F-106A デルタダート 57-2465
「F-106A デルタダート 57-2465 (完成品) (ホビーマスター 1/72 エアパワー シリーズ (ジェット) No.HA3604 )」です
●「F-106A デルタ・ダート 57-2465」です
●1956年末の初飛行より、1988年まで30年以上の長期に渡り北米大陸の防空任務に活躍した「F-106A デルタ・ダート」を1/72スケールで再現したダイキャスト製完成品モデル
●モンタナ州空軍「第120戦闘迎撃群 第186戦闘迎撃飛行中隊 Great Falls」に所属した、「F-106A デルタ・ダート」の「57-2456」号機を再現した内容となっています
・ この飛行中隊は「F-106A デルタダート」の最終使用部隊となりました
●彩色済みの完成品モデルですので、パッケージから取り出して、そのままディスプレイすることができます 【 「F-106A デルタダート」について 】
●「F-106A デルタダート」はアメリカの「コンヴェア」社が開発した迎撃戦闘機です
●「コンヴェア」社の前作「F-102 デルタダガー」は「エリア・ルール」などの新理論を採り入れた結果、超音速戦闘機となりましたが、その性能は必ずしも満足の行く物ではありませんでした
●この「F-102」を「NORAD(北アメリカ航空宇宙防衛司令部)」の要であった「半自動地上管制迎撃システム (SAGE)」の迎撃端末として利用する計画が起こされ、その要求の下、大幅な改設計を加えた「F-102B」として開発が進められました
●しかし、この「F-102B」は改良型と言うには余りにも原型機からかけ離れたため、新たに「F-106」の正式名が与えられる事となります
●「F-106A」には真空管を使用し、重量のかさむ「自動兵装管制装置 (AWCS)」を搭載する事となっており、機体規模は全長20mを超える大柄なものとなりました
●開発当初にエア・インテークの形状不良から所定の性能を得られず、開発が難航しますが、この点を改修した結果、性能は劇的に向上、満足の行くエア・フレームの確保には成功します
●一方、「AWCS」の開発は難航を極め、1958年に「MA-1」として一応の完成を見ますが、以後の多くの年数をこのシステムの改良に費やす事となります
●「F-106A」はデルタ翼機として大柄な機体ながら「F-105 サンダーチーフ」よりも軽く、翼面積は2倍近くも大きかったため、意外にも格闘能力の高い機体に仕上がり、「Mig-21 フィッシュベッド」に近い飛行特性を持っていたため、しばしば仮想敵として活躍しました
・ 訓練相手の「F-4 ファントム 2」は高空で高い機動性と加速性を見せる「F-106A」の前に苦戦を強いられたと伝えられます
●「F-106A」はアメリカ空軍以外に使用国のない機体として知られていますが、これはその用途が非常に限定されたものであり、また機密のトップレベルに位置したことを暗に示しています
●しかし「SAGE」もやがて陳腐化が進み、「F-15 イーグル」や「F-16 ファイティングファルコン」といった新世代の機体が登場するに至り、「F-106A」はその任を解かれることとなります
●「戦闘機のキャデラック」として永く北米の空に君臨した「F-106A」は1988年には州空軍から退役、最後まで「NASA」で活躍した機体も1998年に退役し、その美しい機体は記憶の存在となりました
【 「F-106A デルタ・ダート 57-2465」の製品内容について 】
●この「F-106A デルタダート」を再現したダイキャスト製完成品モデル
●「F-106A デルタダート」の特徴となるフォルムを再現
・ 細いペンシル状の機体に広大なデルタ主翼を組み合わせた機体形状を再現
・ 三角断面を持つ正面形に沿った配置のエア・インテークや「エリアルール」を採用し機体中央が「コーラ瓶」の様にグラマラスに括れた機体の特徴が再現されています
・ 機体全体にある主なパネルラインは凹モールドで再現、スミ入れ処理は施されていません
●キャノピーは開閉させることが可能
・ キャノピーパーツは可動により開閉状態を再現します
・ キャノピーはツーピースのクリアパーツで再現、窓枠は綺麗に塗装されています
・ 前部キャノピーには核閃光防止の為の偏光ガラスが塗装で再現されています
●コクピット内部はシート、コンソール、操縦桿などを再現
・ コンソールにはタンポ印刷によるメーター類等が再現されています
・ 着座姿勢のパイロットフィギュア ×1が付属しています
●ウェポンベイは差し替え式、パーツの差し替えにより「展開状態」と「閉鎖状態」のいずれかを再現する事ができます
・ 「展開状態」のウェポンベイ内部にはジャッキアップされた「AIM-4 スーパーファルコン空対空ミサイル」が再現されています
●ランディングギアは差し替え式、パーツの差し替えにより「飛行状態」と「駐機状態」のいずれかを再現する事ができます
・ ギアカバーは「飛行状態」の物はワンピース、「駐機状態」の物は脚庫内装がブロック化されたパーツでそれぞれを構成しています
●「F-106A デルタ・ダート」の機体塗装は、モンタナ州空軍「第120戦闘迎撃群 第186戦闘迎撃飛行中隊 Great Falls」に所属した「57-2456」号機を再現
・ 機体全体はライトグレー単色の制空迷彩塗装、大きな垂直尾翼に白縁付きのブルーラインによるアクセントが施されています
・ 機種ピトー管の紅白のまだら模様やノーズコーンからコクピット前部のマットブラックによる防眩塗装、エンジンノズルなどが細かく塗装で再現されています
・ 国籍マークや垂直尾翼のワンポイント、所属表記、機体番号、コーションデータのステンシルなどがタンポ印刷で再現されています
●「F-106A デルタダート」の機外装備として
・ AIM-4 スーパーファルコン空対空ミサイル ×4 (展開状態のウェポンベイ内装に付属)
・ パイロンタンク ×2
が付属しており、所定の場所へと取り付ける事ができます
●飛行姿勢で飾る事ができる「ディスプレイスタンド」が付属
・ スタンドの接続部を塞ぐパーツが付属していますので「駐機状態」でも綺麗に飾る事ができます
【 「F-106A デルタ・ダート 57-2465」のパッケージ内容について 】
・ F-106A デルタダート ×1
・ ウェポンベイ内装 ×1セット
・ パイロンタンク ×2
・ パイロットフィギュア ×1
・ ディスプレイスタンド ×1
●「F-106A デルタダート」の機体サイズ
・ 全長:280mm
・ 全幅:160mm
・ 全高:100mm
●ダイキャスト製 彩色済完成品モデル
・ 一部プラスチックを使用している箇所があります
・ パイロット、主脚の交換、装備品などの装着は機体にはめ込む形で取り付けて下さい