M3 リー/グラント 中戦車
「M3 リー/グラント 中戦車 (プラモデル) (エアフィックス 1/76 ミリタリー No.A01317 )」です
●「M3 リー/グラント 中戦車」です
●第2次世界大戦時におけるアメリカ製戦車「M3中戦車」を1/76スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
・ 「M3 リー」と「M3 グラント」とのコンバーチブルキットとなります
●北アフリカ戦線後半に登場したアメリカ製戦車「M3中戦車」を再現、ケースメート式に主砲、その上部の砲塔に副砲を搭載した2階建て戦車とも言われる特異なフォルムが表現されています【 「M3中戦車」について 】
●アメリカ軍では国内での孤立主義の台頭から中戦車の開発は低調で、1930年代後半には旧式の「M2中戦車」を数両装備している程度でした
●第2次世界大戦が開戦すると急速に軍備の整備が進められ、中戦車としては大型の旋回砲塔に主砲を装備した本命的となる車両を一挙に開発することができず、暫定的な車両として「M2中戦車」のコンポーネントを利用し、車体部に主砲を搭載した「M3中戦車」が登場します
●一方、フランス戦で主要装備を失い、更に北アフリカ戦において多くの戦車を失ったイギリス軍は戦車戦力の補充としてこの「M3中戦車」に注目、輸入を行うことを決定します(その後、アメリカ議会の決定によって供与という形に変わります)
●ただし、イギリス軍は実戦での経験から車長用の銃塔は不要とし、更に砲塔後部に無線機用の張り出し部を設けた仕様への変更を要求、このタイプは「M3 グラント」、従来のタイプは「M3 リー」と名が付けられました
●このイギリス軍の「M3 リー」と「M3 グラント」は、北アフリカ戦線後半から戦場に投入、そして第2次世界大戦に参戦したアメリカ軍では「M3 リー」を伴って北アフリカ戦線に参加、その強力な武装とアメリカ製戦車らしい堅牢さと機械的信頼性から同戦線の勝利に貢献しています【 「M3 リー/グラント 中戦車」のキット内容について 】
●このアメリカ製戦車「M3中戦車」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●エアフィックス社の1/76シリーズの初期のフォーマットに則り「M3中戦車」を再現、ディテール表現では現行フォーマットのキットには至らないものの、同社らしい模型としての省略とポイントの捉えかた、立体感のあるモールドやリベットの彫刻など、「M3中戦車」の特徴がミニスケールに沿って表現された内容となっています
●キットは、「M3 リー」と「M3 グラント」とを選択して製作することができます
●「M3中戦車」は、「砲塔」「主砲部」「車体」の3ブロックで構成されています
【 砲 塔 】
●副砲の砲身は、防盾も含めて一体成型となっています
●「M3 リー」の砲塔は左右分割式で、副砲防盾基部は別パーツとなっています
・ 車長用銃塔は別パーツで、車長ハッチは銃塔にモールドにて再現
・ 銃塔の機関銃がパーツ化
●「M3 グラント」の砲塔は左右分割式で、副砲防盾基部は別パーツとなっています
・ 車長ハッチは別パーツです
・ 側面には視察装置がモールドされています
【 主砲部 】
●主砲は基部も含めて一体成型されています
・ 防盾は左右分割式となっています
・ 主砲は上下方向、防盾は左右方向に可動させることができます
【 車 体 】
●車体は、各パネルを貼り合せる箱組み方式となっています
・ 側面ハッチは別パーツで、開閉状態を選択できます
・ 上部ハッチ、視察装置、固定機関銃がモールドされています
・ 前照灯、エアフィルターがパーツ化
・ 車載工具類はモールドにて再現
【 足周り 】
●サスペンションユニットは左右分割式で、転輪を挟み込む方式となります
・サスペンションユニットの上部転輪は一体成型されています
・ 履帯はラバー製のベルト式履帯が付属しています
【 塗装とマーキング 】
●「M3中戦車」のマーキングとして、2種類の塗装例が説明書に記載されています
・ アメリカ陸軍 第13機甲連隊 (チュニジア / 1943年)
・ イギリス陸軍所属 (エル・アラメイン)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊マーク、車台番号、パーソナルネームなどを再現したデカールが付属しています
・ デカールのプリントはカルトグラフ社製
●再販アイテム