ロシア 装甲列車 勝利号 + 母なる大地のために」号 重砲塔搭載
「ロシア 装甲列車 勝利号 + 母なる大地のために」号 重砲塔搭載 (プラモデル) (Ummt 1/72 ミリタリー No.644 )」です
●「ロシア 装甲列車 勝利号 + 母なる大地のために号 重砲塔搭載」です
●第2次世界大戦時におけるソ連軍の装甲列車「勝利号」及び「母なる大地のために号」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット【 「装甲列車「勝利号」及び「母なる大地のために号」」について 】
●第2次世界大戦時におけるソ連軍は国内の劣悪な道路事情から鉄道輸送を重視しており、その警戒と維持、敵の掃討任務から数多くの装甲列車を保有していました
●大戦の開始時、ソ連軍は37編成の装甲列車を保有(他に内務省人民委員部所属の装甲列車も存在していた)していましたが、独ソ戦の開始によってそのほとんどがドイツ軍によって破壊もしくは捕獲されています
●このため、ソ連軍は簡易型の装甲列車「OB-3」の生産を開始、この「OB-3」は「OV装甲機関車」を中心に、戦車などの砲塔を流用した2軸式の装甲貨車を連結する方法が採用されています
●装甲列車「勝利号」と「母なる大地のために号」は、この「OB-3」型装甲列車として1942年にオムスク市で製造が行われました
●この装甲列車「勝利号」と「母なる大地のために号」は、「OV装甲機関車」を中心としてその前後に2両ずつの砲塔付きの装甲貨車が連結、そして最後尾には対空用として「12.7mm DshK重機関銃」を2基装備した無蓋貨車が連結されていました
●砲塔付きの装甲貨車は、他の「OB-3」とは異なり、戦車などの砲塔を流用するのではなくポーランド製の「75mm野砲 M1902/22」を装備した独自の砲塔を搭載、それぞれの装甲貨車には副武装として機銃5基も装備、その装甲は15mm~30mmという厚さを持っていました
●1942年後半、装甲列車「勝利号」と装甲列車「母なる大地のために号」は第27装甲列車師団を編成、「勝利号」は638、「母なる大地のために号」は651という車両番号が与えられています
●第27装甲列車師団は戦線に投入され、第37師団と第32師団を支援、装備している砲による火力支援に活躍しました
●1945年の終戦により、第27装甲列車師団は解隊され、両装甲列車も解体、武器等の器材は第62装甲列車師団へと移管されています【 「ロシア 装甲列車 勝利号 + 母なる大地のために号 重砲塔搭載」のキット内容について 】
●このソ連軍の装甲列車「勝利号」及び装甲列車「母なる大地のために号」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●ユニモデル社の装甲列車シリーズのフォーマットに則り装甲列車「勝利号」と「母なる大地のために号」を再現、前後にオリジナルとなる「75mm砲」の砲塔付きの貨車2両ずつと、最後尾に対空機銃を装備した無蓋貨車を連結した装甲列車の姿を再現した内容となっています
●ユニモデル製「ロシア OB-3 装甲列車牽引 蒸気機関車」をベースに、前後の装甲貨車、無蓋貨車、線路を追加した内容となっています
●キットは、装甲列車「勝利号」と装甲列車「母なる大地のために号」との選択式となります
・ 装甲列車「勝利号」と装甲列車「母なる大地のために号」とはマーキングの違いだけで、仕様は同一となります
●「勝利号」及び 「母なる大地のために号」は、4両の「75mm砲搭載装甲貨車」「機関車」「給水車」「無蓋貨車」の7両編成で構成されています
【 75mm砲搭載装甲貨車 】
●「75mm砲搭載装甲貨車」は、砲塔、車体の2ブロックで構成されています
●砲塔は上下分割式です
・ 上面及び前面部には細かなリベットが彫刻されています
・ 装備されている「75mm野砲 M1902/22」の砲身は一体成型となっています
・ 砲身横の装甲ガード、砲塔後部のハッチはエッチングパーツにて再現
●車体は上下分割式となっています
・ 車体には、細かなリベットが表現されています
・ 側面のハッチ、梯子はエッチングパーツにて再現
・ 機銃ポートは凹んだ状態となっており、これに機銃マウントと機銃を取り付けます
・ 上部のハッチは個別にパーツ化
・ 車輪、車軸は別パーツで、回転可動式です
・ 連結装置などがパーツ化、連結部の装甲ガードはエッチングパーツとなります
【 機関車及び給水車 】
●機関車及び給水車はユニモデル社製「ロシア OB-3 装甲列車牽引 蒸気機関車」を参照して下さい
【 無蓋貨車 】
●「無蓋貨車」は、貨車本体と2つの機銃ボックスとで構成されています
●貨車本体は、各パネルを貼り合わせる箱組み方式で、これに車軸部などを取り付ける構成となっています
・ 各パネルは木造らしい繊細な彫刻が施され、固定用のリベットも表現されています
・ 底面板は前後分割式です
・ 連結装置は、6パーツで構成されています
・ サスペンションは各1パーツで構成、ブレーキ装置は別パーツとなっています
・ 車軸部は、車輪と車軸とで構成
●機銃ボックスは、前後分割式となっています
・ ボックス側面のボルト部分はエッチングパーツにて再現
・ 各ボックスに装備される「12.7mm DshK重機関銃」が付属、「12.7mm DshK重機関銃」は機銃本体、グリップ、銃架とで構成されています
●ハッチ、連結部の装甲ガード、給水車の機銃マウントなどを再現するエッチングパーツが付属
●装甲列車の車体の長さに合わせた線路が付属しています
【 塗装とマーキング 】
●説明書には、「勝利号」と「母なる大地のために号」の各1種類の塗装例が記載されており、マーキング指示に基づく国籍マーク、車両名、車両番号などを再現したデカールが付属しています
●2014年 一部新金型