足軽鉄砲兵 (戦国武者)
「足軽鉄砲兵 (戦国武者) (プラモデル) (ズベズダ (Zvezda) ART OF TACTIC No.6402 )」です
●「足軽鉄砲兵 (戦国武者)」です
●日本の戦国時代における鉄砲で武装した足軽5体を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット 【 「鉄砲装備の足軽」について 】
●足軽とは、戦場において歩兵戦闘を行う戦国時代の「下級武士」です
●戦国時代は、後の江戸時代とは異なり身分制度が明確ではなく、「商人」「職人」などの人口は少なく、「農民」を主体とした人口構成となっていました
●当時の兵士は大まかに分類すると、「上級武士」「下級武士(足軽)」「雑兵」という3ランクに分かれ、その頂点として「戦国大名」が存在していました
●武士は、自費で具足や武器の調達をする必要があり、身分が高く、経済的に余力が有る「上級武士」は、豪華な鎧を揃えて戦闘用の騎馬を持ち、合戦の花形となる騎馬部隊となりました
●「下級武士」は、経済的な問題から装備は軽装で、合戦時は徒歩兵となります
●「雑兵」は、農民から徴用される兵士であり、装備や武器は豪族や大名から支給されましたが、人員が多いために具足に関しては必要最小限のものとなっていました
・ 当時の農民は武器も保有しており、武術に優れた者も存在し、一定の戦闘能力を擁していました
●このような構成は、合戦の戦功により禄や新たな身分が与えられるシステムで支えられ、「武士」「雑兵」たちは合戦での活躍により上級のクラスへと昇進することも可能でした
●戦国時代が進むにつれて合戦の規模が拡大、人員が多く、武士としての専従性から「足軽」の集団戦の戦術が確立、「足軽」の多寡が合戦の勝敗の鍵を握ることとなります
●一方、1543年に鉄砲が伝来、当初は狩猟用として用いられましたが、武器として運用されるようになり、大阪(大坂)の堺などに大規模な鉄砲生産施設が作られ、戦国大名は競うように鉄砲の入手に奔走しました
・ 伝来したのはたった2丁の鉄砲でしたが、その威力と戦国時代という時代背景から急速に生産と普及が行われ、1570年代からは合戦の主力兵器に成長しています
●この鉄砲は、前装式の火縄銃で、銃身部にはライフルが切られていない関係から射程は短く、再装填も30秒以上を必要とするため、現在の小銃と比べると極めて能力が低いものでした
●しかし、当時の合戦用の主力兵器である「槍」と比べると射程は長く、一方的にダメージを与えられるという利点が有りました
●同様の長射程兵器である「弓」と比べても射程的に有利で、その狙いを定め易いという特徴を持っていました
●鉄砲の最大の長所は、その使用方法の簡便さであり、「刀」、「槍」、「弓」などの従来の兵器がその扱いに習熟するまでかなりの日数を必要とするのに対し、鉄砲では半日程度の訓練で一応の取り扱いが可能となりました
●これにより、充分な訓練を行う余裕の無い「足軽」(実質的には農業との兼業)や、「雑兵」にも充分な戦闘能力を持たすことができました
●また、このような下級の兵士にとって、鉄砲は長射程のために近接戦闘においての恐怖を感じることが少ない兵器であり、従来の戦い方を一変させる画期的な存在でした
●前述のように、各戦国大名は競って鉄砲の入手を行いますが、当時の鉄砲は高価であり、当初は分散して使用されました
●1675年の「長篠の戦い」からは鉄砲を集中的に使用するようになり、その戦術も徐々に確立され、戦国時代後期には鉄砲の量が合戦の雌雄を制するものとなって行きます
【 「足軽鉄砲兵 (戦国武者)」のキット内容について 】
●この鉄砲で武装した足軽を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ミニスケールのフィギュア造形に高い技術力を持つズベズダ社により戦国武者を再現、プロポーション、具足等のディテール、顔の造形などが豊かに表現された内容となっています
・ ディテールに関しては、インジェクションキットとしては現在において最良のものであり、当時の武者の細かな具足類がシャープ且つ繊細に再現されており、ミニスケールフィギュアが持つ楽しさと、可能性とを感じ取ることができるでしょう
●ズベズダ社が展開する戦国時代のボードゲーム(ウォーゲーム)「ART OF TACTIC」の駒(ユニット)としても使用することが考慮されており、専用の展示台などが付属しています
●フィギュアは、5体がセットされています
●各フィギュアのモールドは非常にシャープで、具足(甲冑)などの各種装備品は立体感在る造型となっています
●各フィギュアの服装は、着物の上から胴、草摺、籠手、臑当などの具足を付け、4体は陣笠を被った姿となっています
●フィギュアは一体成型、もしくは鉄砲を持った片腕と本体部分との2分割式です
●フィギュア固定用の小型のベースが付属
●各フィギュアに取り付ける所属武将を示す旗が10本付属しています
・ 旗は黄色の成型ランナーによる5本と、赤色の成型ランナーによる5本となっています
・ 旗に表記される戦国武将の家紋(織田家、武田家)を再現したデカールが付属しています
●「ART OF TACTIC」のゲーム利用として5体をまとめて配置するベースが付属しています
●ウォーゲーム時に使用する「足軽鉄砲兵」のスペックを表示したカードと、ベースに装着させるゲーム用の表示の旗のパーツ、そしてベースに差す表示用の6本の矢(ダメージ表示?)が付属しています
【 「足軽鉄砲兵 (戦国武者)」のフィギュアのポージングについて 】
●フィギュアの内容
・ フィギュアの1体は、鉄砲を杖のように持ち、仁王立ちしているポーズ
・ フィギュアの1体は、片膝を付いて鉄砲の火縄受け部分に火薬を積めているポーズ
・ フィギュアの1体は、座った姿勢で鉄砲を持っているポーズ
・ フィギュアの2体は、立った姿勢で鉄砲を構えているポーズとなっています(2体共同じフィギュアです)
【 「足軽鉄砲兵 (戦国武者)」のパッケージ内容 】
・ 足軽 ×5
・ 旗指物 ×10 (黄×5 赤×5)
・ デカールシート ×1
・ 旗 (ART OF TACTIC コマ用) ×1
・ 矢 (ART OF TACTIC コマ用) ×6
・ ベース(小) ×5
・ ベース(大) ×1
●2012年 完全新金型
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【 「足軽鉄砲兵 (戦国武者)」のワンポイント 】
●パーツ素材は、同社の従来の「ART OF TACTIC」シリーズの硬質のビニール製ではなく、通常のプラスチック製となっています