ソビエト D-20 152mm 榴弾砲
「ソビエト D-20 152mm 榴弾砲 (プラモデル) (トランペッター 1/35 AFVシリーズ No.02333 )」です
●1950年代に開発、現在も運用が続けられているソ連軍(ロシア軍)の火砲「152mm榴弾砲 D-20」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●戦後のソ連軍及び東側諸国の主力榴弾砲である「152mm榴弾砲 D-20」を再現、巨大なマズルブレーキを持ち、幅広のタイヤを装備した迫力ある姿が表現されています【 「152mm榴弾砲 D-20」について 】
●陸軍大国であったソ連は帝政ロシア時代から砲兵火力を重要視しており、事前の砲撃によって敵の戦力を削ぎ、その後の膨大な人員による歩兵突撃により敵を圧倒する作戦を採っていました
●第2次世界大戦、ソ連軍は重砲として「152mmカノン榴弾砲 M1937 (ML-20)」を使用、同砲は射程の長さと大口径による破壊力によリ活躍、通常の重砲としてだけではなく、「SU-152」などの主砲へと転用されています
●ソ連軍は、第2次世界大戦において「37mm砲」から「203mm砲」(重砲ではより大きな砲もある)に至るまで各口径の火砲を使用していましたが、このような多種に渡る火砲体系では補給などが不効率的となり、戦後の榴弾砲では主に「122mm」と「152mm」の2種の口径に絞られました
●「152mm榴弾砲 D-20」は、「152mmカノン榴弾砲 M1937 (ML-20)」の後継に相当し、性能自体はほとんど差異がないものの、多腔式のマズルブレーキからダブルバッフル型のマズルブレーキへと変更、防盾や大型のゴムタイヤなどの装備により近代的な仕様となっています
●同砲は、1950年代に開発され、ソ連軍のみならず東側諸国や友好国に広く輸出され、中国ではライセンス生産も行われました
●このため、東側の主力火砲としてベトナム戦争、中東戦争、イラン・イラク戦争、湾岸戦争など、世界中の戦争や紛争で運用されています
【 「ソビエト D-20 152mm 榴弾砲」のキット内容について 】
●このソ連軍(ロシア軍)の火砲「152mm榴弾砲D-20」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ディテール表現のために火砲各所のパーツを細分化して「152mm榴弾砲 D-20」を再現、そのメカニカルな造りを再現した内容となっています
●「152mm榴弾砲 D-20」は、「砲身部」「砲身後部」「砲架」「防盾」「砲脚」の5ブロックで構成されています
【 砲身部 】
●砲身は、砲身本体とマズルブレーキとの分割式となっています
・ マズルブレーキは左右分割式、砲身は上下分割式です
・ マズルブレーキは、独特のエラが張った側面のバッフル形状が表現されています
【 砲身後部 】
●砲身後部は上下分割式で、これに砲尾、駐退複座装置、照準器などを取り付ける構成となっています
・ 砲尾は5パーツで構成され、閉鎖器は別パーツです
・ 砲身上部の駐退複座装置は上下分割式です
・ 照準器本体は1パーツで再現され、これに支持架や操作ハンドルなどを取り付けます
・ 平衡器は前後分割式で、砲の動きに合わせて可動します
【 砲 架 】
●砲架は左右分割式で、これに操作ハンドルなどを取り付ける構成となっています
【 防 盾 】
●防盾は左右各1パーツで構成され、これに内側の箱などのパーツを取り付けます
・ 防盾は薄く成型され、裏面のディテールも彫刻されています
【 砲脚 】
●砲脚は、脚及び架台で構成されています
・ 各脚は一体成型で、下面パネルは別パーツです
・ 前方の円形の接地パッド部は10パーツで構成
・ 各脚の後部に装備される車輪は各5パーツで構成されています
・ 脚に装着されるクリーニングロッドや工具類などがパーツ化
●タイヤはホイール部とゴムの部分とで構成され、ゴムの部分はラバー製となっています
●各部のディテールを再現するエッチングパーツが付属しています
【 アクセサリーパーツ 】
●アクセサリーパーツが付属しています
・ 砲弾 ×1
・ 薬莢 ×1
・ 砲弾ケース ×1
【 塗装とマーキング 】
●「152mm榴弾砲D-20」の塗装例として、ソ連軍仕様となる2種類の塗装図が説明書に記載されており、防盾部や砲尾に描かれた表示を再現したデカールが付属しています
●「152mm榴弾砲 D-20」の完成時のサイズ
・ 全長 : 260mm
・ 全幅 : 78mm
●パーツ数 : 約240
●2013年 完全新金型