電動走行 ジェットモグラ
「電動走行 ジェットモグラ (プラモデル) (アオシマ サンダーバード No.旧003 )」です
●海外TVドラマ「サンダーバード」に登場する「ジェットモグラ」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●先端のドリルによって地下を進む「ジェットモグラ」を再現、専用のキャリアーの上部に「ジェットモグラ」本体を装備した独特なスタイルが表現されています【 「ジェットモグラ」について 】
●TVドラマ「サンダーバード」は21世紀中頃を舞台としたスーパーマリオネーションドラマで、未来へのテクノロジーへの憧れと警告とを含ませたSF作品です
●「サンダーバード」は、自然災害や人災によって引き起こされた人命への危機を救うことを目的とした国際救助隊の活躍を描くもので、その国際救助隊の主要メカが「サンダーバード1号」~「サンダーバード5号」です
●また、国際救助隊ではこれらの「サンダーバード」各号だけではなく、専用の救助機材も数多く保有しており、その中で一番有名な存在となったのが「ジェットモグラ」です
●「ジェットモグラ」(英語名「モール」で、日本版での呼称は「モグラー」、「ジェットモグラ」という名称は旧今井科学の商品名)は、地中を進むための救助機材であり、先端に装備されたドリルによって地面に穴を開け、後方に噴出されるジェットと側面に装備されたベルト履帯によってするシステムとなっています
●この「ジェットモグラ」は、現場まで運搬する装軌式のキャリアーと共に運用されており、このキャリアーの上部にはトラス構造のガントリーが装備され、これに「ジェットモグラ」本体が搭載される方式が採られています
・ キャリアーの4輪式の装軌部分は、「磁力牽引車」などの足周りと共通となっています
●「ジェットモグラ」は「サンダーバード2号」のコンテナに収められて災害現地に到着、コンテナからはキャリアーによる自走によって目的地に到達し、ガントリーの後部を上げて「ジェットモグラ」のドリルを地面に接地させ、それからは「ジェットモグラ」自体の推進力によって地中を突き進みます
●「ジェットモグラ」の帰還に際しては、逆進する方式となっており、掘られた穴を履帯などで逆行、高度な自走システムによりガントリー部分まで到達することが可能です
●「ジェットモグラ」は、このように高度な科学技術を持つSFメカですが、地中を進む機械として一種のバタ臭さを持ち「サンダーバード」各号や洗練されたデザインを持つ数多くの未来的メカとは趣が異なっていました
●しかし、同車は強烈なインパクトを与えた車両であり、先端にドリルを装備した特異な形状、いかにも建機を想像させるイエローの塗装、キャリアーの履帯走行のリアルさ、そして何と言っても働く機械としての存在感を高める強烈なウェザリングは、観る人を魅了し、当時の模型少年の心を鷲掴みにしたのでした
●この「ジェットモグラ」の強烈なイメージは、後に日本の特撮、特にウルトラマンシリーズに多大なる影響を与え、地中を進む機械のデザインは同車の印象を拭えないものとなっています
【 「電動走行 ジェットモグラ」のキット内容について 】
●この「サンダーバード」に登場する「ジェットモグラ」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●旧「イマイ」社の金型による再販キットで、モーターによる可動ギミックが重視されていますが、同社のフラッグシップモデルとなった1967年発売の旧版キットに敬意を払い、撮影時のプロップを徹底的にリサーチ、そのディテール再現も考慮された内容となっています
●モーターライズキットで、FA130モーター2個(マブチ社製「マブチモーター FA130RA (小型直流モーター)」×2)により走行及びドリルの回転が可能となっています(モーターは別売りとなります)
・ 「ジェットモグラ」に内蔵させる1個のモーターにより、ドリルの回転、「ジェットモグラ」本体側面の履帯が可動、ドリル先端のフィンはドリル本体とは異なるスピードで回転します
・ キャリアーに内蔵させる1個のモーターにより、キャリアーが履帯走行します(車体のスイッチによって、前進と後退の切り替えが可能です)
