タミヤ ソビエト KV-1B 重戦車 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ 142 プラモデル

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ソビエト KV-1B 重戦車

販売価格

3,190円 2,871円(税込)

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「ソビエト KV-1B 重戦車 (プラモデル) (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ  No.142 )」です


●第2次世界大戦初期におけるソ連軍の重戦車「KV-1B」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット。

●35mm厚の装甲板を主にボルト止めする方法で装着した増加装甲型、「KV-1E(エクラエミ)」を再現した内容となっています。

【 ソビエト KV-1 重戦車 について 】


●「KV-1 重戦車」は「T-35 多砲塔戦車」の後継の重戦車として開発を開始しました。

●当時の世界の趨勢でもあった多砲塔式を踏まえ「SMK」と「T-100」の2種類の砲塔を2つ備えた重戦車が試作されましたが、多砲塔式は当時のソ連の指導者「スターリン」が嫌っており、それを見越した単砲塔式の「KV-1」も同時に開発を進めていました。

●この「SMK」「T-100」「KV-1」の3両は試験と、実戦テストの結果、「KV-1」の優位性が認められ、同車が制式採用、生産が開始されます。

●この「KV-1 重戦車」は、トランスミッションを後部に搭載したため、重量配分の都合上前面装甲を厚くすることができ、最大装甲厚75mmと、当時の各国の戦車と比べると破格の防御力を持っていました。
 ・ このトランスミッションを後部に搭載するには高い技術力を必要としました。
 ・ ただし、その変速操作は大変であり、変速の際にはハンマーを用いる必要があるなどとも言われ、操縦手はかなりの負担を強いられていたようです。
 ・ また、走行中、手動での変速は困難を極め、その機動力はカタログデータを大きく下回っていたと思われます。

●、当時の各国の主な戦車が「37mm砲」クラスを採用していた時期にあって、「KV-1」の主砲は「76.2mm戦車砲」を搭載、強力な攻撃力を有しており、車体装甲厚の防御力と併せて、突出した性能の重戦車と評価されていました。
●この「KV-1」は、「独ソ戦」が始まると無敵に近い活躍をしますが、補給の混乱による砲弾の供給不足や、ソ連軍内での戦車運用の稚拙さ、そして諸兵科連合によるドイツ軍の優れた作戦、戦術により、大戦当初の戦局を覆すまでには至りませんでした。
 ・ 「KV-1」は前述のようにトランスミッションを後部に装備したことにより、過度の負担がトランスミッションに掛かり故障が頻発、放棄される車両が絶えませんでした。
 ・ ただ、同車の重装甲は、正面から対峙するドイツ軍にとっては恐怖の的で、独ソ戦開戦当初のドイツ軍が装備する戦車や対戦車砲では装甲を貫くことができず、「88mm高射砲」や急降下爆撃機の支援によって撃破する手段を採っていました。

●一方、まだ独ソ戦が始まる以前に、ソ連軍内の一部の高官からより強力な戦車を求める意見が上り、この意見を反映して「KV-1」の「1940年型」に追加装甲を施した車両「KV-1B」が製造されることになりました。
 ・ 「KV-1」は主砲の火力や防御力を向上させるための改良が施されており、生産年から「1939年型」「1940年型」「1941年型」と区分することができます。
 ・ 「KV-1B」はドイツ軍が付けた名称で、ソ連軍では「KV-1E」(Eは増加装甲を意味するエクラエミの頭文字)と呼ばれていました。
●この「KV-1E」は、35mm厚の装甲板を主にボルト止めする方法で装着し、最大装甲厚は110mmにもなり、当時はまさに「怪物」的な存在となりました。
●しかし、増加した装甲は機械的故障に悩まされていたトランスミッション系への負担をさらに増やすこととなり、機動力も悪化、「戦場に出れば」無敵であった同車も、前線の将兵からは不満の種になってしまいます。

●その後、「KV-1」シリーズは軽量化を図った「KV-1S」へと移行、これにより機械的信頼感と機動力が向上しましたが、「KV-1」の利点であった重装甲が失われ、「重戦車」としての存在意義が揺らいでしまいます。

ソビエト KV-1B 重戦車 (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.142) の商品画像

【 ソビエト KV-1B 重戦車 (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.142) プラモデルの内容 】


●このソビエト軍の「KV-1B 重戦車」を再現したプラスチックモデル組立てキットです。

●タミヤ製「ソビエト KV-1戦車 (C型)」のバリエーションキットにあたり、同キットの車体をベースに「ソビエト重戦車 KV-2 ギガント」の走行装置、新規パーツの砲塔、及び追加装甲をセットした内容となっています。

