グランドパワー 2014年12月号
グランドパワー 2014年12月グランドパワー 2014年グランドパワー2014年10月発売模型関係月刊誌M24 チャーフィーStuIG33 33B式 突撃歩兵砲Sd.Kfz.142/2 10.5cm突撃榴弾砲42型搭載 3号突撃砲
「グランドパワー 2014年12月号 (雑誌) (ガリレオ出版 月刊 グランドパワー No.247 )」です
(2014年10月27日発売)
●第1次世界大戦から現代に至るまでの戦闘車両をピックアップ形式で深く解説する「グランドパワー」です
●「グランドパワー 2014年12月号」では、第2次世界大戦後期に登場したアメリカ軍の軽戦車「M24 チャーフィー」を特集、大戦時には強力な火力を持つ先進的な軽戦車、戦後では各国の戦車部隊の基礎となり、様々な戦争に投入された「M24」の姿に迫ります
【 「グランドパワー 2014年12月号」について 】
■M24チャフィー
●アメリカ軍は他国と比べて軽戦車を重要視しており、第2次世界大戦に参戦すると軽戦車「M3」「M5」系列が大量に戦線に投入されました
●しかし、この軽戦車「M3/M5」は、基本的には第2次世界大戦前に設計された軽戦車「M2」がベースになっていたため、偵察任務用の装甲車両には適していたものの、戦車戦となると、火力、防御力共に能力不足は明らかでした
●他国の軍隊であるならば、この威力不足を解消すべく、後継車として中戦車へシフトするところですが、前述のようにアメリカ軍では軽戦車にこだわり、後継車両として全くの新設計となる軽戦車「M24」を開発します
●「M24」は、軽戦車にしては破格な火力を持つ75mm砲を装備、装甲自体はそれほど強化が行われませんでしたが、避弾経始を十分に考慮されたデザインとなり、足周りも機動性能に優れたトーションバーサスペンションを採用、従来の「M3/M5」とは異なる近代的な戦車でした
●しかしながら、第2次大戦後期に登場した「M24」は本領を発揮する機会は少なく、その活躍の場は主に大戦後となりました
●朝鮮戦争では、中戦車と同等に運用されたために苦戦を強いられましたが、実戦のデータとしては北朝鮮軍の「T-34/85」に対して善戦、ベトナム戦争では南ベトナム軍の主力戦車として活躍しています
●さらに、「M24」は西側各国に供与が行われ、その使い勝手の良さから高い評価を獲得、我が国の陸上自衛隊でも戦車部隊の運用や戦車隊員の育成に貢献し、現在の戦車部隊の基礎を作った戦車となったのです
●「グランドパワー 2014年12月号」では、アメリカ戦車史に欠かせないこの「M24」を特集、その開発の経緯から構造、そして実戦での運用や評価を詳しく解説します
●実質的に戦後のアメリカ戦車を代表する存在としてアメリカ軍のみならず各国の陸軍で運用された「M24」、小さな軽戦車でありながら西側各国の戦車部隊に計り知れない影響を与えた車両の軌跡を追った内容となっています
【 「グランドパワー 2014年12月号」の内容目次 】
●平成26年度日米共同訓練
●長崎県竹松駐屯地創立62周年記念行事
●M24 in Color
●M24チャフィーの開発と構造
・ M24チャフィー写真集
・ M24軽特車概論
●写真集「3号突撃砲」の派生型
●「3号突撃砲」派生型現存車両のディテール
【 「グランドパワー 2014年12月号」の内容について 】
■巻頭カラーページ (16ページ)
●巻頭カラーページ前半では、2014年8月から9月に行われた平成26年日米共同訓練(アメリカ合衆国ワシントン州ヤキマ演習場)での陸上自衛隊の訓練風景を掲載
●次に、2014年9月に行なわれた長崎県竹松駐屯地創立62周年記念行事を第7高射特科群が装備する対空ミサイル「ホーク」の写真を中心にして紹介します
●カラーページ後半では、M24軽戦車 in Colorとして、自衛隊の車輌を中心に「M24」の写真が収録されています
■M24チャフィーの開発と構造 (38ページ)
●試作車から「M24」の開発過程を紹介、構造では「車体」「機関系」「足周り」「砲塔」「武装」の項目ごとに当時のマニュアルの写真とともに詳しく解説します
●「M24」の唯一の改良型となる「T24E1」をはじめ、派生型として「能力強化型 75mm砲搭載車」「対空機銃強化車」「浮航用フロート装着車」「ドーザー装着車」「クレーン装着車」「回収・工兵車」「ロケットランチャー装備車」「無反動砲搭載型」「対空自走砲 T77」などの試作された車両を掲載
●制式化された派生型として、105mm自走榴弾砲「M37」、155mm自走榴弾砲「M41」、対空自走砲「M19」などを解説、各国で登場した「M24」の改造車両も紹介します
●後半では、各戦争に参加した「M24」を装備した各部隊とその評価、そして戦争に投入された各国の「M24」を解説します
■M24チャフィー写真集 (40ページ)
●前半は、第2次世界大戦末期における各戦線での「M24」の戦場写真を収録
●次に、戦後におけるアメリカ軍の「M24」や、朝鮮戦争、ベトナム戦争時における戦場写真を掲載、派生型となる対空車両「M19」、自走榴弾砲「M37」の写真も収められています
●後半は、陸上自衛隊における「M24」として、パレードに参加した「M24」と「M19」の写真を収録、標的とされた「M24」の珍しい写真も1カット含まれています
■M24軽特車概論 (14ページ)
●1955年前後に陸上自衛隊武器学校が作成したと思われる整備関係の教範を掲載
●電気系統、エンジン、油圧制御装置、変速機、覆帯/懸架装置等の細部緒元がわかる貴重な当時の資料となっています
■写真集「3号突撃砲」の派生型 (20ページ)
●「3号突撃砲」の派生型として、105mm砲を装備した突撃榴弾砲「StuH42」と、150mm歩兵砲を搭載した「15cm 33型突撃歩兵砲」の戦場写真を掲載、細部が分かる整備中のシーンも収められています
●北アフリカ戦線において現地部隊によって作られた、「3号突撃砲」をベースに150mm歩兵砲を搭載した自走砲の写真も収録されています
■「3号突撃砲」派生型現存車両のディテール (10ページ)
●ディテール写真として、「クビンカ博物館」「パットン博物館」「アバディーン」に現存する「StuH42」と「15cm 33型突撃歩兵砲」の写真を掲載、「15cm 33型突撃歩兵砲」では謎が多い戦闘室部分のカットが中心となっています
【 「グランドパワー 2014年12月号」の仕様 】
●版型 : B5版
●全144ページ / モノクロ写真194枚、カラー写真33枚収録
●発行日 : 2014年12月1日
●コード : 4910135011245