M36 ジャクソン 台湾陸軍
「M36 ジャクソン 台湾陸軍 (完成品) (ホビーマスター 1/72 グランドパワー シリーズ No.HG5405 )」です
●1950年代に運用されていた台湾韓陸軍の駆逐戦車「M36」を1/72スケールで再現したダイキャスト製完成品モデル【 「駆逐戦車 M36 ジャクソン」について 】
●アメリカ軍では、第2次世界大戦初期に「M3 ハーフトラック」をベースとした対戦車自走砲を開発、北アフリカ戦線などに投入しましたが、防御力は小火器の射撃に耐えうる程度であり、対戦車自走砲としては能力不足が目立ちました
●そこで、「M4A2 中戦車」の車体を利用し、「76.2mm 高射砲M3」を搭載した「駆逐戦車 M10」が1942年6月に開発されます
●この「駆逐戦車 M10」は、当時のアメリカ軍戦闘車両の中では最強の火力を誇り、防御力は「M4 中戦車」シリーズには劣りましたが、対戦車自走砲としては優秀でした
●また、アメリカ軍の駆逐戦車の特徴として、オープントップ式の旋回砲塔を装備、固定式の戦闘室を装備した対戦車自走砲よりも汎用性や操作性などに優れていました
●この「M10」は、アメリカ軍の対戦車大隊に配備されて活躍、同軍のみならずイギリス軍にも供与が行われています
●大戦後期においてアメリカ軍は「タイガー1」や「パンター」などのドイツ軍の強力な戦車と対峙しますが、これら重戦車は「M10」の「76.2mm 高射砲 M3」では対抗が困難となります
●そこで、「M10」の車体を利用し、「90mm高射砲」の車載型である「90mm戦車砲 M3」を新型の砲塔に搭載した「駆逐戦車 M36」を1944年中頃に開発、同年の秋頃から戦線に投入されました
●この「M36」はその強力な火力を発揮、ドイツ軍戦車に対してその正面から撃破が可能な戦車キラーとして名を挙げ、アルデンヌの戦いやその後の侵攻作戦で活躍を果たしています
●また「M36」は、重戦車「M26」と比べて軽量な割には、同様な火力を擁していることから、戦後はアメリカの友好国を中心として輸出、供与が行われました
●これらの戦後型の「M36」の多くは、砲弾の破片などから乗員を守るために、オープントップ式の砲塔の上部を覆うカバーが付けられています
【 「M36 ジャクソン 台湾陸軍」の製品内容について 】
●この台湾陸軍の「駆逐戦車 M36」を再現した完成品モデルです
●彩色済みの完成品モデルですので、パッケージから取り出して、そのままディスプレイすることができます
●車体下部のメインパーツはダイキャスト製、他の部分はプラ製パーツとなっています
●「M10 駆逐戦車」の車体に鋳造式のオープントップ式砲塔を搭載した「M36 駆逐戦車」のフォルムを再現
・ 主砲先端部にマズルブレーキが付き、砲塔にカバーが付けられた同車の「後期型」(戦後型)が表現されています
・ 車体前部のライトガード、ハッチ類、後部エンジングリル、そして特徴的な車体の大型ボルト、グローサーのラックなどが再現されています
●丸みを帯びたオープントップ型の形状の砲塔を再現
・ 主砲の「90mm戦車砲 M3」の砲身は上下に可動させることが可能
・ 砲塔は左右に旋回させることができます
・ 砲塔内部のメカニカルな状態も再現され、砲尾、砲弾ラック、砲塔バスケット、戦闘室床面などを再現しています
・ 砲塔上部には「M2重機関銃」を装備、後方に向いた状態となっています
●履帯はラバー製のベルトタイプ
●「M36」の車体マーキングは「台湾陸軍所属 (1950年代)」車輌を再現
・ 車体全体はオリーブドラブの単色塗装
・ 基本塗装の上から、部分的にシャドー吹きが施され、立体感が強調されています
・ 機銃、グローサーラック、各種車載工具類などが塗り分けられています
・ 国籍マーク、車両番号などがタンポ印刷にてプリントされています
●コレクションに便利なネーム入りのケースが付属しています
【 「M36 ジャクソン 台湾陸軍」のパッケージ内容 】
・ 駆逐戦車 M36 ×1
・ ネーム入りコレクションケース ×1
●ダイキャスト製塗装済み完成品モデル
●「駆逐戦車 M36」シリーズ 第4弾 (1/72 グランドパワーシリーズ)