●タミヤ製「ソビエト KV-1戦車 (C型)」は、1973年の製品ながら実車の雰囲気を模型として具現化したMMシリーズの傑作キットであり、このバリエーションにあたる本キットも、特徴的な追加装甲と各部の溶接跡、装甲切断面の荒れなど実車のポイントをタミヤタッチで表現豊かに再現、パーツ数は少なく、パーツ同士のマッチングも良好、車体上のディテール類をシャープなモールドで再現しており、強力な装甲を備えた迫力ある実車の魅力を気軽に楽しむことができる、「ミリタリーミニチュアシリーズ」本来のテイストを満載した好キットです。

●「KV-1B」は、砲塔、車体上部、車体下部の3つに分割したブロックで構成、各ブロックを組立後、それぞれを組み合わせて完成させます。

■ 砲塔
●「76.2mm戦車砲」の砲身は、砲口部分と砲身本体に分割したパーツ構成。
 ・ 防盾は一体成型のパーツで再現、埋め込んだボルトのディテールなどをモールド化して再現しています。
 ・ 防盾は完成後も上下に可動させることができます。

●砲塔は各パネルを箱組状に組み合わせるパーツ構成、左右側面、後面、天板、左右追加装甲の6パーツに分割して再現しています。
 ・ 砲塔側面の追加装甲は別パーツ化して再現。
 ・ 車長ハッチは別パーツで、開閉状態を選択して組み立てることができます。
 ・ 砲塔上部に突き出たペリスコープやベンチレーター、後部機銃などを別パーツ化して再現しています。
 ・ 砲塔は完成後も左右に旋回させることができます。

■ 車体
●「KV-1B」の車体上部は、フェンダーも含めた一体成型化したパーツで再現。
 ・ 先端の装甲や尾部のデフレクターは別パーツ化しています。
 ・ 戦闘室前面の装甲板も別パーツ化、機銃や前照灯、警笛は装甲板とは独立したパーツで再現しています。
 ・ 車体側面の追加装甲も別パーツ化、それぞれ1枚ごとの独立したパーツで再現しています。
 ・ 操縦手ハッチ、吸気口、エンジン点検ハッチなども別パーツ化して再現しています。
 ・ フェンダー上に設置する「雑具箱」が3個付属しています。

●車体下部は、前後のパネルを除きバスタブ状に一体成型化したパーツで再現。
 ・ 「転輪」のサスペンションアームは車体下部パーツと一体成型化しています。
 ・ サスペンションアーム上に装備した追加装甲は、それぞれ1枚ごとの独立したパーツで再現しています。
 ・ 牽引フックを別パーツ化して再現しています。

●「起動輪」「誘導輪」「転輪」はそれぞれ独立したパーツで再現。
 ・ 「起動輪」「誘導輪」「転輪」は前後に分割したパーツ構成、上部転輪中央部のハブキャップを別パーツ化して再現しています。
 ・ 「起動輪」「誘導輪」「下部転輪」は内側にポリキャップを挟み込む構造、完成後も可動させることができます。
 ・ 誘導輪は車体内部に設置するビス留めの金属シャフトを調整して位置の変更が可能、車体組立後でも履帯の張度を調整することができます。

■ 履帯
●履帯はポリ製のベルト式履帯
 ・ 両端を重ね熱したドライバーなどで突起をつぶす焼き止めで、履帯を円周状に繋げます。
 ・ 650mmの重量型履帯を再現しており、モデルカステン製「KV-1/2型戦車用履帯」がこれに対応しています。

■ 付属フィギュア
●ソ連陸軍の戦車兵のフィギュアが1体付属しています。
 ・ フィギュアは立ち姿、片手を腰に置き、もう一方の手は体の前で拳をつくっているポーズ。
 ・ 服装は、詰襟式の「ルパシカ野戦服」とブーツを着用。
 ・ フィギュアは、上半身、下半身、両腕で分割したパーツ構成となっています。


【 ソビエト KV-1B 重戦車 (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.142) の塗装とマーキング 】


●「マーキング図」は組立説明書内にモノクロで記載しています。
 ・「KV-1B 重戦車」の室内や車体細部などに使う塗料の種類は、組立説明書内の各工程内にて指示しています (タミヤカラー アクリル・エナメル)。

●「KV-1B 重戦車」のマーキング例
 ・ ソ連陸軍 (1941年8月 / レニングラード ルーガ近郊)
 ・ ソ連陸軍 (スローガン入) (1941年夏)
 ・ ソ連陸軍 (スローガン入) (1941年9月)

●マーキングマーキング指示に応じた、スローガンやマークなどをプリントしたデカールが付属しています。

【 ソビエト KV-1B 重戦車 (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.142) パッケージ内容 】


 ・ KV-1 重戦車 ×1
 ・ 戦車兵 ×1
 ・ デカールシート ×1
 ・ 組立説明書 ×1

●フィリピン生産
●2018年 スポット再生産



詳しくは、コチラより、ご利用ガイド

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