ソビエト 歩兵セット
「ソビエト 歩兵セット (プラモデル) (ズベズダ (Zvezda) ART OF TACTIC HOT WAR No.7404 )」です
●1970年代から1980年代における現用のソ連軍歩兵5体を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット 【 「現用のソ連軍」について 】
●第2次世界大戦時において国産の装甲兵員輸送車を持たなかったために多くの人的損害を受けたソ連軍は、戦後になると軍の機械化と装甲化に力を尽くすようになります
●ただ、膨大な兵員数を網羅する車両の開発と生産は簡単に行うことができず、1960年代頃からようやく数が揃うようになります
●冷戦下におけるソ連軍の作戦要綱は、攻勢時には戦車と装甲化された歩兵が数個の悌隊を形成して進撃、先鋒の悌隊が一定の損害を受けると次の悌隊が超越して絶え間ない攻撃を加えるというもので、このような大きな兵力による波状攻撃は西側諸国の大きな脅威となりました
●しかしながら、このような作戦要綱は大量の戦車と装甲兵員輸送車を必要とし、当時は秘匿されていましたが、その費用負担は極めて大きなものと見積もられていました
●その存在が西側諸国の大きな脅威となった歩兵戦闘車「BMP-1」は、強力な武装を装備していたことから生産コストが高く、そのために配備された部隊は少なく、主力としては装輪式装甲車「BTR-60」シリーズが占めていたようです
●しかし、このソ連軍の「BMP-1」や「BTR-60」はアフガニスタン戦で防御力の不足という弱点を露呈してしまい、その戦訓から改良型へと発展して行きました
●現在のロシア軍は、そのようなソ連時代の苦戦と戦訓により軍隊組織自体が洗練され、より実戦的な戦力へと発展しています
【 「ソビエト 歩兵セット」のキット内容について 】
●この現用のソ連軍歩兵を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ズベズダ社が展開するボードゲーム(ウォーゲーム)「ART OF TACTIC」の駒(ユニット)としても使用することが考慮されており、専用の展示台などが付属しています
●通常のスケールモデルのフィギュアとしても十二分な仕上がりとなっており、これまでにズベズダ社が培ってきたフィギュア造形力により、フィギュアとしてのデッサン、装備品や武器などのディテール、そして顔の表情までが表現され、1/72スケールのフィギュアとしては極めてハイレベルな内容となっています
●特に、1/72スケールの現用ソ連軍兵士のフィギュアは希有の存在であり、フィギュアのみや車両と絡めたジオラマシーンなど、ミニスケールの世界感の演出に大いに役立つことでしょう
●従来の「ART OF TACTIC」シリーズのキットは、若干柔らかめのプラ素材でしたが、本キットでは通常のプラスチックモデルと同様の硬いプラ素材となっています
●フィギュアの内訳は、指揮官1体、小銃手2体、機関銃手1体、ロケット砲射手1体の合計5体です
●各フィギュアのモールドは非常にシャープで、各種装備品は立体感在る造型となっています
●各フィギュアの服装は、「戦闘服」にボディアーマーを着用、コンバットブーツを履き、ヘルメットを被った姿です
・ ボディアーマーを装着するようになったのは1970年代中期以降と思われます
●フィギュアは、胴体、両腕(もしくは片腕)パーツ構成で、フィギュアによっては片足が別パーツです
・ 接地部分には展示台用のアタッチメント(ダボ)が付属しています
・ 武装は腕に一体成型されています
・ ロケット砲射手のフィギュア用として「AK-74」及び「RPG-7」のロケット弾が付属しています
●フィギュアを固定するための小型のベースが付属しています
●5体のフィギュアを固定するためのベースも付属しています
【 「ソビエト歩兵セット」のフィギュアのポージングについて 】
・ 指揮官のフィギュアは、片手にライフルを持ち、立った姿勢で前方を指差して指示しているポーズ (武器は「GP-30ランチャー付きAK-74ライフル」です)
・ 小銃手のフィギュアは、
ライフルを両手に持って走っているポーズ (武器は「AK-74ライフル」)
立った姿勢でライフルを射撃しているポーズ (武器は「AK-74ライフル」)
・ 機関銃手のフィギュアは、伏せた姿勢で機関銃を射撃しているポーズ (武器は「RPK-74軽機関銃」)
・ ロケット砲射手のフィギュアは、片膝を付いた姿勢でロケット砲を射撃しているポーズ (武器は「RPG-7」)
となっています
●ウォーゲーム時に使用するユニットを示す旗と、ソ連軍の「歩兵」のスペックを表示したカードが付属しています
●全26パーツ
●2013年 完全新金型
【 「ソビエト 歩兵セット」のパッケージ内容 】
・ 現用ソ連軍軍 歩兵 フィギュア ×5体
・ 小型ベース ×3
・ フィギュア配置用ベース ×1
・ ユニット表示用の旗 ×1
・ スペックカード ×1
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【 「ズベズダ社 ART OF TACTIC」について 】
●同社が展開する第2大戦のボードゲーム(ウォーゲーム)「ART OF TACTIC」の駒(ユニット)として開発されたシリーズ
・ スケールモデル専門メーカーとして様々なキットを開発してきたズベズダ社のノウハウを、ベース付の駒にギュっと凝縮、パーツ数を抑えた手軽に作れるスケールモデルとしてプラモデルの楽しみを味わう事ができます
・ ボードゲームの駒として利用されることを前提としているため、戦車や歩兵、飛行機などでスケールが一貫していないから利用価値がないと思うのは大間違い、簡素な作りながらミニスケールモデルとしての完成度は十二分にあり、難しく複雑に考えることばかりがスケールモデルじゃないと、手にしたとき目から鱗が落ちる思いで気づくことでしょう