スタッグハウンド Mk.1 装甲車 Tulip ロケット弾搭載
「スタッグハウンド Mk.1 装甲車 Tulip ロケット弾搭載 (プラモデル) (RPM 1/72 ミリタリー No.72314 )」です
●第2次世界大戦時におけるイギリス軍(カナダ軍)の装輪式装甲車「スタッグハウンド Mk.1」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●アメリカ製ながらイギリス軍及びイギリス連邦軍のみに使用された装甲車「スタッグハウンド Mk.1」を再現、装甲車ながら大きな車体に、砲塔側面に4連式の「60lb ロケット弾」を装備した迫力あるフォルムを再現した内容となっています【 「スタッグハウンド Mk.1 ロケット弾搭載型」について 】
●1941年、アメリカ陸軍は火砲を装備する装輪式の装甲車の開発を開始します
●この開発にあたっては、「フォード」社と「シボレー」社の2社によって競作されましたが、2社の試作車は装甲車としては大型の車体を持ち、同時期の軽戦車よりも重量が重くなってしまい、両車共にアメリカ陸軍には採用されませんでした
●一方、独仏戦や北アフリカ戦線で装甲車両を大量に失ったイギリス軍は、即戦力となる車輌を求めており、この装甲車の導入を検討、テストの結果「シボレー」社のタイプ(「T17E1」)が供与用として生産されることとなりました
●この「T17E1」は、車体前面装甲厚22mm、砲塔前面装甲厚45mmと、装甲車としては重装甲で、97馬力のエンジンを2基搭載し、大型で大重量の装甲車にしては高い機動力を誇りました
●同車は、「スタックハウンド」という名称を与えられて、1942年から1944年までに2800両がイギリス軍及びイギリス連邦軍へと供与されています
・ 「スタッグハウンド Mk.1」は同シリーズの基本型で、「Mk.2」「Mk.3」は火力支援型となります
●イギリス連邦軍の一員であるカナダ軍も「スタッグハウンド」を受領、その中には現地改造車両として戦闘機「タイフーン」に搭載された「60ポンド ロケット弾」を砲塔両側面部に搭載したタイプも登場しました【 「スタッグハウンド Mk.1 装甲車 Tulip ロケット弾搭載」のキット内容について 】
●このイギリス軍(カナダ軍)の装輪式装甲車「スタッグハウンド Mk.1 ロケット弾搭載型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●RPM社の1/72シリーズの新フォーマットによって「スタッグハウンド Mk.1 ロケット弾搭載型」を再現、従来の素朴な印象を受ける同社製キットとは異なり、ディテール表現、パーツの成型状態共にレベルアップが図られており、ミニスケールキットとしてのシャープさが感じられる内容となっています
●「スタッグハウンド Mk.1」の砲塔及び車体の内部が再現されています
●「スタッグハウンド Mk.1 ロケット弾搭載型」は、「ロケットランチャー」「砲塔」「車体」の3ブロックで構成されています
【 砲 塔 】
●「37mm 戦車砲」の砲身は一体成型となっています
・ 防盾は1パーツで構成されています
・ 防盾前に取り付けられた追加防盾を再現したパーツが付属
・ 防盾(砲身)は、完成後も上下可動式とすることができます
●砲塔は上下分割式で、砲塔前面パネルは別パーツです
・ 砲塔上部の2つのハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ ペリスコープは外側のリング部分が砲塔にモールドされており、ペリスコープ本体は別パーツにて再現
・ アメリカ軍式のアンテナ基部を再現したパーツが付属
・ 砲塔上部に装備された「M1919A4機関銃」が付属、機銃本体、弾薬箱、銃架とで構成されています
・ 砲塔後部のリールがパーツ化
●砲塔内部は、以下の構造と各種装備が再現されています
・ 砲尾
・ 防危板
・ 砲塔バスケット
・ 無線機
・ 車長用の座席、砲手用の座席
・ 砲塔旋回装置
など
【 車 体 】
●車体は各パネルを貼り合せる箱組み方式となっています
・ 各フェンダーは別パーツで再現
・ 側面ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 前方機銃は、機銃本体と防盾とで構成
・ 前部の視察ハッチは各2パーツで構成され、開閉状態が選択できます
・ 牽引フック、ペリスコープ、側面の雑具箱、前照灯、車載工具類、ハッチの把手、ジェリカン及びジェリカンラックなどがパーツ化されています
●タイヤは各1パーツで再現され、特徴的なトレッドパターンが彫刻されています
・ 足周りは、デファレンシャル、サスペンションが各1パーツで再現
●車体内部は、以下の構造と各種装備が再現されています
・ 操縦席及び前方機銃手席
・ ハンドル及びハンドル基部
・ エンジン(各11パーツで構成) ×2
・ 動力伝達装置
など
【 ロケットランチャー 】
●ロケットランチャー部は、縦と横のアングル状パーツを組み合わせる方式です
・ ロケットランチャーは片方2連のタイプとなっており、ロケット弾パーツ(×4)が付属
【 塗装とマーキング 】
●「スタッグハウンド Mk.1 ロケット弾搭載型」のマーキングとして、カナダ軍仕様となる1種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 第12マニトバ竜騎兵連隊 (フランス / 1944年)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊マーク、重量表示、車台番号などを再現したデカールが付属しています
●2013年 一部新金型