T-26 軽戦車 1933年型 円筒砲塔
「T-26 軽戦車 1933年型 円筒砲塔 (プラモデル) (UNI MODEL 1/72 AFVキット No.630 )」です
●「T-26 軽戦車 1933年型 円筒砲塔」です
●第2次世界大戦初期におけるソ連軍の「軽戦車 T-26」の「1933年型」を1/72のスケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●スペイン内戦、対フィンランド戦から大戦初期において活躍した「T-26」を再現、円筒形の独特な形状の砲塔を持つ「1933年型」を再現した内容となっています【 「軽戦車 T-26」について 】
●ソ連軍の戦車開発は、イギリスやフランスの影響を受け、菱形戦車から発展した多砲塔型の重戦車と、「ルノーFT」戦車から発展した軽戦車という2つの流れとなっていました
●軽戦車「T-26」は、イギリスの「ビッカース 6t」戦車を国産化したもので、当初はライセンス契約により同戦車を小改造した形式となっていましたが、徐々に自国のスタイルへと変化して行きます
●1931年に砲塔の代わりに銃塔を2基並列配置したタイプが登場、次いで1932年には「37mm砲」を単砲塔に搭載したタイプが作られます
●1933年には、円筒形の砲塔に「45mm砲」を搭載したタイプの生産が開始され、これは「1933年型」と呼ばれました
・ 後には、馬蹄形の砲塔となった「1935年型」、傾斜装甲となった「T-26S」が登場しています
●「T-26」は、1936年から始まったスペイン内戦に投入、「45mm砲」は機銃しか装備していないファシスト軍側の戦車を圧倒します
●その後、1939年のノモンハン事件やフィンランド戦にも参加、その強力な火力により活躍しました
●しかし、1941年に独ソ戦が開始されると、その弱装甲という欠点が露呈し、多くの車輌が撃破されてしまい、次第に第1線から退いています
●ただし、残存車両は2戦級兵器として活用し続けられ、後方での警戒などに使用、1945年の対日戦でも使われました【 「T-26 軽戦車 1933年型 円筒砲塔」のキット内容について 】
●このソ連軍の軽戦車「T-26」の「1933年型」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●キットは、ユニモデル社のスタンダードな表現力により「T-26」を再現、モールドは繊細で、履帯パーツは薄く成型されています
・ 起動輪部分などがエッチングパーツで構成され、履帯などのパーツは細かく、中級者以上のユーザーを対象とした内容となっています
●「T-26」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています
●砲身は一体成型となっています
・ 防盾は1パーツで構成され、上下可動式です
●砲塔は、上下2分割式です
・ 上部のハッチ、ペリスコープなどは砲塔と一体成型されています
・ 後部ハッチは別パーツです
・ 砲塔は左右旋回可能です
●車体上部は、主要部分が一体成型され、戦闘室部分の各パネルを貼り合わせる方式となっています
・ 操縦手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 前照灯、排気管、牽引フック、ホーンなどは別パーツとなっています
●車体下部は、各パネルを貼り合わせる箱組み方式です
・ フェンダー部分は別パーツで、フェンダー支持架はエッチングパーツとなっています
・ サスペンションユニットは左右分割式です
・ 起動輪の歯の部分はエッチングパーツを使用します
・ 各転輪は左右分割式です
●履帯は、プラパーツによる一部連結式履帯が付属しています
・ 履帯は、上下の直線部は繋がっている状態、前後の曲線部は1枚ずつ分割されたパーツとなっています
●起動輪の歯、フェンダー支持架などを再現するエッチングパーツが付属しています
●「T-26」のマーキングとして、ソ連軍の1種類の塗装例が説明書に記載されており、国籍マーク、部隊記号、車両表記などを再現したデカールが付属しています