BA-10 ソビエト装甲車
「BA-10 ソビエト装甲車 (プラモデル) (ズベズダ ART OF TACTIC No.6149 )」です
●第2次世界大戦初期におけるソ連軍の6輪装甲車「BA-10」を1/100スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●ズベズダ社が展開する「ART OF TACTIC」の駒(ユニット)としても使用することが想定されており、他のユニットとサイズを合わせるため1/100スケールとなっています【 「BA-10」について 】
●1930年代初頭、ソ連は外国の戦車を参考としながら戦車の国産化に成功し、イギリスの「ビッカース 6t戦車」をベースとした「T-26」、アメリカの「クリスティー戦車」をベースとした「BT戦車」を生み出し、大量に生産及び配備が実施されました
●この2車種の軽戦車は、ソ連軍の戦車戦力の中核となりましたが、膨大な規模の陸軍兵力と比較して配備される車輌数は少なく、機甲戦力を補うために装輪式装甲車の開発も行われました
●しかし、ソ連軍では装輪式装甲車の研究が不足していたため、その装甲車の開発は既存の野戦トラック「GAZ-AAA」のシャーシに装甲ボディを載せるという安直な方式が採られました
●この装甲車は「BA-3」として制式化、装甲車としては足周りの貧弱さと装甲の薄さが欠点でしたが、後部に搭載された砲塔には「45mm戦車砲」を搭載しており、これは同時期の各国の装甲車と比較して破格の攻撃力を誇っています
●この「BA-3」の改良型となるのが「BA-10」で、「BA-3」では平面で構成された車体、砲塔を、曲面を取り入れて避弾経始を重視、実質的に防御力が若干向上しています
・ 「BA-3」の改良型としては「BA-6」が存在しますが、その内容は足周りの改良がメインで外観上の違いは殆どありません
●「BA-10」は、1939年のノモンハン事件から実戦に投入されて主砲の火力で活躍、一方で装甲の薄さという欠点を露呈してしまい、対戦車砲のみならず小銃弾によっても装甲を貫通されてしまう結果となります
●同車は独ソ戦においても使用されましたが、装甲の関係で被害が続出、更にはトラックベースのために不整地踏破能力も低く、徐々に第1線から姿を消して行きました【 「BA-10 ソビエト装甲軍」のキット内容について 】
●このソ連軍の6輪装甲車「BA-10」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●「BA-10」を1/100のスケールに沿った表現で再現、一体成型によりパーツ数を抑えながらも、実車のフォルムやディテール、そしてポイントを捉えた内容となっています
●トラックをベースとした6輪式の足周りを持つ「BA-10」を再現、砲塔を車体後部に搭載し、丸みを帯びた車体、砲塔形状を持つ同車のフォルムが表現されています
●接着剤不要のスナップキットとなっています
●「BA-10」は、「砲塔」「車体」の2ブロックで構成されています
・ 各タイヤは、個別にパーツ化されており、そのスポーク形状が表現されています
・ 車体のリベット、側面ドアがモールドにて再現
・ 特徴的なフロントグリルのプレス形状が再現
・ 前照灯、前方機銃は別パーツとなっています
●全25パーツ
●完成全長 : 45mm
●ウォーゲーム時に使用する「BA-10」のスペックを表示したカードと、旗のパーツが付属しています
●2013年 完全新金型
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●同社が展開する第2大戦のボードゲーム(ウォーゲーム)「ART OF TACTIC」の駒(ユニット)として開発されたシリーズ
・ スケールモデル専門メーカーとして様々なキットを開発してきたズベズダ社のノウハウを、ベース付の駒にギュっと凝縮、パーツ数を抑えた手軽に作れるスケールモデルとしてプラモデルの楽しみを味わう事ができます
・ ボードゲームの駒として利用されることを前提としているため、戦車や歩兵、飛行機などでスケールが一貫していないから利用価値がないと思うのは大間違い、簡素な作りながらミニスケールモデルとしての完成度は十二分にあり、難しく複雑に考えることばかりがスケールモデルじゃないと、目から鱗が落ちる思いで気づくことでしょう