ドイツ 12.8cm K81/2 重対戦車砲
「ドイツ 12.8cm K81/2 重対戦車砲 (プラモデル) (エース 1/72 ミリタリー No.72521 )」です
●「ドイツ 12.8cm K81/2 重対戦車砲」です
●第2次世界大戦末期におけるドイツ軍のカノン砲「128mmカノン砲 K81/2」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●ソ連軍から鹵獲した「152mmカノン榴弾砲 ML-20」の砲架とマズルブレーキを流用した「128mmカノン砲 K81/2」を再現、巨大な砲身を擁する迫力あるフォルムが再現されています【 「128mmカノン砲 K81/2」について 】
●第2次世界大戦時のソ連軍は榴弾砲と戦車砲(対戦車砲)との統一化を図っており、このことは特に大口径の火砲については生産性と運用、そして弾薬供給などの点から見て、極めて効率的な方式でした
●これに着目したドイツ軍でもこの方式が試されることとなり、ソ連軍の「122mmカノン砲」を参考として海軍の規格に合わせた「128mm砲」の開発が開始されました
●この「128mm砲」の開発にあたっては「クルップ」社と「ラインメタル」社の2社によって行われ、砲架の簡易さから「クルップ」社のタイプが採用、「128mm対戦車砲 Pak44」として制式化されます
●この「128mm対戦車砲 Pak44」は、上記のように野砲(榴弾砲)としての運用も考えてられており、野砲として使用する場合には「128mmカノン砲 K44」という名称が与えられました
●しかし、この「128mm対戦車砲 Pak44」は対戦車砲としては巨大過ぎることから少数しか生産されず、野砲版としての「128mmカノン砲 K44」も同様に少数しか生産されませんでした
●また、「128mmカノン砲 K44」は全周式の砲架の生産の遅れから他の砲架の流用が行われ、フランス製の「155mmカノン砲 GPF」の砲架を使用した「128mmカノン砲 K81/1」、ソ連軍の「152mmカノン榴弾砲 ML-20」の砲架を使用した「128mmカノン砲 K81/2」が存在しています
●「128mmカノン砲 K81/2」は砲架だけではなく、マズルブレーキも流用され、極少数が実戦に投入されましたが、火力支援用の火砲としては少数過ぎるために戦果は定かではありません【 「ドイツ 12.8cm K81/2 重対戦車砲」のキット内容について 】
●このドイツ軍のカノン砲「128mmカノン砲 K81/2」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ACE社のハンドメイドによる金型加工で「128mmカノン砲 K81/2」を再現、レジンキットの感覚に近い独特のパーツ成型で、同砲のフォルムとメカニカルな造りを再現した内容となっています
●「128mmカノン砲 K81/2」は、射撃状態と、リンバーを装着した牽引状態を選択できます
●「128mmカノン砲 K81/2」は、「砲身部」「砲脚」「リンバー」の3ブロックで構成されています
【 砲身部 】
●砲身部はマズルブレーキを含めて一体成型されています
・ 砲尾は上下分割式で、閉鎖器は別パーツです
・ 駐退複座装置、防危板、閉鎖ハンドルがパーツ化
・ 砲架は左右及び中央部の各ブロックで構成され、これに操作ハンドル、照準器などを取り付けます
【 砲 脚 】
●砲脚は、シャーシと左右の砲脚の各ブロックで構成されています
●シャーシは上下分割式です
・ タイヤは外側部分が一体成型され、これに内側のゴム部分と内側のハブを接着することによりダブル式タイヤを再現します
●砲脚の主要部は1パーツで再現され、先端の駐鋤部や砲脚上部のディテール部は別パーツです
・ 地面設置用の杭は別パーツで、射撃時と牽引時とを選択できます
【 リンバー 】
●リンバーは、シャーシとタイヤとで構成されています
・ シャーシは一体成型となっており、サスペンションと車軸は別パーツです
●アクセサリーパーツとして砲弾(×5)が付属しています
【 塗 装 】
●「128mmカノン砲K81/2」の1種類の塗装例(ダークイエロー単色)が説明書に記載されています
●2013年 一部新金型