魚雷発射管セット 1 (連装・四連装)
「魚雷発射管セット 1 (連装・四連装) (プラモデル) (ファインモールド 1/700 ナノ・ドレッド シリーズ No.WA020 )」です
●「魚雷発射管セット 1 (連装・四連装)」です
●太平洋戦争時における帝国海軍の艦艇に装備された口径「61cm」の「8年式 連装魚雷発射管」と「92式 4連装魚雷発射管」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●既存のウォーターラインシリーズ等、1/700スケールの艦船モデルキットへと取り付け、より実感溢れるモデルの作製を可能にするディテールアップ用のパーツセットです【 「帝国海軍の魚雷発射管」について 】
●帝国海軍では、日露戦争における「日本海海戦」での艦隊決戦での結果から大艦巨砲主義が増長されましたが、一方で戦訓から砲撃戦で大型艦艇を沈めることは困難という見識を持っており、同海戦で夜間に実施された帝国海軍の魚雷攻撃が大きく注目を集めることとなります
●小型艦艇が雷撃によって大型艦を沈めることは当時の日本人の気質に沿っており、国力が乏しい日本では大型艦の保有数は列強国よりも劣るために更に魚雷攻撃が重要視され、帝国海軍の水雷科(魚雷攻撃を担当する兵科)は最も人気が高い兵科となりました
●一方、第2次世界大戦に至るまで、各国の魚雷は国際規格として口径「53.3cm」のタイプが採用されており、帝国海軍でも同口径の魚雷を運用していました
●もっとも、上記のように帝国海軍では魚雷を重要視しており、同海軍の口径「53.3cm」の魚雷は他国の魚雷よりも炸薬、射程共に大きく、充分な威力を誇っていました
●1920年代の軍縮条約によってイギリス、アメリカと比べて保有艦艇数が抑えられた帝国海軍では、個艦の戦闘能力の引き上げに傾倒、その方法の一つとして従来の口径「53.3cm」を大きく上回る口径「61cm」の魚雷が導入されます
●また、1933年には世界に先んじて開発された「酸素魚雷」が登場、同魚雷は射程は従来の3倍で、航跡も極めて抑えられ、魚雷の能力としては極めて高いものであり、これにより帝国海軍の雷撃能力は飛躍的に向上しました
・ 帝国海軍の「53.3cm」魚雷の炸薬は380kg(各国では300kg程度)で、61cmの酸素魚雷では炸薬量は480kgとなっています
●この口径61cmの「酸素魚雷」は、太平洋戦争の各海戦で猛威を奮っており、ソロモン海での夜間戦闘の際には劣勢ながら多くの連合軍の大型艦を撃沈、撃破させる活躍を果たしたのでした
【 「魚雷発射管セット 1 (連装・四連装)」のキット内容について 】
●この帝国海軍の口径61cmの「8年式 連装魚雷発射管」と「92式 4連装魚雷発射管」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ファインモールド社「ナノ・ドレッドシリーズ」としてプラパーツの成型技術力の限界に挑戦、レーザー加工によるハイディテールな彫刻を施した高い精度を持つパーツセットです
●帝国海軍の駆逐艦から重巡洋艦に広く装備されていた「8年式 連装魚雷発射管」と「92式 4連装魚雷発射管」を、プラパーツの特性を活かした立体的な彫刻と、「ナノ・ドレッドシリーズ」として極めて高い成型技術力によるディテール表現により、その構造・細部が忠実に再現されています
●「8年式 連装魚雷発射管」と「92式 4連装魚雷発射管」の特徴である、魚雷発射管前方のフィン構造や後部の発射弁や後扉、旋回ハンドルなどのディテールがプラスチック成型の限界まで表現されており、ナノ・ドレッドシリーズのラインナップに名を連ねる究極のディテールアップパーツとなっています
●1/700のスケールの帝国海軍の艦船モデルのディテールアップに使用することで、より細かなディテールを持つモデルの作製への大いなる助けとなることでしょう
●パッケージには、「8年式 連装魚雷発射管」が4基、「92式 4連装魚雷発射管」が4基セットされています
・ 「92式 4連装魚雷発射管」は、シールドの有無が選択可能で、シールドの無いタイプはベース部分の形状の違いにより、左舷用と右舷用とを選択することができます(左舷、右舷共にベース部分のパーツは4個付属)
●「8年 式連装魚雷発射管」は、連装式に一体成型された発射管と、ベース部分とで構成されています
●「92式 4連装魚雷発射管」は、4連装式に一体成型された発射管にシールドパーツ、もしくはシールドの無いタイプ用のベース部分のパーツを取り付ける構成となっています
・ シールドの無いタイプ用のベース部分は、左舷用と右舷用のパーツが用意され、選択して使用します
・ シールドパーツは、展開図状に一体成型され、側面と前面パネル部分を折り曲げて作製します
・ シールドパーツには、扉、照準窓、手摺り、梯子、通風塔などがモールドされています
【 「魚雷発射管セット 1 (連装・四連装)」のパッケージ内容 】
・ 「8年式連装魚雷発射管」 ×4
・ 「92式4連装魚雷発射管」 ×4
・ 「92式4連装魚雷発射管」用のシールド ×4
・ 「92式4連装魚雷発射管」のシールド無しタイプ用の左舷、右舷のベース ×各4
【 「魚雷発射管セット 1 (連装・四連装)」の対応艦艇 】
●「8年式 連装魚雷発射管」
・ 駆逐艦 「睦月型」
・ 軽巡洋艦 「夕張」
・ 5500tクラスの軽巡洋艦 (「長良型」以降)
など
●「92式 4連装魚雷発射管」
・ 駆逐艦 「白露型」
・ 駆逐艦 「朝潮型」
・ 駆逐艦 「陽炎型」
・ 駆逐艦 「夕雲型」
・ 駆逐艦 「秋月型」
・ 駆逐艦 「松型」
・ 重巡洋艦 「妙高型」
・ 重巡洋艦 「高雄型」(「鳥海」を除く)
・ 重巡洋艦 「利根型」
・ 重巡洋艦 「最上型」
など
●口径「61cm」の魚雷発射管は改装時に装備された艦が多く、竣工時などには従来の口径「53.3cm」タイプが装備されている場合がありますので注意して下さい
●製品素材 : ABS
●2013 完全新金型
●取り付け・塗装方法
・ パーツの切り離しにはデザインナイフなどをご利用下さい
・ パーツの取り付けには、少量のプラスチックモデル用接着剤を設置面に塗布した上、ピンセットを用いて取り付けます
・ 塗装は、精密なディテールを活かすためエアブラシを用いた吹き付け塗装をお薦めします
・ パーツが曲がった場合には、ピンセットなどを用いて修正する事が可能です
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【 「1/700スケール プラスチックパーツ ナノ・ドレッド シリーズ」について 】
・ 艦船モデルは、縮尺が小さいために、その細部の表現にはエッチングパーツが適しています
・ しかし、エッチングパーツは金属板を加工したものであり、立体物の造形としては厚みが不足するというのも事実です
・ また、エッチングパーツの加工には高度な技術が必要であり、それらの解答とも言えるのがファインモールド社の「ナノ・ドレッドシリーズ」です
・ 同シリーズは、細部パーツをプラパーツ(ABS)にて再現、同社が所有する3次元レーザー彫刻機による金型への微細加工と、ナノテク領域を扱う工業用プラスチック部品開発・製造会社の協力とによって実現し、プラパーツの成型技術の限界に挑戦するディテールによって、艦船モデルの細部を表現する究極のディテールアップパーツキットです