ロシア M1902/30型 76.2mm野砲 改良型
「ロシア M1902/30型 76.2mm野砲 改良型 (プラモデル) (UNI MODEL 1/35 AFVキット No.625 )」です
●「ロシア M1902/30型 76.2mm野砲 改良型」です
●第2次世界大戦初期におけるソ連軍の主力野砲の一つ「76.2mm野砲 M1902/30」の「40口径型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●ユニモデル社製「ロシア M1902型 76.2mm野砲 後期型」をベースとし、延長された砲身部分パーツを使用するパッケージ変更アイテムとなります【 「76.2mm野砲 M1902/30」について 】
●ソ連陸軍は帝政ロシアからの伝統である砲兵火力を重視しており、第2次世界大戦の開戦時においても大量の火砲を保有していましたが、大量の兵器を時代に合わせて保有することは難しく、その全てが近代化された火砲ではなく旧式化した火砲も多数存在していました
●「76.2mm 野砲 M1902」は、そのような旧式砲の1種で、帝政ロシアにおいて1902年に開発された野砲です
●この砲は、箱型砲架を持つ30口径の短砲身砲で、馬匹専用として木製の車輪を装備、ロシアでは始めて駐退復座機を装備した火砲でもありました
●第1次世界大戦では主力野砲として活躍、ロシア革命が勃発すると赤軍・白軍双方で使用され、ソ連邦が成立してからも生産が続けられました
●しかし、1920年代に入ると旧式化が目立ち始め、1930年に近代化改修計画が立案され、それに基づいて改造されたのが「76.2mm野砲 M1902/30」です
・ 「76.2mm野砲 M1902/30」の「/30」は改修計画が立案された年を示しています
●この改造は、主に最大射程の延長が図られており、砲身の最大仰角が上げられた結果、従来の最大射程8.75kmから、改造後は12.4kmに延伸しています
●また、「76.2mm野砲 M1902」の砲身長は「30口径」でしたが、砲身を延長した「40口径」としたタイプも作られ、このタイプでは最大射程が13kmとなりました
●これらの、「76.2mm野砲 M1902/30」はソ連軍の野砲の主力としての一画を占めており、独ソ戦が開始された時点でも多数が使われていました
●その独ソ戦において、ドイツ軍は緒戦の勝利から大量の「76.2mm野砲 M1902/30」を捕獲、自軍用の装備として整備、使用しており、その軽便さから戦争の終結時まで使われ続けています【 「ロシア M1902/30型 76.2mm野砲 改良型」のキット内容について 】
●このソ連軍の「76.2mm野砲 M1902/30」の「40口径型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ユニモデル社特有のプラパーツとエッチングパーツとの組み合わせにより「76.2mm野砲 M1902/30」を再現、砲身と一体化された砲尾、旧式な箱型砲架、木製車輪など、クラシカルな火砲の姿を再現した内容となっています
●「76.2mm野砲 M1902/30」は、「砲身」「砲架」「防盾」「車輪部」の4ブロックで構成されています
●砲身は、下部の揺架部も含めて左右分割式で、砲口部分と揺架先端部が別パーツとなっています
・ 「40口径型」の延長された砲身部分のパーツが付属、従来の砲身パーツの先端部に取り付ける方式となります
・ 閉鎖器部分が別パーツとなっています
●砲架(砲脚部を含む)は、各パネルを貼り合わせる箱組み方式となっています
・ 座席、操作ハンドル、駐鋤などがパーツ化されています
●防盾は、実物通りの2枚構造が表現され、それぞれの防盾部はエッチングパーツとなっています
・ 防盾後方の収納箱を再現するエッチングパーツが付属しています
●車輪部は9パーツで構成されています
・ 木製の車輪の本体は1パーツで構成、繊細なモールドでスポーク部が再現されています
●防盾や収納箱、細部を再現するエッチングパーツが付属しています
●アクセサリパーツが付属しています
・ 木製砲弾箱 ×1
・ 砲弾2種 ×各3
●「76.2mm野砲 M1902/30」のマーキングとしては、ソ連軍仕様となる1種類の塗装例が説明書に記載されています
●2012年 パッケージ変更アイテム