SR-71A ブラックバード グレイヴストーン
「SR-71A ブラックバード グレイヴストーン (プラモデル) (ハセガワ 1/72 飛行機 限定生産 No.02001 )」です
●冷戦時代に運用されたアメリカ空軍の超音速高高度偵察機「SR-71A ブラックバード」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●「SR-71A ブラックバード」の機体塗装バリエーションのうち、尾翼に「墓標(GRAVESTONE)」のマーキングを描いた嘉手納基地所属の機体と、1990年1月26日に行われた「SR-71A 退役セレモニー」時に施されたマーキングを再現した内容となっています
●ハセガワ社製「SR-71A ブラックバード (K16)」のデカール替えバリエーションキットとなります【 「SR-71A ブラックバード」について 】
●戦闘機の実用高度を超える高高度の領域を、超スピードで飛来、素早く敵陣の内側に侵入し、敵の戦略情報を収集して偵察任務を行う事を目的として開発された「SR-71 ブラックバード」は、24000m以上の高空を、マッハ3以上の高速で飛行する能力を持っています
●「SR-71 ブラックバード」のエンジンは「ブラット・アンド・ホイットニー J58」を左右の主翼に2基配置、前後に駆動するスパイクコーンにより空気の圧縮を調整し、マッハ3での飛行を可能にしています
●ところが、マッハ3以上の飛行においては、空気との摩擦や空気自体の圧縮によって生ずる加熱により、機体表面の温度はおよそ300度を超えるものとなってしまい、これを克服するために「SR-71 ブラックバード」には様々な工夫が凝らされています
・ この機体の加熱を防ぐため、機体を構成する素材のおよそ90パーセント以上に特殊なチタン合金を使用、機体上面には放熱用のスリットが設けられ、機体の塗装では放熱効果を高めるため漆黒のフェライト系の塗料が用いられています
●また、高速での飛行を可能にした「SR-71 ブラックバード」の独特のフォルムは、同時にステルス効果を持つものと言われています
●1968年から1998年の長期にかけて運用された、この「SR-71 ブラックバード」は、「ベトナム」や「ラオス」上空で17,300回に及ぶ危険な任務をこなし、過去4,000回にも及ぶミサイル攻撃をかわし、1機の被撃墜も記録されていない驚異の機体として知られています
●2011年現在、この「SR-71 ブラックバード」のコンセプトを凌駕する機体は登場していませんが、偵察衛星の高度な進歩に伴い、「飛行」について特殊で高度な技術を必要とすることや、ステルス性を持つとはいいながらもレーダーによる撃墜は不可能ではないことによるリスク、さらに高速飛行を行うための機体の特殊性を担保するメンテナンスなどに膨大な費用を要することを勘案し、1989年に退役が決定、全機が退役しています
●第1線から退役したものの、偵察衛星ではカバーしきれない迅速な情報収集に本機の能力は今なお有用との声もあり、有事の際の状況に対応できるよう、一部の機体はモスボールされた状態で待機状態となっています【 「SR-71A ブラックバード グレイヴストーン」のキット内容について 】
●この「SR-71 ブラックバード」のうち、量産型の「SR-71A ブラックバード」を再現した組立てキット
●ハセガワ社製「SR-71A ブラックバード (K16)」のデカール替えバリエーションキットとなります
●「SR-71A」は機体全体を上下に分割したパーツで構成、機首部、エンジン先端のスパイクコーン、エンジンノズル、尾翼は、別ブロック化したパーツで構成されています
・ 機体上面の放熱スリットはパーツに彫刻された凹凸ラインで再現、 機体全体にはスケール感を損なわぬようなパネルラインが凸モールドで再現されています
【 機首 】
●機首ノーズコーンは上下分割のパーツで構成、ピトー管を含めた状態で再現されています
【 エンジン 】
●エンジンは先端のノーズコーン、エンジンノズル、エンジン部後端を別パーツ化して再現
・ エンジン本体部分は機体胴体パーツと一体の形で成型されています
【 尾翼j 】
●垂直尾翼は一体成型のパーツとなっています
【 ランディングギア 】
●ランディングギアは脚柱、タイヤ、脚カバーなどをそれぞれ独立したパーツで構成
・ ランディングギアは展開状態を再現しています
・ 前脚部のダブルタイヤ、主脚部のトリプルタイヤの形状を再現しています
【 キャノピー・コクピット 】
●キャノピーは3ピースのクリアパーツで再現、開閉状態を選択して組立てることができます
●コクピットはバスタブ型の別ブロック化したパーツで構成、機体胴体部にコクピットブロックを挟み込む形で組立てます
・ シート、操縦桿、計器盤が別パーツ化して再現されています
・ 計器盤のメーター面、サイドコンソールのスイッチ類はデカールで再現されています
●付属のデカールで
・ アメリカ空軍 第9戦略偵察航空団 第1戦略偵察飛行隊 第1分遣隊 所属機 「17962 / GRAVESTONE」 (嘉手納空軍基地)
・ アメリカ空軍 所属機 「17979 / Night Hawx」(1990年1月26日 SR-71A 退役セレモニー)
のうち、いずれか1種を再現する事が可能です
●尾翼マーク、機体番号、USAFなどのロゴ、国籍マーク、コーションマークなどを再現したデカールが付属しています
●機体パーツ成型色 : ブラック
●限定品