イタリア トッポリーノ 500 スタッフカー オープントップ w/リビアクルー
「イタリア トッポリーノ 500 スタッフカー オープントップ w/リビアクルー （プラモデル） (ブロンコモデル 1/35 AFVモデル No.CB35164 )」です
●第2次世界大戦時におけるイタリア軍の小型スタッフカー「フィアット 500 トッポリーノ」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●当時のイタリアの大衆車の代表的な存在である「フィアット 500 トッポリーノ」を再現、イタリア車らしい小型で流れるようなフォルムが表現されています【 「フィアット 500 トッポリーノ」について 】
●ヨーロッパでは、1920年代後半から1930年代前半にかけてモータリゼーションが発達、自動車メーカーが多く設立され、自動車、トラックが生産されましたが、その普及は富裕者層がメインで、まだまだ一般的とは言えませんでした
●そこで、各自動車メーカーは1930年代中頃から大衆向けの小型車を発表、その結果益々モータリゼーションの発展が促されてました
●イタリアの「フィアット」社は、大衆車として1000ccクラスの小型車「フィアット 508 バリッラ」を1932年に発表、同車は低価格と高性能から好評を博します
●「フィアット」社では更なる販路の拡大を図って「フィアット 508 バリッラ」の廉価型として500ccクラスエンジンを搭載した「フィアット 500」を1936年に発表しました
●この「フィアット 500」は、2人乗りの小型車で、569ccの13馬力のエンジンを搭載、究極の小型化と軽量化が進められましたが、車としての基本性能は維持するように設計、更には「フィアット 508 バリッラ」よりも先進的な技術も取り入れられ、耐久性と信頼性とが確保されていました
●運転者の足が収まるように、そのスペースを確保するためエンジンは前輪から突き出るように配置、ラジエターはエンジン上部に装備されるという変則的なレイアウトとなっています
●同車は、その低価格から大ヒット作となり、大衆へと自動車を普及させることに成功、イタリアの国民車的存在となり、1948年のマイナーチェンジ版の生産開始までに約12万2000台が生産されました
●また、小型車としての軽快さと愛らしい姿から「トッポリーノ（はつかねずみ）」という愛称が付けられ、絶大な人気を得ています
●この「フィアット500 トッポリーノ」はその普及率の高さから小型スタッフカーとして軍でも使用されました
●「フィアット500 トッポリーノ」は、野戦用車両としては非力さが否めませんでしたが、軽量な車体のためにスタックしても人力で回復させることができ、軽便な車両としてイタリア軍の足となって活躍したのです
【 「イタリア トッポリーノ 500 スタッフカー オープントップ w/リビアクルー」のキット内容について 】
●このイタリア軍の小型スタッフカー「フィアット 500 トッポリーノ」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●小型のソフトスキン車両として同社キットとしてはパーツを抑えながらも、細分化されたパーツ構成と細かな彫刻により「フィアット500 トッポリーノ」のフォルムとディテールとを再現した内容となっています
●ブロンコモデル社製「フィアット 500 トッポリーノ 乗用車 オープントップ ＋ 女性 ＆ 犬」をベースとして、前照灯カバー、エッチングパーツ、フィギュアなどを新規パーツへと変更したバリエーションキットとなります
●「フィアット 500 トッポリーノ」のキャンバストップ型が再現されており、キャンバス部はオープン状態と展開した状態とを選択できます
●「フィアット 500 トッポリーノ」に乗るイタリア軍兵士フィギュアが2体付属しています
●「フィアット500 トッポリーノ」は、「シャーシ」「エンジン」「内装」「ボディ」の4ブロックで構成されています
【 シャーシ 】
●シャーシのメインフレームは、前輪のアーム部分も含めて一体成型となっています
・ 前輪のリーフ式サスペンションは取り付け基部も含めて一体成型、後輪のサスペンションは各1パーツで構成
・ 後部のディファレンシャルは3分割式
・ 前輪のステアリングアームは3パーツで構成され、前輪のステアリングは任意の角度に選択することができます
・ タイヤは一体成型で、ハブキャップ部は別パーツとなっています
【 エンジン 】
●エンジンは18パーツで構成され、エンジン本体の他に、ラジエター、シリンダーヘッド、冷却ファン、ファンベルトなどが細かく再現されています
【 内 装 】
●内装は、フロアパネルパーツをベースとして座席、運転装置、メーターパネルなどを取り付ける構成となっています
・ 座席は各1パーツで再現
・ ハンドル、変速レバー、各ペダルがパーツ化
・ 各メーター部分を再現するデカールが付属しています
【 ボディ 】
●ボディはフェンダーも含めて一体成型となっています
・ ドアは別パーツで、開閉状態が選択できます
・ フロントグリル部は別パーツで、グリル部分のラインが繊細に彫刻されています
・ フロントグリル部は開閉状態を選択することが可能で、開状態としてエンジンルームを展示することができます
・ ラジエターグリル部は別パーツで、開閉状態が選択できます
・ 各ウィンドーはクリアーパーツです
・ ドアのウィンドーは前部を開けた状態と、閉じた状態とを選択できます
・ ワイパーはエッチングパーツにより再現
・ バンパーは、左右に分割されたタイプと全面一体化タイプとを選択できます
・ 車幅ポール、ノテックライト、フロントグリル固定具などがパーツ化
・ 前照灯は、通常のタイプとカバー付きのタイプとが付属、通常のタイプのガラス部はクリアーパーツです
・ 予備タイヤは別パーツにて再現
・ ナンバープレートはエッチングパーツで再現されています
●キャンバストップ部分は展開した状態と、畳んだ状態とが付属、選択して使用します
・ 展開した状態では、後部のウィンドーがクリアーパーツとして別パーツ化されています
・ 畳んだ状態のキャンバスは2パーツで構成されており、6本のステーは個別にパーツ化
●ナンバープレート、フロントグリルの固定具、ワイパー、各部のディテールなどを再現するエッチングパーツが付属しています
●各ウィンドー、前照灯のガラス部を再現するクリアーパーツが付属
【 フィギュア 】
●運転する兵士と、助手席に座る将校の2体のイタリア軍兵士フィギュアが付属しています
・ 服装は、2体共に「熱帯用野戦服」を着用し、ゲートルを巻いた姿で、将校は規格帽、運転手は熱帯帽を被っています
・ 運転手が被る熱帯帽用として、「ベリサリエリ部隊」の羽飾りが付属、その装着の有無を選択できます
・ 服の皺の表現はスケールに沿っており、服の縫い目やポケットなどの細部は繊細かつシャープに彫刻されています
・ フィギュアは、頭部、胴体、両腕、両足のパーツ構成で、帽子類は別パーツとなります
●各フィギュアのポージングについて
・ 運転手のフィギュアは、片手でハンドルを持ち、片腕をドアの部分に置いているポーズ
・ 将校のフィギュアは、助手席の背もたれ上に座った状態でキャンバストップ部分から上半身を出し、片手で双眼鏡を持って前方を眺めているポーズとなっています
●付属している装備品類
・ 双眼鏡 ×1
・ 水筒 ×1
・ 規格帽 ×1
・ 熱帯帽 ×1
・ 「ベリサリエリ部隊」の羽飾り ×1
・ 拳銃ホルスター ×1
・ ゴーグル ×1
・ 小銃用マガジンポーチ ×1
【 塗装とマーキング 】
●「フィアット500 トッポリーノ」のマーキングとして、イタリア軍仕様となる2種の塗装例が説明書に記載されており、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
●2014年 一部新金型