●「ジャットモグラ」は、テレビ放映では3話に登場しますが、1番機(No.56156)と2番機(No.53250)の2タイプが登場、細部が若干異なっており、キットにはそれぞれの仕様に対応するパーツが付属し、1番機と2番機とを選択して作製することができます
●「ジェットモグラ」先端のドリル及びフィンはメッキ仕様のパーツとなっています
●「ジェットモグラ」は、「ドリル」「胴体」「ガントリー部」「キャリアー」の4ブロックで構成されています
【 ドリル 】
●ドリルは一体成型で、先端のフィンは別パーツです
・ ドリルの複雑な螺旋構造が再現されています
【 胴 体 】
●胴体は上下分割式です
・ 胴体上部の各ディテールは別パーツです
・ 後部の排熱プレートは別パーツで、1番機と2番機の各タイプがセットされています
・ 噴射ノズルは別パーツにて再現
●胴体の可動部分について
・ 胴体に内蔵させるモーターにより、ドリルと側面の履帯がモーター可動します
・ ドリルはモーターに接続するピニオンギアと金属シャフトにより回転可動、先端のフィンとは回転数が異なります
・ 履帯は、内部に装備される4つの転輪を挟んで可動、履帯はピニオンギアに接触されることにより動きます
・ 履帯は、ゴム製となっています
・ 胴体上部にはムギ球を埋め込み、モーター可動時にはこのムギ球が点滅点灯、作業時を表す表示灯が再現されています
・ モーター用の電池は、胴体後部の排熱パネルを開けることにより装着及び交換します(単3乾電池2本を使用、別売)
【 ガントリー部 】
●ガントリー部は、左右パネルとこれを繋ぐ中央の支柱パーツ2個の4パーツで構成されています
・ 左右パネルにはトラス構造が再現されています
・ ガントリーとキャリアーとの接合部分は金属製シャフトとなっており、プラパーツの油圧シリンダーにより手動により後部の上下可動が可能です
・ 「ジェットモグラ」とは、ガントリー部に内蔵させる金属バネとリベットで接続されます(着脱可能です)
【 キャリアー 】
●キャリアーは、フェンダーを含めてバスタブ式に一体成型されており、車体前後、上部パネルは別パーツです
・ 転輪は金属製シャフト、もしくは金属製リベットにより装着、回転可動式です
・ 履帯は、中央部分がリング状に結合されたゴム製パーツで、これにプラパーツの1枚ずつ分割された履帯(履板)を貼り付けます(接着には瞬間接着剤が必要となります)
●キャリアーの可動について
・ キャリアーに内蔵させるモーターにより、履帯走行します
・ モーターからギアを経て歯車状の起動輪に動力が伝達、これに履帯のゴム部が噛むことで走行します
・ 車体後部のスイッチにより前進と後退を切り替えることができます
・ モーター用の電力は、「ジェットモグラ」本体に内蔵させる電池によって供給され、「ジェットモグラ」がガントリーに装着された時のみ走行します
【 塗装とマーキング 】
●「ジェットモグラ」のマーキングとして、撮影プロップを元にした1種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 「MOLE」の文字、機体の赤塗装部分、1番機と2番機の機体番号、各部に表示されたコーションマークなどを再現したデカールが付属しています
・ プロップに基づいたデカールとなっており、撮影の関係から左側面部の比率が多くなっています
【 「電動ジェットモグラ」のパッケージ内容 】
・ 「ジャットモグラ」(本体、キャリアー) ×1
・ モーター可動用の金属シャフト、ピニオンギア類 ×一式
・ 電池受け用の金具、リード線 ×一式
・ ムギ球 ×1
・ ムギ球用点滅金具 ×一式
・ ドリル用シャフト ×1
・ デカールシート ×1枚
など
●「電動走行 ジェットモグラ」の成型色
・ ドリル及び先端のフィン:シルバーメッキ
・ 「ジェットモグラ」本体:イエロー
・ キャリアー及びガントリー:ブルー
・ 足周り、各履板:ガンメタル
●モーター可動用のFA130モーター2個(「マブチモーター FA130RA (小型直流モーター)」×2)と、それを動かす単3乾電池2個は含まれていませんので、別にお買い求めください(ムギ球は胴体部分の電池により点灯します)
●再販アイテム