ポーランド TK-D 47mm 対戦車自走砲
「ポーランド TK-D 47mm 対戦車自走砲 (プラモデル) (RPM 1/72 ミリタリー No.72505 )」です
●「ポーランド TK-D 47mm 対戦車自走砲」です
●第2次世界大戦時におけるポーランド軍の対戦車自走砲「TK-D」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●タンケッテ(豆戦車)「TK-3」に「47mm砲」を搭載した「TK-D」を再現、現地改造車両を彷彿させる対戦車砲をそのまま装備した独特な姿が表現されています【 「TK-D 47mm 対戦車自走砲」について 】
●ポーランドは古い歴史を持つヨーロッパでは比較的大きな国家でしたが、東にロシア、西にドイツ、南にオーストリア(旧オーストリア帝国)という大国に挟まれている関係から、常に領土問題と各国からの干渉下に曝されました
●近代に入ると、ポーランドはロシアの占領下に置かれたものの、第1次世界大戦の結果により国家としての再興を果たします
●ポーランドは再興後、その歴史的推移から軍事力を重視、国軍の整備を急ぐ一方、国産戦車の開発を行いました
●ポーランドの国産戦車に大きな影響を与えたのがイギリスの「ガーデンロイド豆戦車」と「ビッカース 6t戦車」の2種の戦車でした
●「ガーデンロイド豆戦車」は、世界恐慌の煽りを受けて軍事費の削減を求められた当時において、コストを抑えて装備できる戦車として世界的なヒット作となり、ポーランド軍でも同車を導入、続いて国産化を進めます
●これにより誕生したのが「TK」シリーズで、「ガーデンロイド豆戦車」と比べて戦闘室上部を拡大、戦車としてのキャパシティは増大しています
●「TK-D」は、「TK」シリーズの最初の量産型である「TK-3」に試作砲である「47mm砲 wz.25」を搭載した対戦車自走砲で、戦闘室上部を専用のものへと変更、その上に防盾をつけた砲を装備していました
●この「TK-D」は、当時としては強力な対戦車自走砲でしたが、装備する「47mm砲 wz.25」自体が量産化が見送られたため、4両の試作車が造られたのみでした【 「ポーランド TK-D 47mm 対戦車自走砲」のキット内容について 】
●このポーランド軍の対戦車自走砲「TK-D」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●東欧系メーカーの伝統的な手法による素朴な印象を受けるモールドを施したパーツで「TK-D 47mm 対戦車自走砲」のフォルムと特徴とを再現、自国戦車への深い造詣により、同車の特徴を表現した内容となっています
●「TK-D 47mm 対戦車自走砲」は、ベースとなる車体下部パーツにフェンダー、戦闘室、主砲などを取り付ける構成となっています
●主砲は、砲身、左右分割された砲架、防盾の4パーツで構成されています
●車体上部は、フェンダー部分が一体成型され、これに各パネルで構成された戦闘室を取り付けます
・ エンジンデッキ部分は別パーツです
・ 車体前面パネルは別パーツで、主砲の取り付けベースが一体成型されています
・ 車体のフック、把手、前照灯、排気管などがパーツ化
●車体下部は、各パネルを貼り合せる箱組み方式です
・ 車体下部には車体内部の構造が表現され、座席、エンジン、ドライブシャフトなどがパーツ化
●足周りは、サスペンションと転輪、誘導輪が一体成型されたパーツと、履帯と起動輪とが一体成型されたパーツとの2パーツで構成
・ 履帯表面には履帯の継ぎ目のラインが彫刻されています
【 塗装とマーキング 】
●「TK-D」のマーキングとして、ポーランド軍仕様となる1種類の塗装例が説明書に記載されており、部隊マーク、車台番号などを再現したデカールが付属しています