ローマ 三段櫃船 (ガレー船)
「ローマ 三段櫃船 (ガレー船) (プラモデル) (ズベズダ 帆船 No.8515 )」です
●「ローマ 三段櫃船 (ガレー船)」です
●古代ローマ帝国(紀元前1世紀~紀元後5世紀)における「3段櫂船」式の「ガレー船」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●当時の海上軍事力の主軸となった「ガレー船」を再現、先端部にラム(衝角)を装備し、多数のオールが配置された特徴的な姿が表現されています【 「ガレー船」について 】
●「ガレー船」は、オールの推進力によって進む大型船のことで、紀元前から16世紀の間の期間に使用されました
●この時代、海戦の様式は近接戦闘であり、火矢で敵艦を炎上させる方法と、白兵戦で制圧する方法で決着が付けられました
●ギリシャ時代からは、船の先端部に「ラム」と呼ばれる突き出しが装備されるようになり、船首を敵艦にぶつけることで穴を開け、それによって沈めることが可能となりました
●船の推進方法は、基本的には帆が使用されましたが、帆だけの場合、風向きによって戦局が左右されてしまう(近接戦闘の場合、操艦の具合による影響が大きい)ので、オールによる推進力が併用されるようになります
・このオール推進の「ガレー船」は、比較的海が荒れることが少ない地中海に適した船でした
●このオールでの推進方法は、当然のことながらオールの数と漕ぎ手の人数によって速力が変化するため、最初は1段式でしたが徐々に2段式、3段式と階層が増えました
●「3段櫂船」はこの3段式のオールを漕ぐデッキを持つもので、当時の最速、最強の船であり、地中海沿岸を拠点とした各国はこの様式を採用、「3段櫂船」同士の海戦が繰り広げられました
・これ以上のデッキの増設は、技術的な面とオールの長さの問題から無理だったようです
●このオールの漕ぎ手は、国によって様々であり、ギリシャでは無産市民、それ以前では一般人が多く、奴隷を使用する場合は少なかったようです
●これは、白兵戦に突入すると、漕ぎ手も兵士として参加した方が有利になるためで、海戦の結果ではより地位の高い身分へと移りました【 「ローマ 三段櫃船 (ガレー船)」のキット内容について 】
●このローマ帝国の「3段櫂船」式の「ガレー船」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●キットは、「3段櫂船」を表情豊かに再現、船体を構成する木材の木目表現、帆の質感、優雅な装飾など、当時の「ガレー船」の特徴が表現されています
●3段式のオールを展開するために最上段のデッキ部分が張り出した特徴的な船体形状を再現、上甲板の側面には落下防止用の柵が付けられています
●キットはフルハルモデルです
●船首部分には、鋭い形状を持った「ラム」が再現されています
●船体前部には、敵艦に兵士が突入するための跳ね上げ式の桟橋が再現、敵艦に刺さる先端部の杭、そして基部の展開装置の細部も表現されています
●上甲板の前後には、オールを漕ぐデッキへと通じる開口部も再現、下方に伸びる梯子も付属しています
●船体前部と、マストには帆を張った状態となっています
●展示用のスタンドが付属しています
●パッケージに描かれている上甲板上の兵士は付属していません
●全280パーツ
●完成全長約490mm
●2012年 完全金型