アメリカ M32B1 戦車回収車
「アメリカ M32B1 戦車回収車 (プラモデル) (ユニモデル 1/72 AFVキット No.225 )」です
●第2次世界大戦時におけるアメリカ軍の戦車回収車「M32B1 戦車回収車」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●損傷した車両を回収し、戦車戦力の維持に活躍した戦車回収車「M32B1 戦車回収車」を再現、「M4A1」の車体に大型のフレームを装備した特徴的なフォルムを再現した内容となっています【 「M32B1 戦車回収車」について 】
●戦車などの装甲車輌は、堅牢な装甲板で構成されるために造りが頑丈であり、たとえ撃破されたとしても、よほど大きなダメージを伴わない限り、回収さえできれば修理した後に再利用が可能です
●このため、撃破・破損・擱座した戦車を回収する車輌が開発、回収される車輌は前線で取り残されている場合が多いために、一定の装甲防御力を擁する戦車が車体のベースとなりました
●アメリカ軍は、当初「M3 中戦車」をベースとした戦車回収車「M31」を開発、次いで「M4 中戦車」をベースとした「M32」が登場しました
●「M32」は、ベースとなる車輌の形式に合わせて名称が異なり、「M4」ベースが「M32」、「M4A1」ベースが「M32B1」、「M4A2」ベースが「M32B2」というように「M32B4」までが存在しました
●「M32B1」は、1943年12月から生産が開始され、「M32」シリーズの中では最多の生産数で、シリーズ生産数1577両の中で約半数を占めています
●この「M32」シリーズは、戦車の回収だけではなく、その大型クレーンによる吊り下げ能力の高さから整備用の車両としても活躍、アメリカ軍の戦車戦力の維持に貢献したのでした【 「アメリカ M32B1 戦車回収車」のキット内容について 】
●このアメリカ軍の戦車回収車「M32B1 戦車回収車」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●「M4A1」をベースとした「M32B1 戦車回収車」を再現、車体は直視バイザーがない前方ハッチが小型となる「初期型車体」、リターンローラーの支持架が斜めとなったVVSSサスペンションを装備したタイプとなっています
●細分化されたパーツ構成と不足する細部のディテールはエッチングで補う、ユニモデル社の1/72シリーズのフォーマットに従い「M32B1 戦車回収車」を再現しています
●「M32B1 戦車回収車」は、「司令塔」「車体上部」「車体下部」「フレーム部」の4ブロックで構成されています
【 司令塔 】
●司令塔は、上下分割式となっています
・ 車長キューポラは天板部にモールドにて再現
・ 車長ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 機銃ターレットは上下分割式となります
・ 機銃ターレットに装備される「M2重機関銃」が付属しています
・ 司令塔側面のハッチ、リールなどがパーツ化
【 車体上部 】
●車体上部は、エンジングリル部を除き、一体成型されています
・ 前方のハッチは別パーツで開閉状態が選択できます
・ 前照灯、尾灯、ベンチレーター、前方機銃などがパーツ化
・ 前照灯と尾灯のライトガードは、エッチングパーツにて再現
・ 車載工具類は別パーツとなっています
・ 車体に装備される起動輪の歯、トウバー、牽引装置、雑具箱などが付属
【 フレーム部 】
●フレーム部は、前部及び後部の2ブロックで構成されています
・ 各フレームは一体成型で、各フレーム基部は左右分割式となっています
【 車体上部 】
●車体下部は、各パネルを貼り合わせる箱組み方式です
・ ギアハウジングはワンピース型が表現されています
・ VVSSサスペンションは左右分割式で、上部のスキッド部分はエッチングパーツとなっています
【 履 帯 】
●履帯は、プラパーツによる一部連結式で、上下の直線部は繋がった状態、前後の曲線部は1枚ずつが分割されたパ-ツとなっています
・ 履帯は表面に滑り止めパターンが付いたラバーシェブロン型を再現
●ライトガード、サスペンションのスキッドなどを再現するエッチングパーツが付属しています
【 塗装とマーキング 】
●「M32B1 戦車回収車」のマーキングとして、アメリカ軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 第2機甲師団 第738戦車大隊 (ベルギー / 1945年1月)
・ 第13機甲師団 第496機甲砲兵大隊 (1944年)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊表示、車台番号などを再現したデカールが付属しています
●2014年 一部新金型