ドイツ 2号 ヴェスペ 弾薬運搬車
「ドイツ 2号 ヴェスペ 弾薬運搬車 (プラモデル) (エース 1/72 ミリタリー No.72502 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の「自走榴弾砲 ヴェスペ」をベースとした「ヴェスペ 弾薬運搬車」を1/72のスケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
【 「ヴェスペ 弾薬運搬車」について 】
●1935年のドイツ再軍備化によって開発された「2号戦車」は、元々偵察用の軽戦車という役割でしたが、主力戦車となる「3号戦車」の生産遅延によって大戦初期での実質上の主力戦車として活躍しました
●しかし、1941年に独ソ戦が開始されると、同車の能力は戦車としては非力であり、対戦車自走砲のベース車輌へと転向されます
●一方、ドイツ軍では本格的な自走榴弾砲を研究、開発しており、その制式化(実際にはその要求を満たす車輌は作られませんでした)までの暫定的な車輌として、「2号戦車」をベースに105mm榴弾砲を搭載した「軽自走榴弾砲 ヴェスペ」が作られました
●この「ヴェスペ」は、小型の車体に大きな火力を持つ車輌としてヒット作となり、費用対効果も高いために、従来作られていた対戦車自走砲の生産ラインを中止して、同車への生産集中が行われています
●ただ、「ヴェスペ」は小型の車格により搭載できる砲弾は32発に止まったため、同車をベースとして搭載砲を撤去した「ヴェスペ 弾薬運搬車」も平行して作られました
●この「ヴェスペ 弾薬運搬車」は、90発の砲弾を搭載する能力を持ち、総計159両が生産、「ヴェスペ」と行動を共にしてその火力支援活動を支えたのでした
【 「ドイツ 2号 ヴェスペ 弾薬運搬車」のキット内容について 】
●このドイツ軍の「ヴェスペ 弾薬運搬車」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●キットは、ACE社のハンドメイドによる金型加工技術により「ヴェスペ 弾薬運搬車」を再現、レジンキットの感覚に近い独特の風合いにより、全体形とディテールとが表現された内容となっています
●「ヴェスペ 弾薬運搬車」は、戦闘室(弾薬室)、車体上部、車体下部の3ブロックで構成されています
●戦闘室は各パネルを貼り合せる箱組み方式です
・ 戦闘室内部の無線機、工具箱、マシンガンラックなどがパーツ化
・ 砲の開口部を塞ぐ円錐形の蓋は1パーツで構成
●車体上部は、フェンダーを含めて一体成型されています
・ フェンダー上に装備される各種工具類、ボッシュライトなどは別パーツです
・ 弾薬運搬車仕様としてフェンダー上に取り付けられる手摺りのパーツが付属しています
●車体下部は各パネルを貼り合せる箱組み方式となっています
・ サスペンションアームは別パーツです
・ 履帯は、ラバー製のベルト式履帯が付属しています
●「ヴェスペ 弾薬運搬車」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる3種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 3色迷彩車輌 (東部戦線 / 1944~1945年冬)
・ 降下戦車師団「ヘルマン・ゲーリング」 (オストプロイセン / 1944~1945年)
・ 3色迷彩車輌 (ボヘミア / 1945年5月)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、戦術マークなどを再現したデカールが付属しています
●2012年 一部新金型