闘振りから世界一の騎兵集団と認識されていました
●しかし、ロシア革命においてロシア帝政が終わりソ連邦が形成されると、この「コサック騎兵」の自衛権は反共産主義の思想として、徹底的な弾圧を受けます
●これにより強力な騎兵戦力であった「コサック騎兵」を失ったことで、ソ連軍では騎兵の育成を開始しました
●また、共産主義化した「コサック兵」を養成する努力も行われ、同調する極少数の元「コサック騎兵」と、ソ連軍兵士を中心とした人員により「赤コサック軍」が編成されていますす
●ただ、一度失われた戦力の回復は容易ではなく、また第2次世界大戦では騎兵の果たす役割は少なくなり、従来の戦法である「騎兵による突撃戦闘」での成功例は殆ど有りませんでした
【 「WW2 ソビエト騎兵隊 (1935~1942)」のキット内容について 】
●このソ連軍の騎兵2体を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●キットは、同社が展開する第2次大戦のボードゲーム(ウォーゲーム)「ART OF TACTIC」の駒(ユニット)としても使用することが考慮されており、専用の展示台などが付属しています
・ スケールモデルフィギュアとして同スケールの車両キットやジオラマなどにも使用できます
●フィギュアの内訳は、将校1体、騎馬兵士1体の合計2体です
●各フィギュアのモールドは非常にシャープで、各種装備品は立体感在る造型となっています
●各フィギュアの服装は、開襟式の「ギムナシチョルカ野戦服」に青色の乗馬ズボン、ブーツを着用した姿です
・ この服装は、大戦初期の騎兵の軍装です
・ 将校は将校帽、騎馬兵士はヘルメットを被っています
●各フィギュアは分割式で、騎馬の接地部分には展示台用のアタッチメントが付属しています
●2体のフィギュアを固定するためのベースが付属しています
【 「WW2 ソビエト騎兵隊 (1935~1942)」のフィギュアのポージングについて 】
・ 将校のフィギュアは、サーベルを振りかざして突撃を命じているポーズ
・ 騎馬兵士のフィギュアは、サーベルを抜き、突撃しているポーズとなっています
●ウォーゲーム時に使用するユニットを示す旗と、ソ連軍の「騎兵」のスペックを表示したカードが付属しています
●2012年 完全新金型
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【 「WW2 ソビエト騎兵隊 (1935~1942)」のワンポイント 】
●キットの素材は硬質のビニール製のようですが、流し込み接着剤など硬化の早い接着剤を使用すると接着できます
●従来のビニール製フィギュアよりは材質が硬く、パーティングラインの処理が行い易くなっています
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【 「ズベズダ社 ART OF TACTIC」について 】
●同社が展開する第2大戦のボードゲーム(ウォーゲーム)「ART OF TACTIC」の駒(ユニット)として開発されたシリーズ
・ スケールモデル専門メーカーとして様々なキットを開発してきたズベズダ社のノウハウを、ベース付の駒にギュっと凝縮、パーツ数を抑えた手軽に作れるスケールモデルとしてプラモデルの楽しみを味わう事ができます
・ ボードゲームの駒として利用されることを前提としているため、戦車や歩兵、飛行機などでスケールが一貫していないから利用価値がないと思うのは大間違い、簡素な作りながらミニスケールモデルとしての完成度は十二分にあり、難しく複雑に考えることばかりがスケールモデルじゃないと、手にしたとき目から鱗が落ちる思いで気づくことでしょう