3号突撃砲G型 後期型 w/ツィンメリットコーティング
「3号突撃砲G型 後期型 w/ツィンメリットコーティング (プラモデル) (ドラゴン 1/35 39-45 Series No.6633 )」です
●「3号突撃砲G型 後期型 w/ツィンメリットコーティング」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の突撃砲「3号突撃砲G型」の「後期型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●模型製作での最大の難関となっていた「ワッフルパターン」と呼ばれるツィンメリットコーティングが施された「3号突撃砲G型」の「後期型」を再現、複雑なパターンのコーティングを身に纏った独特のフォルムが表現されています【 「Sd.Kfz.142/1 3号突撃砲G型 3号突撃砲G 後期型」について 】
●ドイツ軍の突撃砲「3号突撃砲」は、当初は歩兵支援用の車輌として開発、運用が行われましたが、その低シルエットと強力な砲火力から次第に対戦車戦闘が主任務となります
●1942年3月からは「48口径 75mm戦車砲」を搭載した長砲身タイプである「3号突撃砲F型」が登場、その強力な主砲の威力により活躍し、1942年12月からはその発展型となる「3号突撃砲G型」の生産が開始されました
●「3号突撃砲G型」では、「3号突撃砲A型」から「3号突撃砲F型」まで続いた戦闘室を中心とした基本デザインを変更、防御力の向上と生産コストの低下を図った型式であり、その生産台数は「A型」から「F型」を合わせた数より多い7720両となっています
●同車は、突撃砲大隊(後の突撃砲旅団)の主要車輌や、戦車不足に悩む戦車部隊への代わりの車輌として配備され、その能力はソ連軍の「JS-2」やイギリス軍の「チャーチルMk.7」という重戦車以外は有利に戦うことが可能で、ドイツ機甲部隊の一翼として対戦車戦闘に活躍しています
●生産期間の長い「3号突撃砲G型」はドイツ軍車輌の常として戦訓や生産コストの関係から数度に渡り改修と仕様変更が行われており、1943年12月からは、箱型防盾から鋳造式の「ザウコプフ防盾」、車長キューポラの前部に防弾板が取り付けられ、更には1944年4月には装填手ハッチにリモコン式機銃が搭載されるようになり、この1944年4月以降のタイプは「後期型」とされています
・ その後、1944年末期頃から「3号突撃砲」には近接防御兵器や天板のピルツの追加等が行われており、これは「最後期型」となります
●また、ドイツ軍では1943年8月から装甲車輌には対吸着爆薬用の「ツィンメリットコーティング」が施されるようになり、この塗布は1944年9月まで続けられます
●この「ツィンメリットコーティング」は、製造工場や配備部隊で塗られましたが、その表面には剥離防止や対吸着能力を増すために凹凸が付けられており、この凹凸のパターンは工場によって異なるのが特徴でした
●「3号突撃砲G型」を生産していた「アルケット」社では、ドット状の凹凸が付けられた「ワッフルパターン」と言われるタイプを採用しており、同車を特徴付けるものとなっています
・ 「3号突撃砲G型」のコーティングが全て「ワッフルパターン」となっている訳ではありません【 「3号突撃砲G型 後期型 w/ツィンメリットコーティング」のキット内容について 】
●このドイツ軍の「3号突撃砲G型」の「後期型」(1944年7月生産車両)を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ドラゴン社の細かなディテール表現力により「3号突撃砲G 後期型」を再現、低いシルエットに「ザウコプフ防盾」を装備した精悍なフォルムを細分化したパーツ構成により表現されています
●AFVモデルの製作において、最大の難関である「ワッフルパターン」のツィンメリットコーティングがキットのパーツ表面にモールドされ、その彫刻も繊細で、手作業で行われたコーティングならではの微妙な「荒れ」も表現されており、実感の高いものとなっています
●従来、その作製に多大な労力と高い製作技術を必要とした「ワッフルパターン」のコーティングが施された「3号突撃砲G型」の姿を、コーティングの手間無く楽しむことができる内容となっています
