ソビエト砲兵トラクター Ya-12 (後期型)
「ソビエト砲兵トラクター Ya-12 (後期型) (プラモデル) (ミニアート 1/35 WW2 ミリタリーミニチュア No.35140 )」です
●「ソビエト砲兵 トラクター Ya12 (後期型)」です
●第2次世界大戦時におけるソ連軍の重砲用牽引トラクター「Ya12」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キットで、その「後期型」が表現されています【 「牽引トラクター Ya12」について 】
●ソ連軍は、ロシア帝政時代の装備を引き継いだために、多くの火砲を保有しており、その砲兵火力を重要視していました
●第1次世界大戦までにおいて、この火砲の牽引の役目を馬が担っていましたが、国内の劣悪な道路事情により、馬による牽引では機動力は無きに等しいものでした
●そこで、ソ連軍では牽引用のトラクターの開発が熱心に行われ、「スターリンツ」「コミンテルン」「ボロシロベッツ」などの牽引車が誕生しました
●「Ya12」は第2次世界大戦中期に開発された牽引用高速トラクターで、「T-60/T-70」軽戦車シリーズのシャーシを利用、「GAZ-MM」トラックのエンジンを2基搭載していました
●同車は、1943年6月頃から生産が開始され、合計285両を生産、122mm~152mmクラスの重砲の牽引任務を担っています
●また、この「Ya12」は「前期型」と「後期型」とに区分されており、「前期型」が「T-60/T-70」と同じ転輪を装備したのに対して、「後期型」ではスポーク式の転輪へと変更されています
【 「ソビエト砲兵 トラクター Ya12 (後期型)牽引トラクター」のキット内容について 】
●このソ連軍の牽引トラクター「Ya12」の「後期型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ミニアート社のミリタリーモデルのスタンダードとなる表現力により「牽引トラクター Ya12 後期型」を再現、足周りを中心とする複雑な構造と、実車のディテールを細分化したパーツ構成により表現した内容となっています
●「牽引トラクター Ya12 後期型」は、「シャーシ」「エンジン」「キャビン」「ボンネット」「荷台」の5ブロックで構成されています
●シャーシのメインフレームは、縦のフレームと横のフレームとを組み合わせる方式となっています
・ 横のフレームに内蔵させるトーションバーがパーツ化
・ サスペンションアームは別パーツです
・ 各転輪、起動輪は各1パーツで再現
・ 履帯は、1枚ずつが分割された接着連結式履帯が付属しています
●エンジンは、30以上のパーツ数により細かく再現されており、エンジン本体だけではなく、クラッチ板、トランスミッションもパーツ化されています
・ ラジエターは前後分割式にて再現
●キャビンは、各パネルを貼り合せる箱組み方式です
・ キャビン部の各パネルの木製構造が彫刻されています
・ フロントウィンドーは、枠の部分が成型色パーツ、ウィンドー本体はクリアーパーツ、ワイパーはエッチングパーツとなっています
・ フロントウィンドーは開閉状態が選択できます
・ 操縦席部分は、メーターパネル、操行レバー、各種ペダルが再現
・ 側面のドアは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ ドアのウィンドーはスライドの位置が選択可能です
●ボンネット部は、各パネルを貼り合せる方式です
・ フロントグリルは一体成型で、グリル部が開口処理されています
・ ボンネット上部は開閉状態が選択できます
・ 前照灯のガードは、車体パーツに一体成型にて再現
・ 前照灯のガラス部はクリアーパーツです
●荷台部分は、各パネルを貼り合せる箱組み方式となっています
・ 荷台部には木目のモールドが彫刻されています
・ ベンチシートは収納状態と展開状態とを選択できます
・ 幌枠のパーツが付属
●ウィンドー、前照灯のガラス部を再現するクリアーパーツが付属
●各部のディテールを再現するエッチングパーツが付属しています
●「牽引トラクター Ya12」用のアクセサリーパーツが付属
・ 122mm砲弾2種 ×各6
・ 122mm砲弾薬莢 ×6
・ 122mm砲弾ケース ×6
●「牽引トラクター Ya12 後期型」のマーキングとして、6種類の塗装例が説明書に記載されています
・ ソ連軍 所属不明 (1944年)
・ チェコ軍所属 (プラハ / 1945年)
・ ポーランド軍 (ベルリン / 1945年)
・ ソ連軍 所属不明 (ベルリン / 1945年5月)
・ ソ連軍 所属不明 (ポーランド / 1944年秋)
・ ソ連軍 所属不明 (オストプロイセン / 1945年春)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車輌番号などを再現したデカールが付属しています
●2012年 一部新金型