R.M.S. オリンピック (1911)
「R.M.S. オリンピック (1911) (プラモデル) (Revell 1/700 艦船モデル No.05212 )」です
●「R.M.S. オリンピック (1911)」です
●イギリスの「豪華客船 オリンピック」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●世界的に有名な「タイタニック」の同型船である「オリンピック」を再現、建造当時世界一の性能を誇った4本の煙突を持つスマートな船体が表現されています【 「客船 オリンピック」について 】
●19世紀後半から20世紀前半にかけて世界は客船もしくは貨客船で運行される定期航路で結ばれ、各船舶会社はその速度を競うようになり、富裕層向けに豪華さを「売り」とする客船も登場します
●イギリスの「ホワイト・スター・ライン」社は、ドル箱路線だった「ヨーロッパ~アメリカ」航路用の豪華客船として3隻の同型の大型客船を建造、1番船「オリンピック」は1911年、2番船「タイタニック」が1912年、3番船「ブリタニック」が1915年に就航します
●この「オリンピック級」の客船は当時の世界最大の豪華客船で、その豪華さはヨーロッパの社交界の憧れとなります
●ただ、当時の客船は豪華な旅だけではなく、交通手段として多くの乗客を乗せる必要が有り、1等、2等という富裕者層向けの客室だけではなく、3等という大衆向けの客室が設けられていました
●豪華客船として1等、2等の客室は快適なものの、船体の下層部に設置された3等客室はそれと比べるとかなり質素でしたが、それでも他の客船の同クラスの客室よりも快適なものとなっていたのが特徴です
●当時、この「オリンピック級」の3隻は、不沈船として世間に認められていましたが、「オリンピック」はイギリス海軍の巡洋艦と衝突事故を起こし、「タイタニック」は処女航海において沈没してしまいます
●その後、「オリンピック」は定期航路での航行を続けていたものの、第1次世界大戦の勃発により1915年にはイギリス海軍に徴用されました
●この軍事徴用により、「オリンピック」は優雅な塗装から迷彩塗装へと変更、地中海方面や大西洋間の人員の輸送任務に従事します
●1918年5月には、ドイツ潜水艦の雷撃を受けるものの、これを回避、逆に潜水艦へと突っ込み、船首を衝突させることでこの潜水艦を撃沈してしまう戦果を挙げています
・ これは商船が潜水艦を沈めた唯一の例となっています
●第1次世界大戦後、「オリンピック」は再び大西洋航路へと就航、永きに渡り活躍を続けて総500回もの大西洋横断を果たし、1935年に引退しました
【 「R.M.S. オリンピック (1911)」のキット内容について 】
●このイギリスの「豪華客船 オリンピック」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●豪華客船らしいスマートな船体に、当時の建造方式である外板の構造の表現を重視して「客船 オリンピック」を再現した内容となっています
●「オリンピック」の就役時(1911年)の姿を再現しています
●船底部分も再現したフルハルモデルとなっています
●「オリンピック」の船体は左右分割式で、これに甲板部を接着、そして上部の各デッキを積み上げて行く方式となっています
●船体部には、上部デッキ部の壁面が一体成型されています
・ 船体にはビルジキールが一体成型され、舷側の窓、外板の継ぎ目がモールドされています(外板の継ぎ目の表現は比較的深い彫刻となっています)
・ プロムナードデッキの窓は開口処理
・ 船体の歪みを防ぐための桁のパーツが付属しています
・ 舵、推進軸、スクリュー、錨がパーツ化
●甲板部は一体成型となっています
・ 甲板部には、木甲板の表現の他に、波除け板、船倉ハッチ、アンカーチェーン導板、ボラードなどのディテールが再現されています
・ クレーン、ケーブルホルダー、吸気口などが別パーツとなっています
●上部の各デッキは、デッキ床面と船室部の壁面で構成されています
・ デッキ床面には木甲板表現がモールド
・ 船室部の壁面は、各パネルを貼り合せる方式です
・ 船室部壁面には、窓、扉がモールドされています
●最上甲板は一体成型で、これに各上部構造物、煙突を取り付ける構成です
・ 各上部構造物は各パネルを貼り合せる箱組み方式です
●煙突は左右分割式で、煙突内部の整風板部分は別パーツです
・ 前後の管が一体成型されています
●前部のブリッジ(船橋)はデッキの前面パネルと一体成型されています
・ ブリッジの窓は開口処理済み
●マストは単檣型で、一体成型されています
・ 側面の梯子は別パーツです
●救命ボート(カッター)は、ボートダビットも含めてブロックごとに一体成型となっています
●展示用のスタンドが付属しています
・ スタンド用のネームのデカールが付属
●「オリンピック」の塗装例が説明書に記載されており、船尾の旗、マスト上部の旗などを再現したデカールが付属しています
●完成全長 : 約385mm
●全132パーツ
●2013年 一部新金型