●戦闘室部分内部の隔壁、床面、砲尾、無線機、各座席などがパーツ化、ハッチの開口部が広く、その背の低い構造から内部の様子が分かり易いという「3号突撃砲」の特徴を活かし、ハッチをオープンとしてそこから見える突撃砲ならではの内部構造を楽しむことができます
●ドラゴン社製「ドイツ 3号突撃砲 G型 中期型 1943年12月生産車」をベースとして、「後期型」を再現するために戦闘室天板、リモコン機銃、荷物ラックなどを追加したバリエーションキットとなります
●「後期型」仕様の「シュルツェン架」と「シュルツェン」本体が付属しています
●「3号突撃砲G 後期型」は、「車体前部」「戦闘室」「エンジンデッキ」「戦闘室内部」「車体下部」「左右フェンダー」の7ブロックで構成されています
●主砲の「75mm StuK 40L/48」砲は、本体部分が一体成型され、先端部のマズルブレーキは3分割式で内部構造も再現しています
・ 一体成型の「ザウコプフ」防盾パーツが付属
・ 主砲の後部は、砲尾、砲架、照準装置などが細かなパーツ分割により再現されています
●車体前部は、一体成型となっています
・ 点検用ハッチが別パーツとなっており、開閉状態が選択可能です
●戦闘室は、前面と天板を除き一体成型されています
・ 戦闘室前面は、左右それぞれ2個のパーツで構成され、ボルト止めの追加装甲を再現しています
・ 操縦手用ビジョンブロックのガラス部にはクリアーパーツが用意されています
・ 天板に付く機銃用の防盾は、展開状態と倒した状態とが選択できます
●車長キューポラは、本体と上部リング部、そして内側のエッチングパーツの3個のパーツで構成されています
・ ペリスコープは、クリアーパーツが用意されています
・ 砲隊鏡パーツが付属しています
・ 車長ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ また、車長ハッチに存在する砲隊鏡用の小ハッチも別パーツ化され、開閉状態を選択できるようになっています
●リモコン機銃は、機銃架が5パーツで構成、機銃は2パーツで構成されています
・ 防盾はプラパーツで、薄く成型されています
・ 機銃は通常型を再現、銃口部分は開口処理済みです
●エンジンデッキ部は、側面の吸気口部分が別パーツとなっています
・ 吸気口のメッシュを再現したエッチングパーツが付属しています
・ 各点検ハッチは別パーツとなっています
・ エンジンデッキ全周部に設置された荷物ラックを再現、板状のエッチングパーツを組み合わせることで作製します
・ 予備転輪に差された状態が良く見られる履帯ピンのパーツが付属
●戦闘室内部は、戦闘室床面、隔壁が再現されています
・ 戦闘室内部のスポンソン部には、3台の無線機がパーツ化
・ 車長席、砲手席も再現
●車体下部はバスタブ式に一体成型されています
・ サスペンションアームは別パーツ、トーションバー本体もパーツ化されています
・ 履帯は、1枚ずつが分割されたマジックトラックによる接着連結式履帯がセットされています
●左右フェンダーは、それぞれ本体とは別パーツとなっています
・ フェンダー支持架は、別パーツ化されています
・ 車体上部との支持板はエッチングパーツにて再現
・ 工具類のパーツは、固定具が一体成型されています
・ 消火器の配置は3パターンから選択できます
●シュルツェンは、「後期型」仕様の4枚板タイプ(中央部内側上部に2枚板が追加される)が再現されています
・ シュルツェン架は、実車と同様に薄く成型されています
・ シュルツェンはアルミ製のパーツが付属し、1枚づつ取り付ける構成となっています
●吸気口のメッシュや、誘導輪内側、荷物ラックなどを再現するエッチングパーツが付属
●牽引ワイヤーのワイヤー部分を再現する為の金属製のワイヤーが付属しています
●「3号突撃砲G 後期型」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる4種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 所属不明 (西部戦線 / 1944年)
・ 所属不明 (西部戦線 / 1944年)
・ 所属不明 (西部戦線 / 1944年)
・ 第904突撃砲旅団 (オストプロイセン / 1945年)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています
・ デカールのプリントはカルトグラフ社製
●2012年 一部新金型