モデルアート 2014年12月号
「モデルアート 2014年12月号 (雑誌) (モデルアート 月刊 モデルアート No.906 )」です
(2014年11月24日発売)
●スケールモデルの作例を中心に掲載、毎月数多く発売される新製品も紹介する月刊の模型専門誌「モデルアート」です
●今月の「モデルアート 2014年12月号」では、最近発売された艦船モデル及び発売予定の艦船モデルを特集、それぞれのキットをミニ特集形式に作例と実艦解説を交えて詳しく紹介します
【 「モデルアート 2014年12月号」について 】
■特集 : 話題の新製品、先取り作例が集結 2014年下半期 艦船模型最新コレクション
●艦船モデルは、元来、スケールモデルとしての人気は不動の地位にあり、艦船ジャンルの標準的スケールとなっているのがウォーターラインシリーズに代表される1/700スケールです
●このウォーターラインシリーズは1970年代前半に爆発的人気を獲得しましたが、ある程度ラインナップが揃ったところでブームは沈静化、それに伴って艦船モデル全体が沈静化してしまうことになってしまいます
●しかし、ブームが去った後でも、根強い人気のあった1/700スケールの艦船モデルは、ピットロード社がウォーターラインシリーズの空白を埋める形で新キットを開発しファンの下支えを行い、また、ウォーターラインシリーズにおいても散発的ながらも新キットの発売が続けられ、一部の艦船は完全新金型でリニューアルされたり、追加パーツを付加することでシリーズのアップデートが行われていきました
●しかしながら、多くのファンがウォーターラインのリニューアルを望む反面、採算面からを考えるとどうしても思い切った決断のできないメーカーの実情は、ユーザーのニーズとは相反するものとなってしまい、また、帝国海軍の艦艇については絶対的と言える資料が少なかったため、ウォーターラインはなかなか全面リニューアル化が進まず、過去発売されたキットをベースに個々人がキットのアレンジをする時代が長く続きました
●このような膠着状態に新風を吹き込んだのは、2005年にハセガワ社から発売された、1/350スケールの「戦艦 三笠」でした
●予想外とも言えるヒット作となった「戦艦 三笠」は、その後、1/350スケールの大型キットブームを引き起こし、大型キットが飽和とも言える状態になった頃に登場したのが、フジミ社の1/700スケール「特シリーズ」です
●長い間、忍従の立場に甘んじていた艦船ユーザーは、1/350スケールの新キットの登場を歓迎、第1次ウォーターラインブームの頃と時代は変わり、帝国海軍および外国艦に関する新資料も蓄積されていたため、新しい情報を1/350スケールのキットに再現できる喜びとともに艦船モデルが再び活性化します
●また、1/700ながら豊富な情報量を持つ新金型キット「特シリーズ」の登場をきっかけに、ウォーターラインシリーズも1/350スケールに平行する形で活性化、多くの艦船モデルファンが市場へと戻ってきます
●さらに、ファインモールド社から登場した「ナノ・ドレッドシリーズ」は、1/700スケールにおいてエッチングパーツに頼っていた機銃などの小パーツの再現に新しい地平を切り開き、ウォーターラインシリーズでは、従来と異なる新たなフォーマットで組み立てやすさとコレクション性を両立させることを模索しながら新キットの開発・発売が進められるようになります
●2013年になると、ソーシャルゲーム「艦これ」の登場で、新たに「艦船(大戦もの)」に興味を持つようになった新らたなユーザーがプラモデルを手に取るようになり、ウォーターラインシリーズやピットロードが持っている従来からのキット、毎月登場する新金型キットなどで構成されるぶ厚い商品ラインナップを揃える艦船モデルは、まさに今、新しい時代を進んでいると言えるでしょう
●今月号の「モデルアート 2014年12月号」では、最近発売された艦船モデルのキットと近日発売予定のキットを特集、それぞれのキットをミニ特集的に解説を交えて詳しく紹介します
●細分化したパーツ構成によりディテールを重視したキットや、逆にパーツ数を抑えて現代艦ならではの特異な姿を再現したキット、さらに今まではキット化が想像できなかったアイテムなど、様々なキットを結集、隆盛を誇る艦船モデルの「今」に迫ります
■特集記事
●2014~2015の艦船模型の傾向
・ 近年における「艦これ」に代表される艦船モデルの隆盛と、これからの艦船モデルの展望を解説します
■特集作例
●初のキット化、回天搭載艦「北上」をシャープに仕上げる
・ 「日本海軍 軽巡洋艦 北上 昭和20(1945)年」 (フジミ 1/700)
・ 実艦コレクション「北上」 解説:衣島尚一
●商船改造でも大活躍した君川丸が完全新金型でアオシマから登場!
