Sd.Kfz.124 10.5cm自走砲 ヴェスペ
「Sd.Kfz.124 10.5cm自走砲 ヴェスペ (プラモデル) (エース 1/72 ミリタリー No.72295 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の自走榴弾砲「Sd.Kfz.124 ヴェスペ」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●小型の「2号戦車」をベースとしながらも自走榴弾砲として成功車両となった「Sd.Kfz.124 ヴェスペ」を再現、小さな車体に自走砲としての機能が凝縮された姿が表現されています【 「Sd.Kfz.124 ヴェスペ」について 】
●ドイツ軍は砲兵部隊用の牽引車両として各種のハーフトラックを装備していましたが、牽引式の火砲は陣地に布陣するのに時間を必要とするため、自走砲化が望まれました
●この砲兵の自走砲化にあたり、ドイツ軍では全周射撃と砲の積み下ろしという2つの機能を求めた結果、コスト高や機能の複雑さを招き、量産化までに至る車両は現れませんでした
●一方、射程の短い歩兵砲は早くから自走砲化が進み、この経験を活か「2号戦車」の車体をベースに「105mm榴弾砲 LeFH18」を搭載した「Sd.Kfz.124 ヴェスペ」が暫定的な車両(上記の2つの機能を備えた車両が登場するまでの繋ぎ的車両)として採用されます
●この「Sd.Kfz.124 ヴェスペ」は、小型の「2号戦車」の車体をベースとしたことから、兵器としての生産と運用のコストが低く、暫定的な車両ながら成功作となります
●それにより、対戦車自走砲「マーダー2」などの車体用として生産されていた「2号戦車」の製造ラインは全て「ヴェスペ」へと変更、同車は「155mm重榴弾砲」を搭載した自走榴弾砲「フンメル」と並んで機甲砲兵部隊の主要車両として運用されました【 「Sd.Kfz.124 10.5cm自走砲 ヴェスペ」のキット内容について 】
●このドイツ軍の自走榴弾砲「Sd.Kfz.124 ヴェスペ」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ACE車独特のレジンキットの感覚に近い独特のパーツ成型により「Sd.Kfz.124 ヴェスペ」を再現、同車のフォルムとディテール、戦闘室内部のメカニカルな構造を再現した内容となっています
●「Sd.Kfz.124 ヴェスペ」は、「砲」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています
●「105mm榴弾砲 LeFH18」の砲身は砲身本体とマズルブレーキとの分割式で、砲身本体は一体成型、マズルブレーキは左右分割式です
・ 砲尾部分はその前部が砲身本体に一体成型されており、砲尾の最後部と閉鎖器は別パーツです
・ 揺架は本体と先端部の2パーツで構成
・ 砲架は左右分割式で、これに平衡器、操作ハンドル、照準器などを取り付けます
●車体上部はフェンダーを含めて一体成型されています
・ フェンダー部分には滑り止めパターンがモールド
・ 戦闘室は各パネルを貼り合せる箱組み方式です
・ 車載工具類、ボッシュライトは個別にパーツ化
・ 後部パネルには後部ドアがモールドにて再現、剽悍棒もモールドされています
・ 戦闘室内部の装備品である、マシンガンラック、工具類、無線機、各種ケース類がパーツ化
・ 排気管、牽引装置は各1パーツで再現
●車体下部は各パネルを貼り合せる箱組み方式となっています
・ サスペンション部は別パーツで再現
・ 起動輪、誘導輪、転輪は個別にパーツ化
●履帯は、ラバー製のベルト式履帯が付属しています
【 塗装とマーキング 】
●「Sd.Kfz.124 ヴェスペ」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる3種類の塗装例が説明書に記載されています
・ SS第2戦車師団「ダス・ライヒ」 (ノルマンディ / 1944年)
・ 「グロースドイッチュラント」装甲擲弾兵師団 (クルスク / 1943年7月)
・ 装甲教導師団 第164機甲砲兵連隊 (ノルマンディ / 1944年)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号、輸送表示、パーソナルネームなどを再現したデカールが付属しています
●2013年 一部新金型