3号戦車M型 w/防水マフラー
「3号戦車M型 w/防水マフラー (プラモデル) (ドラゴン 1/72 ARMOR PRO (アーマープロ) No.7290 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の「3号戦車M型」を1/72のスケールで再現したプラスチックモデル組立てキット。
【 Sd.Kfz.141/2 3号戦車M型 について 】
●「3号戦車」は、ドイツ軍の主力戦車として開発、運用が行なわれていましたが、フランス戦、独ソ戦の激しい戦車戦の戦訓により、火力と防御力の向上が図られていきます。
●当初は「37mm戦車砲」を装備していましたが、後に「42口径 50mm戦車砲」に換装、「J型」の途中からは「60口径 50mm戦車砲」を装備し、「3号戦車」としてはほぼ完成形ととなりました。
●1942年6月には「3号戦車L型」が登場、このタイプでは20mm厚の追加装甲を砲塔と戦闘室の前面に中空式に装備し、防御力が強化されます。
●続いて、1942年10月には「3号戦車M型」の生産が開始、このタイプは「L型」の渡渉水深能力を向上したもので、防水型の排気管を装備、吸排気口部分には防水カバーが設置されているのが特徴です。
●しかし、この頃には「60口径 50mm戦車砲」を装備する「3号戦車」の性能的限界が顕著となってきており、主力戦車としては「4号戦車」が充てられることとなり、次期主力戦車として「5号戦車 パンター」も生産が予定されていました。
●当初、1000両が発注されていた「3号戦車M型」は、「3号突撃砲」への車体の供出や「火炎放射戦車」への転用が行なわれ、戦車型として完成したのは、結局250両に止まりました。
●前述のように、「3号戦車M型」はその登場時期から性能的に限界が見えていましたが、ハリコフ戦やクルスク戦などの重要な戦いに参加、その姿はシシリー戦にも見られ、長砲身砲を持つ「3号戦車」の最後の型式として活躍しています。
【 3号戦車M型 w/防水マフラー (ドラゴン 1/72 ARMOR PRO No.7290) プラモデルの内容 】
●この「3号戦車M型」を再現したプラスチックモデル組立てキットです。
●ドラゴン製、1/72アーマーシリーズプロのフォーマットにのっとり「3号戦車M型」を再現、同社らしくディテール再現を重視しながらもスケールに沿った一体成型を多用しており、パーツ数も抑えた構成になっています。
●「3号戦車M型」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」「左右フェンダー」の5ブロックで構成しています。
●「60口径 50mm戦車砲」の砲身は一体成型で、砲口部分が開口処理済みです。
・ 同軸機銃を別パーツ化。
・ 防盾は前後分割式で、前部パーツ内側には追加装甲取り付け架が一体成型されています。
・ 砲身は上下可動式です。
●砲塔は上下分割式で、前部パネルは別パーツとなっています。
・ 側面ハッチはモールドにて再現。
・ 車長キューポラは1パーツで構成。
・ 車長ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます。
・ 後部のゲベックカステンは前後分割式です。
・ スモークディスチャージャーは1パーツで再現。
●車体上部は、内側にあたるパーツに、各装甲パネルを貼り合わせる構成になっています。
・ 前部の追加装甲部分は別パーツです。
・ エンジングリルのメッシュを再現するエッチングパーツが付属しています。
・ 牽引ワイヤーは、車体上部パーツにモールドにて再現。
●車体下部は、バスタブ状の一体成型化したパーツで再現。
・ サスペンションアームは、車体にモールドしています。
・ ショックアブソーバーは別パーツです。
・ 排気管は側面の牽引フックを含めて別パーツとなっています。
・ 各転輪類は左右分割式、上部転輪は各1パーツで構成。
・ 履帯は、接着及び塗装が可能なDS素材によるベルト式履帯が付属しています。
●フェンダーは、右フェンダー後部を除き、各1パーツで再現しています。
・ 車載工具類はフェンダー上にモールドにて再現。
・ ノテックライト、ジャッキ、ジャッキ台、尾灯、車間表示灯、工具箱は別パーツです。
●エンジングリルのメッシュ、追加装甲のカバーなどを再現するエッチングパーツが付属しています。
【 3号戦車M型 w/防水マフラー (ドラゴン 1/72 ARMOR PRO No.7290) 塗装とマーキング 】
●「3号戦車M型」のマーキングとして、ドイツ軍仕様の5種類の塗装例を説明書に記載しています。
・ SS第3装甲擲弾兵師団「トーテンコプフ」 (ハリコフ / 1943年)
・ SS第3戦車師団「トーテンコプフ」 (南ロシア / 1943年)
・ 第23戦車師団 (南ロシア / 1943年)
・ SS第3装甲擲弾兵師団「トーテンコプフ」 (プロホロフカ / 1943年)
・ SS第2装甲擲弾兵師団「ダス・ライヒ」 (ハリコフ / 1943年)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊記号、車体番号などを再現したデカールが付属しています
・ デカールのプリントはカルトグラフ社製。
●2012年 一部新金型。