・ 「日本海軍 特設水上機母艦 君川丸 スーパーデティール」 (アオシマ 1/700)
・ 実艦コレクション「君川丸」 解説:衣島尚一
●腹が減っては戦は出来ぬ!給糧艦「間宮」から補給を受ける駆逐艦たち
・ 「日本海軍 給糧艦 間宮 1931」 (ピットロード 1/700)など
・ 実艦コレクション「間宮」 解説:衣島尚一
●完全新金型キット!待望の航空母艦 千歳「艦これ」バージョンで登場!
・ 「航空母艦 千歳 (艦隊コレクション)」 (アオシマ 1/700)
●11月発売のキット、駆逐艦「島風」を先行作例!リノリウムを自作シールで貼ってみた
・ 「日本海軍 駆逐艦 島風 最終時」 (ピットロード 1/700)
・ 実艦コレクション「島風」 解説:衣島尚一
●1/350の広大な飛行甲板を綺麗に 塗り分ける!
・ 「米海軍航空母艦 CV-11イントレピッド アングルドデッキ」 (MRCギャラリーモデル 1/350)
・ 太平洋戦争からベトナム戦争と戦歴を重ね進化した、エセックス級空母3番艦「イントレピッド」の生涯 解説:河野嘉之
●最新形態をフルハルと洋上模型で楽しむ、米海軍ミサイル駆逐艦DDG-1000 ズムウォルト
・ 「アメリカ海軍 ミサイル駆逐艦 DDG-1000 ズムウォルト」 (ドラゴン 1/700)
■巻頭記事
●第54回全日本模型ホビーショー 新製品レポート
■特別記事 エアフィックスの「本気」に応える!
●1/24 ホーカー タイフーン Mk.1Bを攻略する (前編)
・ 「ホーカー タイフーン Mk.1B」 (エアフィックス 1/24)
■ NEW KIT REVIEW
●進化する跳ね馬
・ 「ラ・フェラーリ」 (レベル 1/24)
●ドイツ軍機に対抗する2代目スピット
・ 「スピットファイア Mk.2」 (レベル 1/32)
●9ヶ国共同開発の新世代ステルス戦闘機
・ 「ロッキード マーチン F-35A ライトニング 2」 (タミヤ 1/72)
●BMD担う強力ウエポン
・ 「航空自衛隊 パトリオット PAC-3 発射機」 (アオシマ 1/72)
●大戦後期の主力のBf109最多生産型
・ 「メッサーシュミット Bf109G-6」 (エデュアルド 1/48)
■ 連 載
●連合艦隊編成講座 (巡潜1型再開発の提案)
●迷人の、新プラモは作ってナンボです
●日本機大図鑑
●モデリングJASDF:あきやまいさみ
●FOLLOW YOUR HEART ~ 「ぺネロープ号」 (アオシマ 1/32)
●北澤志朗のネオヒストリック ガレージ ~ 「トヨタ セルシオ Cタイプ '89」 (フジミ 1/24)
■ 情 報
●タミヤ 第74回パチッコンテスト受賞作品発表
●第25回ピットロードコンテスト 審査結果発表!
●セナ2度目のワールドチャンピオン獲得のMP4/5B登場「マクラーレン・ホンダMP4/5B 日本GP 1990年 (アイドロン・フォーミュラ1/43)」
●ブックレビュー
●でものはつもの
●リーダーズクラブ
【 「モデルアート 2014年12月号」の仕様 】
●版型 : B5版
●全160ページ
●雑誌 : 08733-12