F-105D サンダーチーフ アーカンソー・トラベラー
「F-105D サンダーチーフ アーカンソー・トラベラー (完成品) (ホビーマスター 1/72 エアパワー シリーズ (ジェット) No.HA2509 )」です
●「F-105D サンダーチーフ アーカンソー トラベラー」です
●1955年に初飛行し、ベトナム戦争で活躍したアメリカ空軍のマッハ2級の戦闘・攻撃機「F-105D サンダーチーフ」を1/72スケールで再現したダイキャスト製完成品モデル
●1968年~69年にタイのコラート空軍基地に展開していたアメリカ空軍「第388戦術戦闘航空団」所属の「F-105D」を再現した内容となっています
・ 第2次世界大戦中、「P-47 サンダーボルト」を駆ってヨーロッパで8機撃墜のエースパイロットとなった「第388戦術戦闘航空団」の司令「ポール・ダグラス」大佐の乗機を再現した内容となっています
●彩色済みの完成品モデルですので、パッケージから取り出して、そのままディスプレイすることができます 【 「F-105 サンダーチーフ」について 】
●「F-105 サンダーチーフ」は1950年代末に開発され1983年まで現役にあったアメリカ空軍の戦闘・爆撃機です
●第2次世界大戦中の「P-47 サンダーボルト」以来、戦闘・爆撃機の開発で定評のあった「リパブリック社」が胴体内部のウェポンベイに核爆弾を搭載し、マッハ1.5で飛行する戦術爆撃機を目指して開発が進められました
●「F-105」は、開発当初は後退角の主翼を持つ以外、特に目立つ新技術を投入しておらず、エンジンも非力だったため、最大速度はマッハ1.02程度にとどまっていました
●しかし、当時の最新の航空力学の理論で「翼断面積の法則」に基づき、主翼部分の断面積を他の部分のサイズと近付けるために機体側を大きく絞り込む「エリア・ルール」が見出されており、「F-105」にもこれが採り入れられる事となりました
●この結果、機体の形状は「コカ・コーラ」のガラス瓶を思わせる物となり、グラマラスな容姿を「F-105」に与えることになります
●さらに、もう一つの大きな特徴である前方に大きくせり出した「楔型」のエアインテークと、緊急時の最大出力は12トンに及ぶ当時屈指の高出力エンジン「J-75」を装備、最大速度「マッハ 2」を誇る高速機に生まれ変ることになります
●「F-105」の持つベアメタルのスラリとした大きな機体、女性のボディラインを思わせるくびれを得たグラマラスなボディは、古きよき時代の「アメリカン・ビューティ」を印象づけるものと言えるでしょう
●「F-105」の初期型の「B型」は、機体性能は申し分ありませんでしたが電子装備は初期不良に見舞われ稼働率は低いものでした
●これらの不具合も段階的に改良され決定版といわれる「D型」が搭乗する頃には本機の運命は大きく変わり始めます
●「F-105 サンダーチーフ」は当初の「核攻撃機」から機外装備で爆弾を搭載し攻撃任務に当たる「戦術爆撃機」へと用途が変更されます
●一方、フランスの植民地統制に始まるインドシナ紛争はフランスの撤退後ベトナム戦争へと発展、「F-105 サンダーチーフ」も主に爆撃任務でこの戦いに参戦します
●「リパブリック社」の機体共通の長所である頑丈さと「爆撃軸線」に対する機体の座りの良さは、この「F-105」でも健在で、新たに採用された「ベトナム迷彩」に身を包み「サンダーチーフ」は大活躍を演じます
●「北爆」の最初の4年間ではその75パーセントに及ぶミッションをこなし、全戦争期間中では2万ソーティを越える任務をこなしました
●しかし、爆撃機としての運用の代償として、機外装備された爆弾類は機動性と高速性を奪い、北ベトナム軍が装備する旧式機であるはずの「Mig-17」に撃墜される機体が続出します
●また北ベトナム軍の対空陣地は強固で「ASM-2 ガイドライン」や各種の対空機関砲の濃密な銃火の前に「サンダーチーフ」は次々と撃墜されてゆきます
●「F-105 サンダーチーフ」はシリーズ全体で833機が製造されましたが、ベトナム戦争での損失は全部で436機にも及び、その半数以上が戦火の犠牲となっています
●これは如何に「F-105 サンダーチーフ」が多用されたかの証明でもあり、本機はそのタフさとペイロードゆえに、血みどろの生き方を強いられたのです
