中島 キ44 二式単座戦闘機 鍾馗 2型 飛行第70戦隊
「中島 キ44 二式単座戦闘機 鍾馗 2型 飛行第70戦隊 (プラモデル) (ハセガワ 1/48 飛行機 限定生産 No.07311 )」です
●大戦末期、本土防空の任にあたった「飛行第70戦隊」所属機より、胴体側面のコクピット付近に大きめの撃墜マークを記した機体を再現した内容となっています
●ハセガワ社製「中島 2式単座戦闘機 2型丙 鐘馗」のキットをベースに、コクピット前のエンジンパネルと前キャノピーパーツを2種セット、「甲型」「丙型」を選択して組立てることができるデカール替えバリエーションキットとなっています【 終戦まで「鐘馗」を運用した「飛行第70戦隊」について 】
●昭和19(1944)年に、満州から本土の防空任務に復帰した「飛行70戦隊」は、以前と同じ千葉県の「柏飛行場」を基地とし、「B-29」に対峙しこの迎撃に努めた部隊です
・ 1945(昭和20)年から「4式戦 疾風」への機種改編が行われ始めますが、終戦まで「2式戦 鐘馗」を運用して迎撃任務を努めた部隊として知られています
●終戦近くになり、「排気タービン加給器」を装備しない「鐘馗」は、高高度を悠々と飛行する「B-29」を迎撃するには、物足りない性能しか発揮できず、「B-29」や護衛する「P-51」と相対した時は常に苦戦を強いられます
●このような苦境の中でも、比較的練度の高かった「飛行第70戦隊」は「小川少尉」「吉田大尉」という2人の「B-29キラー」を輩出、終戦までの間に、部隊全体で撃墜・撃破約120機余りを記録したとされています【 「中島 キ44 二式単座戦闘機 鍾馗 2型 飛行第70戦隊」のキット内容について 】
●この「飛行第70戦隊」に所属、終戦まで「B-29」迎撃任務に奮闘した「中島 2式単座戦闘機 2型 鐘馗」を再現したプラスチック製組立キット
●ハセガワ社製「中島 2式単座戦闘機 2型丙 鐘馗」のキットをベースに、コクピット前のエンジンパネルと前キャノピーパーツを2種セット、「甲型」「丙型」を選択して組立てることができるデカール替えバリエーションキットとなっています
●「鐘馗」の機体胴体部は左右分割のパーツで構成、主翼部、水平尾翼部は別ブロック化されています
・ 機体パーツには、パネルラインなどがハセガワらしい繊細な凹モールドで再現されています
●エンジンカウルは一体成型、スライド金型により繊細な曲面とパネルライン、機銃開口部や過給機空気取入口などのディティールを再現しています
・ エンジンパーツは「中島 2式単座戦闘機 2型丙 鐘馗」と同様のものとなっています
・ 「ハ-109 エンジン」はポリキャップを含む計4パーツで構成されています
・ プロペラ部はスピナー・ブレードが分割されたパーツで再現、リアルさを追求しつつ、ガイドにはめ込むことでかっちりとプロペラを固定することができます
●コクピット前のエンジンパネルは「甲型」「丙型」の2種がセットされ選択して使用することができます
●主翼は上下分割のパーツで構成、水平尾翼は一体成型のパーツとなっています
・ 動翼の羽布部にあたる部分の凹凸状態を、パーツ上に施した彫刻で布の質感を再現
・ 主翼に装備された「ホ103 12.7ミリ機関砲」は、銃身が別パーツとして再現されています
・ 左翼の着陸灯カバーはクリアパーツで再現されています
・ 主翼に装備された「蝶番フラップ」は主翼裏面上に彫刻した形で再現しています
●主脚部は脚柱、タイヤ、脚カバー、トルクアームをそれぞれ独立したパーツで再現
・ 尾輪は、機体胴体とは別の一体成型のパーツとなっています
●キャノピーはツーピースのクリアパーツで再現
・ キャノピーには窓枠のラインが彫刻にて再現されています
・ 前キャノピーパーツは、「甲型用」の望遠鏡型「八九式射撃照準器」に対応した穴あきパーツと、「丙型」用パーツの2種をセット
●コクピットは独立したブロックで構成し、コクピットブロックを機体胴体パーツで挟み込む形で組み立てます
・ コクピット内はシート、計器盤、ホ103 12.7ミリ機関砲床部、操縦桿、フットペダル、隔壁類が再現されています
・ 「八九式射撃照準器」「100式射撃照準機」ともにクリアパーツで再現しています
・ 計器盤パーツにはメーター類が精密な彫刻で再現されています
・ 計器盤のメーター類を再現したデカールも付属していますので、塗装・デカールいずれかを選択することが可能です
●「2式単座戦闘機 鐘馗 2型」の機外装備として
・ 落下増槽 ×2
が付属しています
・ 落下増槽は後部パーツが2種類付属し、お好みに応じて組み分けることが出来ます
●付属のデカールで
・ 2型丙:飛行第70戦隊 戦隊長 坂戸篤行 少佐乗機 (B-29 3機撃墜) (1945年6月)
・ 2型甲:飛行第70戦隊 第3中隊 宮沢定雄 軍曹乗機 (F6F 1機撃墜) (1945年2月)
のうち、いずれか1機種を選択して再現することが可能です
●戦隊番号の「70」を図案化した部隊マーク、鷲を図案化したキルマークなどの機体マーキングを再現したデカールが付属
・ 機体標識、縁無しの日の丸、カウリングからコクピット周囲に至る艶消しブラックの防眩塗装、味方識別帯等などのステンシル類もデカール内で再現しています
●限定品