ドイツ デルフィン 高速特殊潜航艇 (クリアー船体)
「ドイツ デルフィン 高速特殊潜航艇 (クリアー船体) (プラモデル) (AVIS 1/35 艦船モデル No.AVM3505 )」です
●「ドイツ デルフィン 高速特殊潜航艇 (クリアー船体)」です
●第2次世界大戦末期におけるドイツ海軍の特殊潜航艇「デルフィン」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●水中速度を向上させるために涙滴型船体を採用した小型潜航艇「デルフィン」を再現、大型潜水艦を彷彿させる特異な形状が表現されています【 「特殊潜航艇 デルフィン」について 】
●小型の特殊潜航艇はイタリア海軍により開発され、第1次世界大戦で活躍、オーストリア・ハンガリー帝国の戦艦を撃沈させる戦果を挙げます
●戦力に余裕の在るイギリス海軍は、このような特殊潜航艇の研究は行っていませんでしたが、1941年にアレクサンドリア港内においてイギリス戦艦がイタリア海軍の特殊潜航艇により大破、着底すると、その開発が急ピッチに進み、その結果開発された「X艇」によりドイツ海軍の戦艦「テルピッツ」は大きく損害を受けてしまいました
●ドイツ海軍は、「Uボート」至上主義を執っており、同盟軍であるイタリア海軍の特殊潜航艇には興味を示していませんでしたが、この損害によりその価値を認め、急速な戦力化が進められます
●これにより、「ニガー」「モルヒ」「マルダー」「ビーバー」「ゼーフント」という5種の特殊潜航艇が作られ、それを運用する特殊潜航艇部隊「K戦隊」が編成されました
●この「K戦隊」は、ドイツ海軍の中で単独組織扱いであり、海軍本体が開発した上記の5種の潜航艇の他に、戦隊独自に特殊潜航艇の開発を行い、それにより誕生したのが「デルフィン」です
●「デルフィン」は、特殊潜航艇の欠点の一つである水中での鈍足さを改良したもので、船体形状は涙滴型を採用、武装は魚雷を下部に装着するか、機雷を牽引する方法が採られました
●機関は、排気量2.5リッターの閉式ディーゼルエンジンを搭載、このエンジンは水上航行時には通常のディーゼルエンジンと同じ方式で稼動させますが、水中航行時には液体酸素を使用するようになっていました
●船体形状と、この機関により「デルフィン」は水中速度14ノットという高速性を誇り、実戦兵器として期待されました
●しかし、試作型2隻による試験中にドイツ軍は崩壊状態となり、1945年5月1日にドイツ北部のポテニッツにおいて、連合軍による捕獲を恐れ、自沈しています【 「ドイツ デルフィン 高速特殊潜航艇 (クリアー船体)」のキット内容について 】
●このドイツ海軍の特殊潜航艇「デルフィン」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●「エイビス」社のスタンダードとなる表現力により「デルフィン」を再現、東欧系メーカーとして素朴さを持ったディテール表現ながら、実艦のポイントを押さえた内容となっています
●操縦席内部をディスプレイするために、船体左舷部のクリアーパーツが追加された限定バージョンとなります
●「デルフィン」の船体は左右分割式です
・ 後部の安定板は各1パーツで構成、安定板を繋ぐ支柱はエッチングパーツとなっています
・ スクリューは前後2分割式です
・ 上部の観測窓はクリアーパーツがセットされています
・ 船体左舷部にはクリアーパーツと成型色パーツとが用意されており、クリアーパーツを使用することで操縦席部分をディスプレイすることが可能です
●操縦席部分が再現されています
・ 操縦席部分の基本躯体はプラパーツ、計器盤、ペダル、ハンドル、座席ベルトなどの細部はエッチングパーツとなっています
●「G7E/T3魚雷」が付属しています (1本分)
・ 魚雷は弾頭部分と推進部分とで分割され、それぞれ左右分割式です
・ 後部の安定板は各1パーツで構成
・ スクリューは前後分割式です
●「デルフィン」と魚雷を展示するための展示スタンドが付属しています
●観測窓、船体左舷部を再現するクリアーパーツが付属
●操縦席部分の各構造物などを再現するエッチングパーツが付属しています
●「デルフィン」のマーキングとして、ドイツ海軍の2種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 試作型 (1944年9月)
・ 「デルフィン1号」 (1945年春)
●説明書の塗装例に基づく、試験用の赤のストライプを再現したデカールが付属しています
●MicroMirブランド : MM35-005
●限定品