ドイツ陸軍 重戦車 キングタイガー
「ドイツ陸軍 重戦車 キングタイガー (プラモデル) (フジミ 1/76 ワールドアーマーシリーズ No.WA-001 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の「重戦車 キングタイガー」を1/76スケールで再現したプラスチックモデル組立キット【 「重戦車 キングタイガー」について 】
●1941年5月にドイツ軍では重戦車「タイガー1」の開発をメーカーに指示しましたが、その開発段階において予定される「タイガー 1」の性能を更に向上させた重戦車の開発も進めました
●この重戦車は「タイガー 1」とは別の設計で行われたため、独ソ戦での戦訓から傾斜装甲を採用、同戦車は「キングタイガー」という名称が付けられましたが、「タイガー 1」の発展型ではなく、中戦車「パンター」の重戦車型というデザインとなっています
●「キングタイガー」は、1944年初頭から生産が開始、当初の50両は曲面を基調とした「ポルシェ砲塔」を装備していましたが、この砲塔は生産効率と防御力の観点から好ましくなく、その後は直線的な「ヘンシェル砲塔」が搭載されました
●「キングタイガー」は、長砲身の「71口径 88mm戦車砲 KwK43」を装備、その前面装甲は180mmの厚さを誇り、当時の戦車としては最強の存在でした
●同車は正面からの戦闘では無敵の存在であり、大戦後期において連合軍戦車に対して圧倒的な強さを発揮、足周りの弱さという欠点を抱えながらも敗色濃い戦況の中で活躍を果たしたのでした【 「ドイツ陸軍 重戦車 キングタイガー」のキット内容について 】
●このドイツ軍の重戦車「キングタイガー」(ヘンシェル砲塔型)を再現したプラスチックモデル組立キットです
●本キットは、1970年代に製品化されたものですが、実車のポイントを踏まえて「キングタイガー」のフォルムとディテールがスケールに沿って再現されており、良好な雰囲気を持っています
・ 同シリーズの初期の製品であり、装備品や履帯などの表現は当時の時代を感じさせるものとなっています
●「キングタイガー」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています
●主砲の「71口径 88mm戦車砲 KwK43」の砲身はマズルブレーキを含めて一体成型されています
・ マズルブレーキ側面は開口処理済みです
・ 防盾は1パーツで構成
・ 砲身は完成後も上下可動式とすることができます
●砲塔は上下分割式で、前面パネルは別パーツです
・ 車長ハッチ、装填手ハッチ、後部ハッチは別パーツで開閉状態が選択できます
・ 車長キューポラは、キューポラ本体と機銃架のリングとの2分割式です
●車体上部は一体成型となっています
・ 左右のフェンダーは別パーツです
・ 操縦手ハッチ、前方機銃手ハッチ、エンジン点検ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ ベンチレーター、給油口、エンジン通気口、ボッシュライトがパーツ化
・ 車体上部には車載工具類が付いていない状態が表現されています
●車体下部は各パネルを貼り付ける箱組み方式です
・ サスペンションアームは側面パネルに一体成型されています
・ 起動輪、誘導輪、転輪は左右分割式
・ 起動輪は18歯タイプが表現されています
・ 車体後部の排気管は下部の装甲カバーを含めて各1パーツで再現
・ 車体後部に装備される牽引シャックルがパーツ化
●履帯は、ラバー製のベルト式履帯が付属しています(焼き止め式)
●ドイツ戦車兵を再現したフィギュアが1体付属しています
・ 服装は、戦車服を着用、略帽を被った姿です
・ フィギュアは、双眼鏡を覗いているポーズとなっています
【 塗装とマーキング 】
●「キングタイガー」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる3種の塗装例が説明書に記載されており、国籍マーク、部隊マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています