アメリカ M60A3戦車 (アメリカ 現用アクセサリーパーツセット付き)
「アメリカ M60A3戦車 (アメリカ 現用アクセサリーパーツセット付き) (プラモデル) (タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.140 )」です
●「アメリカ M60A3戦車 (アメリカ 現用アクセサリーパーツセット付き)」です
●戦後第2世代戦車となるアメリカ軍の主力戦車「M60A3」を1/35のスケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●第2世代戦車特有の複合装甲の無い被弾経始を重視したフォルムを再現、「M60A3」が持つ背の高い迫力在る姿を再現した内容となっています【 「アメリカ M60A3 戦車」について 】
●大戦後のアメリカ戦車の歴史は大戦末期に登場した「M26」から始まり、この戦車の基本形が「M60A3」まで継承されています
●「M26」戦車は大戦末期のドイツ、そして「朝鮮戦争」に参加、その「朝鮮戦争」では、装甲と砲火力により北朝鮮軍の「T34/85」を圧倒し、また堅牢な構造と操縦性の高いオートマチックトランスミッションなどから将兵の信頼を得ました
●ただ「M26」は、機動性能自体は悪くはなかったものの、重量とエンジン出力の比率が「M4A3E8」よりも低く、山間部の多い朝鮮においては欠点の一つとなってしまいます
●これに続き、エンジンを中心に改良が施された「M46」が登場、さらに「M46」をベースにして砲塔を変更した「M47」が登場します
●「M47」は、アメリカ陸軍での本命的な主力戦車として期待されましたが、装備するステレオ式レンジファインダーの不調などにより短命に終わり、砲塔と車体を一新した「M48」の開発、生産が始まります
●この「M48」の配備が進む頃、ソ連軍は「115mm滑空砲」を搭載した「T-62」を登場させました
●「M48」は当時「90mm戦車砲」を搭載していましたが、この砲では口径的な砲火力にかなりの開きがあり、ソ連製「115mm砲」との戦力的不利を解消するために「105mm戦車砲」を搭載する新型車体の「M60」の開発が急ピッチで進められました
●この「M60」は戦力化を急ぐあまり、砲塔は「M48」とほぼ同型を搭載していましたが、もともとは「90mm戦車砲」用であり、後に砲塔容積を広くした砲塔を持つ「M60A1」が採用されます
●この「M60A1」は永らくアメリカ軍の主力戦車を務めており、その後に近代的な改良を施された「M60A1 RISE」へと発展、その後更に近代化を進めたバージョンとして「M60A3」が開発されました(「M60A2」はミサイル戦車型)
●この「M60A3」では、射撃指揮装置を新型へと変更、主砲にはサーマルジャケットが取り付けられ、大型の赤外線投光器も小型なものへと換装されています
●しかし、この「M60A3」は第2世代の戦車の延長線であり、当時の主力戦車として登場し始めた複合装甲を持つ第3世代の戦車と比べて見劣りするのも事実でした
●そこで、アメリカ軍は「M1」戦車の開発を行い、1981年に制式採用されました
●ただし、この「M1 エイブラムス」はガスタービンエンジンを搭載しているのが特徴であり、このエンジンは排気圧が低いために渡渉水深が浅いのがネックとなり、水際で行動する海兵隊には「M60A3」が使用され続け、「湾岸戦争」時において活躍しています(その後、「M1 エイブラムス」にも改良が施され、海兵隊に採用されることになります)
【 「アメリカ M60A3戦車 (アメリカ 現用アクセサリーパーツセット付き)」のキット内容について 】
●この現用アメリカ軍の主力戦車「M60A3 戦車」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●1970年に発売された「M60A1」のキットパーツをベースとしていますが、「M60A3」としての主要部分や、よりディテールを重視する部分はパーツが変更されており、現在の目で見ても遜色無い仕上りとなっています
●特に、防盾カバー、銃搭の機銃カバーなどはタミヤタッチの質感豊かな造形となっています
・ 車体の基本構造部は「M60A1」のパーツを使用していますが、時代を感じさせないシャープな彫刻が施されています
●タミヤ社製「アメリカ M60A3 戦車」をベースに、履帯パーツを接着及び塗装が可能な素材へと変更、同社製「アメリカ 現用 アクセサリーパーツ セット」のランナーを1枚追加して定番キット化したものとなります
●「M60A3」は、「砲塔」「銃塔」「車体上部」「車体下部」の4ブロックで構成されています
【 砲 塔 】
●砲塔は、その鋳造肌を豊かに再現、防盾カバーのキャンバス地の独特の皺の表現、照準口、機銃口などがシャープな彫刻によって再現され、後部のバスケットも繊細な仕上がりとなっています
●「105mm戦車砲 M68」の砲身は左右分割式で、砲口部分は別パーツとなっています
・ 砲身は、サーマルジャケットが付いた陸軍タイプと、サーマルジャケットが付いていない海兵隊タイプの2種が付属、選択して使用します
