イギリス Mk.4 菱形戦車 雄型 6ポンド砲搭載
「イギリス Mk.4 菱形戦車 雄型 6ポンド砲搭載 (プラモデル) (エマー 1/35 AFV No.EM4001 )」です
●「イギリス Mk.4 菱形戦車 雄型 6ポンド砲搭載」です
●第1次世界大戦時におけるイギリス軍の戦車「Mk.4 菱形戦車」の「雄型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●大戦後期のイギリス軍戦車部隊の主軸となった「Mk.4 菱形戦車」を再現、菱形の外観を持ち、スポンソン部に主砲を備えた特徴的な姿が表現されています【 「Mk.4 菱形戦車」について 】
●第1次世界大戦時の戦場は、機関銃の登場によって防御力が攻撃力を大きく上回ることとなり、双方の軍が延々と伸びる塹壕を掘り、戦線が膠着しました
●攻撃側はその塹壕線に対して徹底的な砲撃を加えた後に突撃を敢行しましたが、機関銃陣地を全て砲撃によって無力化することはできず、多大な損害を受ける結果となります
●イギリス海軍(陸軍ではない)では、この戦況を打破するために装甲板で覆われた車体を履帯で動かす陸上軍艦として「Mk.1 菱形戦車」を1916年に開発、世界初の近代戦車が登場しました
●この「Mk.1 菱形戦車」は、実戦に投入され対峙するドイツ軍にパニックを引き起こしましたが、イギリス軍側も戦車運用のノウハウを掌握しておらず、局地的な勝利を挙げたに過ぎませんでした
●また、「Mk.1 菱形戦車」自体も戦時における急造品であり、隔壁のないエンジン剥き出しの車内配置の上に換気装置がなく、自身の砲銃撃の煙が車内に充満してしまう有様でした
●この「Mk.1 菱形戦車」の改良が進められ、1917年に登場した「Mk.4 菱形戦車」ではイギリス軍の菱形戦車の完成形として換気装置やエンジンの冷却システムが導入され、居住性が大幅に向上しています
●また、ドイツ軍は緒戦の混乱から立ち直り、菱形戦車の装甲の弱さを掴み、貫通力の大きい徹甲弾を導入、「Mk.4 菱形戦車」ではこれに対抗するために特殊加工された装甲板に変更されました
●この「Mk.4 菱形戦車」は、「6ポンド砲」を主武装とした「雄型」と、機銃のみを装備する「雌型」の2種が造られ、その生産台数は1000両を超え、「カンブレーの戦い」などに参加、大戦後期のイギリス軍戦車部隊の主力となっています【 「イギリス Mk.4 菱形戦車 雄型 6ポンド砲搭載」のキット内容について 】
●このイギリス軍の戦車「Mk.4 菱形戦車」の「雄型」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●大型の車体ながらパーツ数を絞り、全体のフォルムを捉えながら素朴さを感じるモールドと、大胆なパーツ構成により「Mk.4 菱形戦車 雄型」を再現した内容となっています
●「Mk.4 菱形戦車 雄型」は、ベースとなる「車体中央部」に左右の「履帯部」「スポンソン部」を取り付ける構成となっています
【 車体中央部 】
●車体中央部の主要躯体は、天板、床面、後部パネル、操縦席部分で構成されています
・ 操縦席部分は各パネルを貼り合せる箱組み方式で、中央部の機銃は別パーツです
・ 排気管は1パーツで再現
・ 車体上部の履帯ガードは左右各4パーツで構成されています
【 スポンソン部 】
●「6ポンド砲」は一体成型で、砲口部分が開口処理されています
・ 砲尾部分も再現
・ 砲架部分は4パーツで構成
・ 内装式防盾は1パーツ、外装部は3パーツで構成されています
・ 砲身は完成後も上下可動式とすることができます
●スポンソンは各パネルを貼り合せる箱組み方式です
・ 機銃は別パーツで可動式とすることができます
【 履帯部 】
●履帯部は左右分割式となっています
・ 転輪は最前部と最後部のみが再現されています
【 履 帯 】
●履帯は、軟質のプラパーツ4枚で構成されるベルト式履帯が付属しています
【 塗装とマーキング 】
●「Mk.4 菱形戦車 雄型」のマーキングとして、4種類の塗装例(イギリス軍仕様2種、ドイツ軍捕獲車両2種)が説明書に記載されており、国籍マーク、車体番号、パーソナルネームなどを再現したデカールが付属しています