イスラエル軍 メルカバ Mk.3
「イスラエル軍 メルカバ Mk.3 (プラモデル) (トランペッター 1/72 AFVシリーズ No.07103 )」です
●現用のイスラエル軍の主力戦車「メルカバ Mk.3」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●「メルカバ Mk.1」の最終進化形となる「メルカバ Mk.3」を再現、国情の関係から乗員防御を重視、車体前方にエンジンを搭載し、楔形の砲塔を装備した特異なフォルムが表現されています【 「メルカバ Mk.3」について 】
●イスラエルは、パレスチナへの建国の際に、同地に住んでいたアラブ人(パレスチナ人)を他の地へと排除する形となってしまい、周囲のアラブ国家との紛争が終始続いています
●このパレスチナの地は、荒涼とした大地が広がるために、装甲を装備した戦車の役割は大きく、建国当時は各国から戦車を掻き集めて必死に防戦を行いました
●ただ、周囲のアラブ国家の反感を恐れた西側諸国は、新鋭の戦車を輸出することを躊躇い、旧型の車輌のみを輸出したため、イスラエルはこれらの車輌を独自にアップデートして、実戦に使用します
●このアップデート版として最も活躍したのがイギリス製の「センチュリオン」であり、イスラエルはその後継車両として「チーフテン」の導入をイギリスへと打診します
●しかし、前述の理由により、イギリスは輸出を断り、イスラエルはこれまでの培ってきた戦車改造技術を活かして国産戦車を開発することを決定しました
●これにより、1979年に誕生したのが「メルカバ Mk.1」で、同戦車は人口の少ないイスラエルの国情から、それまでの戦車とは全く異なるフォルムとなりました
●エンジンは車体前部に搭載され、被弾時にはエンジン自体も防御材を兼ねており、その分車体後部の空いたスペースには弾薬もしくは兵員を載せることが可能となっています
●砲塔は先端の尖った楔形形状を採用、高い防御能力を誇りました
●続いて登場した「メルカバ Mk.2」では、従来の「105mm砲」から「120mm砲」へと変更、「メルカバ Mk.3」は、砲塔側面部を中心にモジュラー装甲を装備し、更に防御力の向上が図られています
●この「メルカバ Mk.3」は、異なる形状となった「メルカバ Mk.4」と共にイスラエル軍の主力戦車として運用されており、同軍を支える主軸となっています【 「イスラエル軍 メルカバ Mk.3」のキット内容について 】
●このイスラエル軍の主力戦車「メルカバMk.3」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●トランペッター社の1/72スケールシリーズのフォーマットにより「メルカバMk.3」を再現、高い成型技術とミニスケールに沿った省略により、ディテール感を演出しながらもパーツ数が抑えられた比較的組み易い内容となっています
・ キットの総パーツ数は70となっています
●「メルカバMk.3」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています
●「120mm砲」の砲身は、一体成型となっており、砲口が開口処理されています
・ 防盾部分は砲身部に一体成型され、防盾下部が別パーツです
・ 砲身は上下に可動します
●砲塔は上下分割式で、上部パーツはモジュラー装甲部分も一体成型となっています
・ 車長ハッチ、装填手ハッチはモールドで再現
・ 砲塔部の、照準サイト、ポリタンクラック、車長及び装填手用機関銃、砲塔前部の「12.7mm 重機関銃」が別パーツ化されています
・ スモークディスチャージャーは3パーツで構成されています
・ 砲塔後部のバスケットは上下2分割式です
●車体上部は、サイドスカートを含めて一体成型となっています
・ 操縦手ハッチ、車外装備品類はモールドにて再現
●車体下部はバスタブ式に一体成型されています
・ サスペンションアームは、上部のコイルスプリングも含めて別パーツにて再現
・ 後部のバスケットは各1パーツで構成、後面のパンチングプレートも表現されています
・ 後部ドア、折り畳まれた担架は別パーツ化しています
●足周りは、履帯と外側転輪部分が一体成型され、これに内側の転輪類を取り付ける構成となっています
・ 履帯表面のモールドと、起動輪用の穴が再現されています
●「メルカバ Mk.3」のマーキングとして、イスラエル軍の1種類の塗装例が説明書に記載されており、部隊表記、車輌番号などを再現したデカールが付属しています
●「メルカバ Mk.3」の完成時のサイズ
・ 全長 : 162.2mm
・ 全幅 : 54.8mm
●2012年 完全新金型