キューベルワーゲン
「キューベルワーゲン (プラモデル) (フジミ 1/76 ワールドアーマーシリーズ No.WA-020 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の野戦乗用車「キューベルワーゲン」と、「BMW R75 サイドカー」を1/76スケールで再現したプラスチックモデル組立キット【 「キューベルワーゲンとBMW R75」について 】
●「キューベルワーゲン」は、国民車として戦前から開発されていた「ポルシェ」社の「フォルクスワーゲン」をベースに野戦乗用車型とした車両です
●ドイツ軍の野戦乗用車は、各自動車メーカーが開発していた車両が乱立していましたが、この「キューベルワーゲン」は、簡易な構造による生産性の高さと軽重量による取り扱い易さ、そして機械的な信頼性などから確固たる地位を獲得、大戦中期以降のドイツ軍の野戦乗用車の中核となりました
●ドイツ軍は第1次世界大戦の敗北によるヴェルサイユ条約によって極小規模な軍隊へと縮小、ヒトラーが政権を掌握すると条約を破棄し、一転して軍の大幅な増強を行いました
●このような急激な軍備の増強に対して、軍用車両による機械化が付いていかず、ドイツ軍は低コストで数を揃えることができるオートバイに注目、数多くのオートバイを使用しました
●「BMW R75」は、750ccのエンジンを搭載した大型オートバイで、その信頼性と機動力の高さから「ツェンダップ KS750」と並んでドイツ軍のオートバイの主力となりました
●この「BMW R75」は、その輸送力を高めるために側車「サイドカー」を装着したタイプも作られ、大戦初期を中心としてドイツ軍の貴重な足として活躍しています【 「キューベルワーゲン」のキット内容について 】
●このドイツ軍の野戦乗用車「キューベルワーゲン」と、「BMW R75 サイドカー」を再現したプラスチックモデル組立キット
●1970年代の製品ですが、ミニスケールに沿ったフォルムの捉え方、ディテール表現、そしてパーツ数を抑えた構成など、古さを感じさせない内容となっています
【 「キューベルワーゲン」について 】
●「キューベルワーゲン」は、「ボディ」をベースとして、「足周り」「内装」「フロントシールド」「幌」などを取り付ける構成となっています
●ボディは各パネルを貼り合せる箱組み方式です
・ 各ドアはモールドで再現
・ 前照灯、ノテックライト、後部のナンバープレートなどがパーツ化
・ ボディ中央部のバーに装備する機関銃が付属
●足周りは、車軸、タイヤがパーツ化されています
・ 前後の車軸部は各1パーツで再現
・ タイヤはホイール部分とゴムの部分とに分割されており、ゴムの部分はラバー製です
●フロントシールドは枠の部分が再現されています
●幌は、展開した状態と畳んだ状態とが付属、選択して使用します
【 「BMW R75 サイドカー」について 】
●「BMW R75 サイドカー」は、オートバイ本体とサイドカー部分とで分割されています
●オートバイは、車体後部、フロントフォーク、前輪部で構成されています
・ 各タイヤのスポークはモールドで再現
・ 両側面のフレームは別パーツとなっています
・ 前照灯、各座席、後部のバックがパーツ化
●サイドカーは上下分割式です
・ タイヤ、予備タイヤ、側面のバックがパーツ化
・ サイドカー前部に装備される機関銃が付属
●ドイツ兵を再現したフィギュアが4体付属しています
・ フィギュアの内訳は、「キューベルワーゲン」のドライバー1体、「BMW R75 サイドカー」のドライバー1体、サイドカーに座る兵士1体、立った姿勢の将校1体となっています
・ フィギュアの服装は、「M36野戦服」にブーツを着用、将校は将校帽、「キューベルワーゲン」のドライバーは規格帽、「BMW R75 サイドカー」に乗る2体はヘルメットとゴーグルを付けた姿です
・ フィギュアは、胴体、両腕のパーツ構成です
【 塗装とマーキング 】
●説明書には「キューベルワーゲン」2種と、「BMW R75 サイドカー」1種の塗装例が記載、師団マーク、軍団マーク、戦術マーク、赤十字マーク、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しており、説明書のマーキング指示の位置に貼り付けます
●再販アイテム