グランドパワー 2014年11月号
グランドパワー 2014年11月グランドパワー 2014年グランドパワー2014年9月発売模型関係月刊誌M551 シェリダン 空挺戦車空挺戦車3号突撃砲 資料Sd.Kfz.142/2 10.5cm突撃榴弾砲42型搭載 3号突撃砲StuIG33 33B式 突撃歩兵砲Sd.Kfz.142/1 3号突撃砲G型T-26 軽戦車
「グランドパワー 2014年11月号 (雑誌) (ガリレオ出版 月刊 グランドパワー No.246 )」です
(2014年9月27日発売)
●第1次世界大戦から現代に至るまでの戦闘車両をピックアップ形式で特集し、深く解説する「グランドパワー」です
●「グランドパワー 2014年11月号」では、アメリカ軍の軽戦車の最終形態となり、最後の軽戦車とも称される「M551 シェリダン」を特集、未来的なデザインの車体に強力なガンランチャーを装備した「M551」の開発の軌跡と戦歴などに迫ります
【 「グランドパワー 2014年11月号」について 】
■M551 シェリダン
●アメリカ陸軍では、伝統的に軽戦車を重視しており、第2次世界大戦では軽戦車「M3/M5」、そして軽戦車「M24」を戦場に投入しました
●また、アメリカ陸軍は空挺部隊の運用の成功と兵力の拡大から空挺部隊用の戦車が開発され、大戦後期には軽戦車「M22 ローカスト」が登場しています
●第2次世界大戦後は、各国が戦車を主力戦車という一つのカテゴリーに集約して行く中で、アメリカ陸軍では軽戦車を空挺部隊用の戦車として存続させ、その集大成的な存在として軽戦車「M551 シェリダン」を1966年に開発します
●この「M551 シェリダン」は、アルミ合金を用いた車体で軽量化を進めながら、主砲には「シレイラ・ミサイル」を発射できる「152mmガンランチャー」を装備、当時の軽戦車としては破格な火力を持っていました
●本来、「M551 シェリダン」は冷戦時代に開発され、戦争時における空挺作戦に用いる戦車でしたが、軽量かつ主砲の火力が強力なことからベトナム戦争に本格的に投入され、主力戦車に準じた運用が行われることになります
●確かに、軟弱地が多いベトナムの地において「M551 シェリダン」は頼りになる働きを見せましたが、敵の機甲兵力の交戦を前提として装備されていた「シレイラ・ミサイル」と高精度な誘導装置は無用のために外されてしまい、「M551 シェリダン」にとっては不本意な戦闘となってしまいます
●しかしながら、この「M551 シェリダン」がその真価を発揮したのが、1989年のパナマ侵攻作戦と、1990年における湾岸戦争であり、空挺部隊の兵士と共に輸送・展開され、パナマ侵攻作戦では実戦において初となる空中投下によって戦場に投入、空挺戦車としての活躍を果たしたのです
●「グランドパワー 2014年11月号」では、現時点においてアメリカ軍最後の軽戦車となった「M551 シェリダン」を特集、その開発の経緯をアメリカ軍の空挺部隊用の戦車の開発史と併せて解説、「M551」の構造や派生型なども詳しく紹介します
●「152mm ガンランチャー」を装備した「M60A2」や「MBT70」が姿を消していく中、軽戦車の有用性を誇示し続けた「M551 シェリダン」、アメリカの戦車史に欠かすことができない存在としてその軌跡を辿る内容となっています
【 「グランドパワー 2014年11月号」の内容目次 】
●平成26年度富士火力展示演習
●平成26年度第2師団夏季訓練検閲
●第11旅団射撃訓練検閲
●カラーで見る「M551」
●「M551 シェリダン」
・ 「M22 軽戦車 ローカスト」
・ 「M551」の開発と構造
・ 「M551 シェリダン」写真集
●「3号突撃砲」の派生型
●ソ連軍「T-26」軽戦車の派生型 (4)遠隔操縦戦車
●第2次世界大戦イタリア軍の弾薬 (4)
【 「グランドパワー 2014年11月号」の内容について 】
■巻頭カラーページ (16ページ)
●巻頭カラーページ前半では、2014年8月に行われた平成26年度富士総合火力演習を掲載、射撃シーンを中心に構成
●次に、2014年7月に行なわれた第2師団の夏季訓練検閲と、同年7月に行なわれた第11旅団射撃訓練検閲の様子が収録
●カラーページ後半では、1980年代から1990年代に撮影された「M551 シェリダン」の写真を収録しています
■M551 シェリダン (87ページ)
●「M551 シェリダン」の開発の推移をアメリカ空挺戦車開発史と平行して解説します
●第2次世界大戦時の「T9」試作空挺戦車の開発と「M22」の開発過程と各部の構造、第2次大戦後の空挺戦車開発として「T92」試作戦車、「XM551」試作車シリーズを取り上げ、「M551」までの道程を辿ります
●「M551 シェリダン」では車体各部の構造を、152mmガンランチャー及びシレイラ・ミサイル、空挺戦車特有の構造、浮航装置などの項目に区分してその詳細を解説
●「M551 シェリダン」の派生型として、自走砲や火炎放射型、歩兵戦闘車などペーパープランに終わった数々の車両を掲載、派生型ではありませんがアグレッサーとして改造使用された車両の写真も収められています
●「M551 シェリダン」の戦歴として、ベトナム戦争や最近の砂漠の嵐作戦等における「M551 シェリダン」の活動の記録を掲載
●後半は、「M551 シェリダン」の写真集として、冷戦時のヨーロッパに展開していた部隊やベトナム戦争時における戦場写真が収録されています
■3号突撃砲の派生型 (24ページ)
●「3号突撃砲」の派生型として、戦場から引き上げられた「3号戦車」を再生する形で作られた「3号突撃砲G型」について解説
●派生車両として、105mm砲を装備した突撃榴弾砲「StuH42」、150mm歩兵砲を搭載した「15cm 33型突撃歩兵砲」 、火炎放射器を装備した「火焔放射型」の3種の車両について、、その開発と構造を解説します
●後半は、長砲身型と突撃榴弾砲の編成として、陸軍直轄突撃砲大隊、戦車大隊、武装親衛隊、空軍地上部隊、歩兵部隊への配備状況を解説します
■ソ連軍 T-26軽戦車の派生型 (4)遠隔操縦戦車 (8ページ)
●「グランドパワー 2014年6月号」の「T-26」軽戦車特集に続く記事の第4弾として、「T-26」軽戦車の派生型となる遠隔操縦型を紹介
●「TT-26」遠隔操縦戦車と「TU-26」遠隔指令戦車、遠隔操縦戦車群「ポドルイヴニク(爆破手)」が収録されています
●冬戦争での実戦使用状況と以後の遠隔操縦戦車の開発も解説します
■第2次世界大戦イタリア軍の弾薬(4) (6ページ)
●1953年に刊行された「ITALLIAN AND FRENCH EXPLOSIVE ORDNANCH」から、第2次世界大戦中のイタリア軍の弾薬図版の部分を収録しています
●掲載弾薬は、重榴弾砲用「260mm砲弾」「305mm砲弾」「380mm砲弾」「420mm砲弾」を諸元とともに掲載
●大口径の砲弾の構造と性能が理解できる図面及び諸元集です
【 「グランドパワー 2014年11月号」の仕様 】
●版型 : B5版
●全144ページ / モノクロ写真147枚、カラー写真29枚収録
●発行日 : 2014年11月1日
●コード : 4910135011146