ロシア モスクビッチ 401-420 サルーンカー
「ロシア モスクビッチ 401-420 サルーンカー (プラモデル) (ICM 1/35 ミリタリービークル・フィギュア No.35479 )」です
●「ロシア モスクビッチ 401-420 サルーンカー」です
●1950年代から1960年代にかけてのソ連のセダンタイプ乗用車「モスクビッチ 401」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●「オペル・カデット」をコピー生産したタイプとなる「モスクビッチ 401」を再現、第2次世界大戦直前のドイツ車の流れを汲んだフォルムと、前照灯をボディに一体化させた特徴的なスタイルを表現した内容となっています【 「モスクビッチ 401」について 】
●第2次世界大戦時においてソ連は優秀な戦車を生産しましたが、自動車生産は極めて低調であり、1920年代から1930年代のアメリカ車を参考もしくはコピー生産していた程度でした
●その上、輸送用の車両はアメリカから大量に供与が行われていたことにより、新規に開発する必要がなく、自動車技術の向上はほとんど進まない状況となっていました
●第2次世界大戦後の急速なアメリカ関係の悪化から、ソ連は自動車やトラックなどの車両の生産を自国で行わなければならず、供与された車両をコピーして生産する方式が採られています
●一方、ソ連はドイツの東半分を占領したことで、「オペル」社の乗用車「カデット」の生産施設を獲得、この設備をソ連国内へと移設し、「モスクビッチ 400/401」として1947年から生産を行いました
・ 「モスクビッチ」はメーカー名で、当時のこの工場名は「MZMA (モスクワ小型自動車工場)」となっており、小型乗用車を中心に開発と生産が行われています
●当初の「モスクビッチ 400/401」は「オペル・カデット」そのものであり、1950年代中頃になってようやく独自の車両を生み出すようになりました
●しかし、ソ連邦が崩壊すると、共産国家体制で作られていた「モスクビッチ」の車両は価格的には安価だったものの、性能的には西側の車両に全く太刀打ちできず、同社は2000年代に経営破綻しています【 「ロシア モスクビッチ 401-420 サルーンカー」のキット内容について 】
●このソ連のセダンタイプ乗用車「モスクビッチ 401」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ICM社のスタッフカー(乗用車)シリーズのフォーマットにのっとり「モスクビッチ 401」を再現、同車のスタイルを捉えながら、特徴的なフロントグリルと内蔵式の前照灯、ボンネット側面のグリルなど同車のディテールを再現した内容となっています
●ICM社製「ドイツ カデット K38 小型サルーン 2ドアスタッフカー」をベースに、4ドアセダンタイプの「モスクビッチ 401」を再現するために、ボディ側面パネルなどを新規パーツへと変更したバリエーションキットとなります
●「モスクビッチ 401」は、シャーシを兼ねる「車体下部パーツ」に、「足周り」「ボディ」「エンジン」「内装」などを取り付けて行く構成となっています
【 車体下部パーツ 】
●車体下部パーツは、前後のフェンダーも含めて一体成型されています
【 足周り 】
●足周りはモノコック構造として車体下部パーツにサスペンション、デファレンシャルなどを直接取り付ける構成となっています
・ 前部のステアリングゲージは5パーツ、後部のデファレンシャルは4パーツで構成
・ リーフ式サスペンションは個別にパーツ化
・ 前輪のステアリングは固定式です
●タイヤは、ホイール部分とゴムの部分とが分割されており、ゴムの部分は軟質樹脂となっています
・ タイヤ表面にはトレッドパターンが再現されています
【 エンジン 】
●エンジンは、16パーツにより構成され、クラッチ、冷却ファン、ファンベルト、発電機、キャブレターなどが細かく再現されています
・ エンジンルーム内のバッテリーケース、ラジエターなどが別パーツにより再現
【 ボディ 】
●ボディは、各パネルを貼り合せる箱組み方式となっています
・ フロントグリル部には特徴的なスリット形状がモールドされています
・ 側面パネルにはドアがモールドにて再現
・ 側面パネルは内装を再現するために左右分割式となっています
・ ボンネット部分は、実車の構造に合わせて中央部分で分割されています
・ 前照灯のガラス部分はクリアーパーツです
●バンパーは、バンパー本体とステー部分とで構成
・ ナンバープレートはプラパーツで再現
・ 尾灯は成型色パーツとなります
●各ウィンドー部はクリアーパーツです
・ ウィンドーの枠の部分はクリアーパーツにモールドにて再現
・ ワイパーは別パーツとなっています
・ サイドミラー、バックミラーは別パーツ化して再現しています
【 内 装 】
●内装は、各座席、ドアの内張り、運転席部分などが再現されています
・ 各座席は腰掛部分と背もたれ部分との2分割式で、前部座席には下部の支柱がパーツ化
・ 運転席部分の各ペダル、レバー類がパーツ化
・ ハンドルは、リング部と中央部分との2分割式です
・ メーターはデカールにて再現
●各ウィンドー、前照灯のガラス部を再現するクリアーパーツがセットされています
【 塗装とマーキング 】
●「モスクビッチ 401」のマーキングとして、1950年代から1960年代におけるソ連国内車両の4種類の塗装例が説明書に記載されており、ナンバープレートを再現したデカールが付属しています
●2013年 一部新金型