GAZ-42 木炭燃料トラック
「GAZ-42 木炭燃料トラック (プラモデル) (ミリタリーホイール 1/72 AFVキット No.7241 )」です
●第2次世界大戦時におけるソ連軍のトラック「GAZ-42」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●「GAZ-AA」をベースとして木炭燃料エンジンへと換装した「GAZ-42」を再現、キャビン後部に木炭用の巨大な燃焼タンクを装備した特異なフォルムを表現した内容となっています
【 「GAZ-42 木炭燃料トラック」について 】
●ソ連軍は、ロシア革命後の混乱から立ち直った1920年代後半から戦車などの近代化装備の開発、生産に力を注ぎました
●この時期、アメリカや西ヨーロッパではモータリゼーションの高まりから、自動車、トラックなどの技術が発達しましたが、ソ連では民間の自動車メーカーというものが存在しなかったために、このような流れから取り残されてしまいます
●このため、第2次世界大戦時のソ連軍では戦車などの戦闘車両では世界的にリードしていましたが、野戦用のトラックなどのソフトスキン車両の開発技術は極めて低いものでした
●もちろん、このような車両は軍を支える骨格として必要不可欠なものであり、ソ連軍では1920年代に開発されたアメリカのトラック「フォードAA」を輸入し、これをコピーした「GAZ-AA」を生産しました
●「GAZ-AA」は大量に生産されてソ連軍将兵の足として活躍、一方で国内における豊富な木材を有効利用する車両として「GAZ-42」も開発されています
●この「GAZ-42」は、「GAZ-AA」をベースとして木炭を燃料としたエンジンへと変更したもので、キャビン後方両側に大型の木炭燃焼タンクを装備、その最大速度は50km/hという性能を持ちました
●「GAZ-42」は、ベースとなった「GAZ-AA」よりも性能的には劣りましたが、機械化が進んでいないソ連軍にとっては貴重な車両で、豊富な木炭を燃料として使用することから、利便性に優れた車両としてソ連軍に欠かせない車両となったのです
【 「GAZ-42 木炭燃料トラック」のキット内容について 】
●このソ連軍のトラック「GAZ-42」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ミリタリーホイール社のハンドメイドによる金型加工で「GAZ-42」を再現、レジンキットの感覚に近い独特のパーツ成型により、同車のフォルムとディテールとを再現した内容となっています
●ミリタリーホイール社製「ロシア GAZ-42 木炭燃料トラック & 120mm迫撃砲」から「GAZ-42」のみを抽出したバリエーションキットとなります
●「GAZ-42」は、「シャーシ」「ボンネット及びキャビン」「荷台」の3ブロックで構成されています
【 ボンネット及びキャビン 】
●ボンネット及びキャビン部は、フェンダーが一体成型されたフロアパネルをベースに、各パネルを貼り合わせるパーツ構成となっています
・ 側面のドアは、クリアで一体成型されたパーツと、ドアと上部の枠の部分が成型色で、ウィンドー部分がクリアーパーツとなる、2種のパーツが付属、選択して使用することができます
・ 前部ウィンドーも、全体がクリアーパーツ(枠の部分が凸モールド)と、枠の部分が成型色でウィンドー部分がクリアーパーツとなった2種のパーツが付属し、選択して使用することができます
・ キャビン内部の座席、レバー類、ハンドルなどは別パーツ化して再現しています
・ 前照灯は下部のフレームが一体成型のパーツ、ガラス部分はクリアパーツで再現しています
・ 上部に延びる排気管は、排気管本体と基部とで構成
●キャビン後部の木炭燃焼タンクは前後に分割され、上部の蓋の部分は別パーツです
【 荷 台 】
●荷台は、各パネルを貼り合せる箱組みとなります
・ 荷台の各パーツには木パネル表現がモールドされています
【 シャーシ 】
●シャーシのメインフレームは一体成型となっています
・ 後部のデファレンシャルはドライブシャフトも含めて1パーツにて再現
・ 前輪のステアリングゲージは4パーツで構成され、ステアリングは固定式となります
●タイヤは個別にパーツ化されています
【 「GAZ-42」の塗装とマーキング 】
●説明書には「GAZ-42」のソ連軍仕様となる1種類の塗装例が記載されており、車両番号などを再現したデカールが付属しています
【 「GAZ-42 木炭燃料トラック」のパッケージ内容 】
・ ソ連軍 GAZ-42 木炭燃料トラック ×1
・ デカールシート ×1枚