中国人民解放軍 56式 85mm カノン砲
「中国人民解放軍 56式 85mm カノン砲 (プラモデル) (トランペッター 1/35 AFVシリーズ No.02340 )」です
●「中国人民解放軍 56式 85mm カノン砲」です
●「56式 85mmカノン砲」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●戦後のソ連軍の師団砲「85mm野砲 D-44」をベースに、中国版へとアレンジした「56式 85mmカノン砲」を再現
●対戦車戦闘能力を重視した長砲身の「56式 85mmカノン砲」を再現、低いシルエットと特徴的な長い砲脚を持ったメカニカルな構造を再現した内容となっています【 「56式 85mmカノン砲」について 】
●ソ連軍は、1940年に師団用の野砲として「76.2mm野砲 F-22」を開発、同砲は歩兵支援、対戦車任務、間接射撃など様々な用途に使用できる多目的火砲という特徴を持っていました
●特に、同砲を有名にしたのが長砲身による装甲貫通能力の高さで、ドイツ軍は「ラッチュ・バム」と呼んで同砲を恐れ、捕獲した砲は自軍の兵器として積極的に活用しました
●その「76.2mm野砲 F-22」の後継となったのが1944年に開発された「85mm野砲 D-44」で、砲の口径を拡大しながらも長砲身というスタイルは継承され、その装甲貫通能力は大幅に向上しています
●また、「76.2mm野砲 F-22」よりもシルエットは低くなり、野砲というよりは対戦車砲としての能力を高めたものとなっていました
●ところが、1944年に開発されたものの、その後の改良の必要性から結局第2次世界大戦には間に合いませんでした
●大戦終結後、中国では共通の敵であった日本軍が引き揚げたことから国民党軍と共産党軍との戦いが激化、結果的にソ連が後ろ盾となった共産党軍が勝利を収めて、台湾以外の中国全土を掌握します
●このことから、中国人民解放軍はソ連製の武器が多く装備され、次第に戦車や火砲類は中国自体で生産が行われるようになりました
●「85mm野砲 D-44」も、中国でコピー生産が行われるようになり、中国人民解放軍だけではなく、北ベトナムや中東地域諸国にも輸出されています【 「中国人民解放軍 56式 85mm カノン砲」のキット内容について 】
●この中国人民解放軍の「56式 85mmカノン砲」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●主要躯体は一体成型を多用しながら、火砲の細部にわたる構造部分は小パーツに分割することで「56式 85mmカノン砲」を再現した内容となっています
●トランペッター社製「ソビエト 85mm D-44 師団砲」をベースとして、「56式 85mmカノン砲」を再現するために、防盾及びタイヤのホイール部を新規パーツへと変更したバリエーションキットです
●砲脚を閉じた「牽引状態」と、砲脚を開いた「射撃状態」とを選択して組立てることができます
●「56式 85mmカノン砲」は、「砲身」「砲尾」「砲架」「防盾」「砲脚部」の5ブロックで構成されています
●砲身は左右分割式で、先端のマズルブレーキは別パーツです
・ マズルブレーキも左右分割式となっています
●砲尾は左右分割式です
・ 閉鎖器は別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 上部の駐退複座装置は左右各1パーツで再現
・ 防危板、閉鎖器開閉ハンドルがパーツ化
・ 砲尾(砲身)は、完成後も上下可動式とすることができます
●砲架は、左右のブロックで構成されており、これに操作ハンドル、照準器などを取り付けます
・ 砲架は完成後も旋回可動とすることができます
●防盾は1パーツで構成され、その薄さを再現、裏側のディテールも表現されています
・ 砲身基部の小防盾は別パーツで、砲身の動きに合わせて可動します
●砲脚は各1パーツで構成され、これに工具箱、フックなどのディテールパーツを取り付けます
・ 先端の駐鋤は左右各1パーツで再現
・ 砲脚基部は上下分割式です
・ タイヤはホイール部とゴムの部分との分割式で、ゴムの部分はラバー製パーツとなっています
・ 砲脚部先端に装着される車輪は5パーツで構成
●各部のディテールを再現するエッチングパーツが付属
●「56式 85mmカノン砲」の中国人民解放軍仕様となる1種類(ダークグリーン単色)の塗装例が説明書に記載されています
●全140パーツ
●「56式 85mmカノン砲」の完成時のサイズ
・ 全長 : 201mm
・ 全幅 : 44m
●2013年 一部新金型