台湾空軍 F-CK-1A/B 戦闘機 86-8078
「台湾空軍 F-CK-1A/B 戦闘機 86-8078 (完成品) (ホビーマスター 1/72 エアパワー シリーズ (ジェット) No.HA4006 )」です
●「台湾空軍 F-CK-1A/B 戦闘機 86-8078」です
●1994年代以降、台湾空軍で運用されている単座型の戦闘攻撃機「F-CK-1A 経国」を1/72スケールで再現したダイキャスト製完成品モデル
●「台湾空軍 第443戦術戦闘航空団」に所属する、「1455号機」を再現した内容となっています
●彩色済みの完成品モデルですので、パッケージから取り出して、そのままディスプレイすることができます 【 「F-CK-1 経国」について 】
●「F-CK-1A 経国」は中華民国(台湾)が開発した軽戦闘機です
●台湾空軍では元々「F-5 タイガー 2」や「F-104 スターファイター」等のアメリカ製戦闘機を運用してきましたが、これらの機体は1980年代に入ると旧式化が目立ってきたため、台湾空軍はアメリカ製の機体を中心に後継機の選定を始めることになります
●一方、1970年代末よりアメリカは中華人民共和国(中国)と急接近を始め、中国と台湾の両国の緊張解消のため台湾への武器供与は大きな制限を受けることになります
●アメリカ側のダウングレード版「F-16」「F-20 タイガーシャーク」の提案に対し、性能面から納得できなかった台湾側は、武器調達のチャンネルをフランスなどヨーロッパ諸国にまで広げると同時に、当初からあった「国産開発」案を選択します
●「武器」の売却に大きな制限を加えたアメリカですが、「民間レベル」の技術提携には寛容という「抜け穴」も準備しており、台湾の「航空工業開発中心(AIDC)」を中心メーカーとして据えた新型戦闘機開発計画に、アメリカの「ジェネラル・ダイナミックス(現:ロッキード・マーチン)社」を中心とする複数のアメリカ企業が技術協力する形で開発が進められていくことになりました
●台湾国産戦闘機の開発にあたり、機体には「F-16」の技術が盛り込まれ、平面型を中心としてその面影が引き継がれる反面、エンジンにはビジネスジェットで使われる民生用エンジン「ギャレットTFE731」にアフターバーナーを追加したものを使用するなど、国際市場で調達の容易なものが選定されました
●こうして出来上がった機体は「F-16」を小型・双発化したイメージの強いフォルムとなりましたが、台湾空軍が要求した「F-5」の更新を充分に満たし、また、強力な「パルス・ドップラーレーダー」を装備した結果「F-5E」では不可能だった中距離空対空ミサイルによる視程外戦闘も可能とする、現代戦闘機の必要条件を満たす戦闘機として誕生しました
●「F-CK-1 経国」は「F-16」をイメージするスタイルながら、双発のエンジンを搭載した胴体は尾部まで平たく、主翼と胴体はなめらかに繋がり「ブレンデッド・ウィング・ボディ」となっています
●双発配置のためエアインテークはコクピット後方左右に小さなものが配置され、この点は「レガシー・ホーネット」をイメージさせてくれます
●「F-CK-1 経国」は、1989年5月末に初飛行に成功しますが、直後の6月、「天安門事件」が発生すると、アメリカの中国に対する態度は一変、それまで台湾に対する供与が見送られていた「F-16A/B」の売却が許可されると、国産のためコスト高となっていた「F-CK-1A 経国」は調達規模を大幅に縮小されてしまいます
●しかし「F-CK-1A 経国」はこれまでの経緯から生産を続行、戦時調達が可能な「国産戦闘機」として1994年に正式採用、「F-16A/B」やフランス製「ミラージュ 2000-5」と共に台湾防空の3本柱を形成します
●本機は今もって数少ないアジア製の超音速戦闘機であり、80年代末にその技術を確立し、民生部品を使ってまで「国防」という問題に正面から向き合った本機は「軍用機」の何たるかを示す存在であるといっても過言ではないでしょう【 「台湾空軍 F-CK-1A/B 戦闘機 86-8078」の製品内容について 】
●この「台湾空軍 第443戦術戦闘航空団」に所属している単座型の「F-CK-1A 経国」を再現したダイキャスト製完成品モデル
●「F-CK-1A 経国」の特徴となるフォルムを再現
・ 垂直尾翼は大型のものが1枚、その左右にエンジンを挟んで水平尾翼が配置される「F-CK-1A 経国」のシルエットを再現しています
・ 尾部まで平たく伸びた機体胴体、胴体と主翼が一体につながる「ブレンデット・ウイング・ボディ」の形状を再現
・ 機体全体にある主なパネルラインは凹モールドで再現、スミ入れ処理は施されていません
●機体全体は台湾空軍の制空迷彩塗装を再現
・ 機体は全面を計4色のトーンの異なるグレーで構成された台湾空軍独特の雲形パターンによる制空迷彩を再現、国籍マークや部隊マーク類はハイビジ塗装で再現されています
・ 機首部に記された「経國」の文字、第443戦術戦闘航空団のマークや機体ナンバー、国籍マーク、ウォークウェイ、編隊灯、20ミリバルカン砲の排気口、漢字表記を用いたコーションデータのステンシル類などがタンポ印刷にて再現されています
●キャノピーは開閉させることが可能
・ キャノピーパーツは2ピースのクリアパーツで再現
・ コクピット内部はパイロットシートとコンソールを再現、コンソールには計器類がタンポ印刷で再現されています
・ 着座姿勢のパイロットフィギュア×1が付属しています
●ランディングギアは差し替え式、パーツの差し替えにより「飛行状態」と「駐機状態」のいずれかを再現する事ができます
・ 「飛行状態」はギアカバーをワンピース、「駐機状態」は脚注・タイヤなどとともに展開状態となったワンピースのパーツで構成しています
●「F-CK-1A 経国」の機外兵装として
・ 天剣一型 短距離空対空ミサイル ×4 (翼端パイロンに搭載済み ×2 / パイロン付属 ×2)
・ 天剣二型 中距離空対空ミサイル ×2 (胴体下部に半埋め込み式)
・ パイロンタンク ×2
が付属しており、所定の場所へと取り付ける事ができます
●飛行姿勢で飾る事ができる「ディスプレイスタンド」が付属【 「台湾空軍 F-CK-1A/B 戦闘機 86-8078」のパッケージ内容 】
・ F-CK-1A 経国 ×1
・ 天剣一型 短距離空対空ミサイル ×2
・ 天剣二型 中距離空対空ミサイル ×2
・ パイロンタンク ×2
・ パイロットフィギュア ×1
・ ディスプレイスタンド ×1
●ダイキャスト製 彩色済完成品モデル
・ 一部プラスチックを使用している箇所があります
・ パイロット、主脚の交換、ミサイルなどの兵装の装着は機体にはめ込む形で取り付けて下さい