・ 防盾部分はカバーが付いている状態を再現、砲塔部分にもカバー部の一部が彫刻されています
●砲塔は上下分割式です
・ 前方のスモークディスチャージャーが別パーツにて再現
・ 砲塔バスケットは細めのパーツで構成、治具も用意されており、複雑な形状が確実に形となるように考慮されています
・ バスケット部のメッシュは、付属するナイロン製のメッシュを型紙に合わせて切り出して装着させます
・ バスケット部分に取り付けられる予備の履帯パッドが5個付属しています
・ 装填手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 側面のレンジファインダーは別パーツで再現
・ 風向センサーのパーツが付属
【 銃 塔 】
●銃塔は、その特異な形状と鋳造構造を再現、防盾部分の防塵カバーも独特の深い皺がリアルに再現されています
●車長の銃搭は上下分割式となっています
・ 銃搭は鋳造肌が表現されています
・ 機銃の基部にはカバーが付けられている状態が再現
・ 機銃先端部の特徴的な形状のフラッシュハイダーがシャープな彫刻で表現されています
・ ペリスコープのカバーは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 車長ハッチは別パーツにより開閉状態が選択可能です
【 車体上部 】
●車体上部は、パーツ数を抑えて再現、車体本体とフェンダーとの質感の違いが表現され、エンジングリルのスリットがシャープな彫刻で再現されています
●車体上部は、フェンダー部分も含めて一体成型されています
・ フェンダー上の雑具箱の蓋は別パーツです
・ 操縦手用のペリスコープは、中央部が開いている状態、左右の部分は蓋が閉じられている状態となっています
・ 操縦手ハッチは車体裏側に装着させるパーツによって可動式とすることができます
【 車体下部 】
●船底形の車体下部は、バスタブ式に一体成型され、側面上部と後部パネルは別パーツとなっています
・ 操縦席部分の床、座席、タンクなどが別パーツで再現されています
・ 後部パネルは、点検ハッチが一体成型され、牽引装置は別パーツとなっています
・ 主に海兵隊で使用された渡河能力向上のためのシュノーケルパーツが付属
・ サスペンションアーム、ダンパー、ショックアブソーバーは別パーツです
・ 下部転輪、誘導輪はポリ製のハブキャップパーツにより可動します
・ 起動輪は内蔵させるポリキャップにより回転可動します
【 履 帯 】
●履帯は、接着及び塗装が可能な軟質素材によるベルト式となっています
【 フィギュア 】
●車長2体と、操縦手1体の合計3体のフィギュアが付属しています
・ 車長1体と操縦手1体の2体のフィギュアは、タミヤ社製「アメリカ 現用 アクセサリーパーツ セット」のランナーに付属しているものとなります
・ 車長のフィギュア2体はハッチ周囲に腕を置いたリラックスした状態、操縦手のフィギュアはハッチから顔を出した状態を再現
・ 服装は、「BDU迷彩服」を着用、戦車ヘルメットを被った姿で、操縦手は顔の下部をマフラーで覆った状態となります
・ フィギュアは、胴体、両腕のパーツ構成です
【 アクセサリーパーツ 】
●アクセサリーパーツとして、タミヤ社製「アメリカ 現用 アクセサリーパーツ セット」のランナーが1枚付属しています
●アクセサリーパーツの内容は
・ 戦車兵フィギュア (上記記載のもの) ×2体
・ M16A2 ライフル ×1
・ M249 分隊機関銃 ×1
・ M60E3 機関銃 ×1
・ スティンガー 地対空ミサイル ×1
・ コルト ガバメント ホルスター ×2
・ 双眼鏡 ×1
・ フリッツヘルメット ×2
・ アリスパック ×1
・ 7.62mm 弾薬箱 ×1
・ 12.7mm 弾薬箱 ×4
・ シムファイアー発射器 ×1
・ M1 エイブラムス 戦車 予備転輪 ×1
・ M1 エイブラムス 戦車 予備履帯 ×2
・ M60A3 戦車 予備転輪 ×1
・ M60A3 戦車 予備履帯 ×3
・ M60A3 戦車 予備履帯 ゴムパッド ×3
・ 105mm戦車砲 HEP弾 ×2
・ 105mm戦車砲 APDS弾 ×2
・ 105mm戦車砲 APFSDS弾 ×2
・ 105mm戦車砲 HEAT弾 ×2
・ 105mm戦車砲 砲弾空薬莢 ×2
・ 120mm滑腔砲 APFSDS弾 ×1
・ 120mm滑腔砲 HEAT弾 ×1
・ 戦車砲弾ケース ×2
・ 戦車砲弾薬木箱 ×2
・ 酸素ボンベ ×1
・ アセチレンガスボンベ ×1
・ 水ポリタンク ×1
・ ジェリカン ×1
・ 万力 ×1
・ 砲弾ケースなどのステンシル用デカールシート ×1枚
【 塗装とマーキング 】
●「M60A3」のマーキングとして、1種類の塗装例が説明書に記載されており、マーキング指示に基づく、部隊表記、車体番号、車台番号などを再現したデカールが付属しています
・ マーキングは、陸軍1種、海兵隊2種となっています
●2013年 履帯パーツ変更、アクセサリーパーツ追加