●「F-105 サンダーチーフ」は、その運用から多くの犠牲を強いられてしまいましたが、本機の機動性は悪いものではなく、爆弾を装備していない状況では「Mig-17」はおろか「Mig-21」に対しても撃墜スコアを記録しています
●ベトナム戦争が終結し、アメリカへ帰った生き残りの「サンダーチーフ」たちも、戦争による疲労の激しい機体が多く、大半が早々と州軍に移管され、終戦から約10年後の1983年、ジョージア州軍の機体を最後に全機が退役しました
●タフで高速で高性能、そしてアメリカ軍用機でも指折りの「美しさ」を誇った「サンダーチーフ」は軍用機のさだめを最も悲劇的な形で我々に見せ付け、静かに消えていったのです【 「F-105D サンダーチーフ アーカンソー トラベラー」の製品内容について 】
●この「F-105D サンダーチーフ」を1/72スケールで再現したダイキャスト製完成品モデル
●アメリカ空軍「第388戦術戦闘航空団」に所属、ベトナム迷彩を施された「F-105 サンダーチーフ (59743)」を再現した内容となっています
●ペンシル型のストレートな機体フォルムをシャープに再現、機体全体にはパネルラインが彫りこまれ、機体左右に設置されたエアインテークなども薄く仕上げられています
●機体全体は2系統のグリーンとブラウンによる「ベトナム迷彩」塗装を再現
・ 機体は上面をベトナム戦争当時の2色のグリーンとブラウンの塗り分け、下面をライトグレーとした東南アジア迷彩、通称「ベトナム迷彩」塗装を再現、国籍マークや部隊マーク類も鮮やかなハイビジ塗装、機首部分なども塗り分けされています
・ コクピット左サイドに記された8つの「ハーケン・クロイツ」の撃墜マーク、尾翼のコードレターと機体ナンバー、国籍マークなどがタンポ印刷にて再現されています
●キャノピーは2ピースのクリアパーツで構成、フレームは綺麗に塗装されており、開閉状態を再現する事ができます
・ コクピット内は、シート、計器盤、照準器、操縦桿などを再現しています
・ 着座姿勢のパイロットフィギュア×1が付属しています
●ランディングギアは差し替え式、パーツの差し替えにより「飛行状態」と「地上待機状態」のいずれかを再現する事ができます
・ ギアカバーは「飛行状態」の物はワンピース、「地上待機状態」の物はランディングギア付属部と機体付属部の2ピースで構成されています
●本機で特徴的なエンジンノズルと一体になったエアブレーキはパーツ交換により「展開状態」「収納状態」を再現する事ができます
●「F-105D サンダーチーフ」の機外兵装として
・ AIM-9 サイドワインダー ×2 (パイロン付属)
・ Mk.82通常爆弾 ×4
・ Mk.82通常爆弾延長信管型 ×4
・ ALQ-87 電子妨害ポッド ×1
・ 胴体タンク ×2(機体下面左右に搭載)
・ パイロンタンク ×2
が付属しています
・ 胴体タンクは爆弾6発搭載のマルチ・エジェクター・ラックとの選択式装備となります
●飛行姿勢で飾る事ができる「ディスプレイスタンド」が付属
●「F-105D サンダーチーフ」の機体サイズ
・ 全長 : 290mm
・ 全幅 : 150mm【 「F-105D サンダーチーフ アーカンソー トラベラー」のパッケージ内容 】
・ F-105D サンダーチーフ ×1
・ AIM-9 サイドワインダー ×2 (パイロン付属)
・ マルチ・エジェクター・ラック + Mk.82通常爆弾 ×1 (Mk.82通常型×4 / Mk.82延長信管型×2 の計6発を搭載)
・ Mk.82通常爆弾延長信管型 ×2 (パイロン付属)
・ ALQ-87 電子妨害ポッド ×1
・ 胴体タンク ×2
・ パイロンタンク ×2
・ パイロットフィギュア ×1
・ ディスプレイスタンド ×1
●ダイキャスト製 彩色済完成品モデル
・ 一部プラスチックを使用している箇所があります
・ パイロット、主脚の交換、ミサイルなどの兵装の装着は機体にはめ込む形で取り付けて下さい
●彩色済みの完成品モデルですので、パッケージから取り出して、そのままディスプレイすることができます
(兵装類やパイロット、主脚の交換は機体にはめ込む形で取り付けて下さい)