イギリス QF 6ポンド対戦車砲 Mk.2
「イギリス QF 6ポンド対戦車砲 Mk.2 (プラモデル) (ズベズダ 1/35 ミリタリー No.3518 )」です
●第2次世界大戦時におけるイギリス軍の対戦車砲「6ポンド砲 Mk.2」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●イギリス軍の主力対戦車砲である「6ポンド砲 Mk.2」を再現、初期型の「6ポンド砲」の特徴である肉厚の砲身、独特な防盾形状、メカニカルな砲架部などを再現した内容となっています【 「6ポンド砲 Mk.2」について 】
●第2次世界大戦の開戦時、イギリス軍では主力対戦車砲として口径40mmの「2ポンド砲」を装備していましたが、将来的には性能不足となるものと考え、1938年にその後継となる新型火砲「6ポンド砲」の開発を開始していました
●当初「6ポンド砲」は順調に開発が進んだものの、独仏戦において派遣されたイギリス軍がその重装備を殆ど失ってしまい、その穴埋めとして従来の「2ポンド砲」の生産が優先されたために、生産開始は1941年の後半となりました
●この「6ポンド砲」は、口径57mmの大きさの対戦車砲で、口径自体は大きくなかったものの、被帽付き徹甲弾「APCBC」などが用意されており、口径の割りには装甲貫通能力に優れた火砲でした
・ 後には装弾筒付き徹甲弾「APDS」が支給され、装甲貫通能力が飛躍的に向上しています
●最初の生産型である「6ポンド砲 Mk.1」は少数しか造られず、続く「6ポンド砲 Mk.2」が実質的に最初の量産型となります
●この「6ポンド砲 Mk.2」は、太い肉厚の砲身を持つのが特徴で、北アフリカ戦中期から実戦に投入、対戦車戦闘に高い威力を発揮して対戦車部隊の主力火砲として活躍しました
●また、トラックに同砲を搭載した「ガンポーティー」も作られ、自走砲代わりや輸送部隊の護衛として用いられており、イギリス軍将兵の強い味方となっています
・ 後に改良型となる「6ポンド砲 Mk.4」が登場し、「6ポンド砲 Mk.2」の砲身長42.8口径から45口径へと延長、砲身の先端部にはマズルブレーキが装備されています
●「6ポンド砲」は、小型で扱い易いために、大戦後期において大型の対戦車砲「17ポンド砲」が登場した後においても対戦車砲として使用が続けられており、アメリカ軍でも同砲をコピーした「57mm対戦車砲」を使用しています【 「イギリス軍 QF 6ポンド対戦車砲 Mk.2」のキット内容について 】
●この第2次世界大戦時におけるイギリス軍の対戦車砲「6ポンド砲 Mk.2」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ズベズダ社の1/35シリーズの現行フォーマットに沿って「6ポンド砲 Mk.2」を再現、揺架や砲架のディテール、防盾の薄さと細部表現、そして砲脚のリベットなどがシャープな彫刻により表現されています
●砲身は、その肉厚な構造が再現され、砲口部分は開口処理されています
●砲尾は、閉鎖ハンドルなどがパーツ化、閉鎖器は開閉状態が選択できます
●防盾は、その薄さが表現されており、照準口部分が開口処理済です
●独特なトレッドパターンを持つタイヤは深めの彫刻により再現
●砲脚は、緩やかなくの字形の形状を再現、後部の牽引装置、駐鋤部はパーツ分割によりそのディテールが表現されています
●全99パーツ
●完成全長 : 14.6cm
●2013年 完全新金型