M36 ジャクソン
「M36 ジャクソン (プラモデル) (フジミ 1/76 ワールドアーマーシリーズ No.WA-017 )」です
●「M36 ジャクソン」です
●第2次世界大戦におけるアメリカ軍の駆逐戦車「M36」を1/76スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●第2時大戦当時、アメリカ軍車両の中で最強の火力を誇った「M36」を再現、先鋭的なデザインの車体にオープントップ式の砲塔を搭載したメカニカルな姿が表現されています【 「駆逐戦車 M36」について 】
●アメリカ軍では、第2次世界大戦初期に「M3 ハーフトラック」をベースとした対戦車自走砲を開発、北アフリカ戦線などに投入しましたが、防御力は小火器の射撃に耐えうる程度であり、対戦車自走砲としては能力不足が目立ちました
●そこで、「M4A2 中戦車」の車体を利用し、「76.2mm 高射砲M3」を搭載した駆逐戦車「M10」が1942年6月に開発されます
●この「M10」は、当時のアメリカ軍戦闘車両の中では最強の火力を誇り、防御力は「M4 中戦車」シリーズには劣りましたが、対戦車自走砲としては優秀でした
●また、アメリカ軍の駆逐戦車の特徴として、オープントップ式の旋回砲塔を装備、固定式の戦闘室を装備した対戦車自走砲よりも汎用性や操作性などに優れていました
●大戦後期に入るとドイツ軍は「タイガー1」や「パンター」などの強力な戦車が続々と投入されており、これらの戦車の装甲は強固で、「M10」では対抗が困難となります
●そこで、「M10」の車体を利用し、「90mm高射砲」の車載型である「90mm戦車砲 M3」を新型の砲塔に搭載した駆逐戦車「M36」が1944年中頃に登場、同年の秋頃から戦線に投入されました
●この「M36」はその強力な火力を発揮、ドイツ軍戦車に対してその正面から撃破が可能な戦車キラーとして名を挙げ、アルデンヌの戦いやその後の侵攻作戦で重要な役割を果たしています【 「M36 ジャクソン」のキット内容について 】
●このアメリカ軍の駆逐戦車「M36」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●旧「ニットー」(日東化学)が1970年代に製品化したものであり、ミニスケールとして一体成型とモールド表現を重視しながらも、実車の細部をパーツ構成により再現しており、当時の同スケールのキットとしては細かく、全体のフォルムの捉え方も良好で、現在においても遜色ないものとなっています
●砲塔内部及び車体内部が再現されています
●「M36」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています
【 砲 塔 】
●「90mm戦車砲 M3」の砲身は一体成型で、マズルブレーキは別パーツです
・ マズルブレーキは前後分割式により、砲口及び側面の開口部が再現
・ 砲尾が4パーツで再現、左右の防危板も再現されています
・ 防盾は1パーツで構成され、上部には吊り下げリングが再現されています
●砲塔は上下分割式です
・ 砲塔側面の手摺りがパーツ化
・ 砲塔上部に装備される「M2重機関銃」が付属、機銃本体、弾薬箱入れ、銃架の3パーツで構成されています
●砲塔内部が再現されています
・ 砲塔バスケットはフロアパネルとステー4本とで構成
・ 各座席、砲塔旋回装置、砲塔後部の弾薬ラックがパーツ化
【 車体上部 】
●車体上部は一体成型となっています
・ 操縦手ハッチ、前方機銃手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ エンジン点検ハッチは別パーツで、開閉状態が選択可能です
・ 予備履帯ラックは1枚ずつ分割された履帯と、側面の固定具で構成
・ 前方機銃、前照灯、ライトガード、前後のフック、起動輪収納ラック、グローサーラック、尾灯、トラベリングロックなどがパーツ化
【 車体下部 】
●車体下部は各パネルを貼り合せる箱組み方式です
・ サスペンションユニット(VVSSサスペンション)は左右分割式で、車体側の部分は車体側面に一体成型されています
・ 起動輪は左右分割式、転輪は各1パーツで構成
●履帯は、接着及び塗装が可能な素材によるベルト式履帯が付属しています
●車体内部が再現されています
・ エンジン、隔壁、戦闘室床面、トランスミッション、前部座席が再現
・ エンジンは5パーツで構成
・ 操行レバーがパーツ化
【 「ハーレーダビットソン」オートバイ 】
●「ハーレーダビットソン」オートバイが付属しています
・ 車体はフレーム、エンジン、前輪、後輪が一体成型された本体パーツに、燃料タンク、ハンドル、荷台、座席、前照灯、シールド下部、排気管、尾灯などを取り付ける構成となっています
・ マシンガンラック、スタンド、車体後部のバックなどもパーツ化
【 フィギュア 】
●アメリカ兵を再現したフィギュアが4体付属しています
・ フィギュアの内訳は、車長1体、装填手1体、操縦手1体、「ハーレーダビットソン」のドライバー1体です
・ 操縦手のフィギュアは半身像で、他のフィギュアは全身像となっています
・ 服装は、車長はタンカーズジャケットを着用、他のフィギュアはフィールドジャケットを着用し、布製レギンスを履き、ヘルメットを被った姿です
・ 各フィギュアは一体成型で、「ハーレーダビットソン」のドライバーは胴体と両腕のパーツ構成です
●各フィギュアのポージング
・ 車長のフィギュアは、立った姿勢で片手を挙げているポーズ
・ 装填手のフィギュアは、両手で砲弾を持っているポーズ
・ 操縦手のフィギュアは、操縦席に座っているポーズ
・ 「ハーレーダビットソン」のドライバーのフィギュアは、「ハーレーダビットソン」の座席に跨っているポーズです
【 塗装とマーキング 】
●「M36」のマーキングとして、アメリカ軍仕様となる1種類の塗装例が説明書に記載されており、国籍マーク、車台番号、部隊表示などを再現したデカールが付属しています
●再販アイテム