敗軍奮戦記
「敗軍奮戦記 (本) (イカロス出版 ミリタリー選書 No.035 )」です
●「敗軍奮戦記 第二次大戦 知られざる敗者たちの奮闘」です
●第2次世界大戦時を中心に、「敗北」側に視点をすえて戦いの記録を綴ったノンフィクション戦記集です
●イカロス出版刊「ミリタリークラシックス」において、過去10年に渡り連載されている「栄光なき敗者の栄光」全40編をまとめ完全収録した内容となっています【 「敗軍奮戦記 第二次大戦 知られざる敗者たちの奮闘」について 】
●第2次世界大戦は各国の総力を挙げた総力戦となり、陸・海・空において数々の戦いが繰り広げられました
●それぞれ個々の戦いで勝者と敗者とが生まれ、歴史的著述で振り返れば、勝者たちには栄光が、敗者たちには敗北と屈辱が与えられました
●あらゆる歴史的事象は「結果」のみが後世に「正史」として語り継がれるのが実情とはいえ、讃えられるべきは勝者だけなのでしょうか?
●戦いのため向き合った軍は、それぞれの国や家族を想って戦い、共に多くの傷を負ったのにもかかわらず、敗者の「言い分」については「負け犬の遠吠え」として、なんら顧慮されぬべきものなのでしょうか?
●本書「敗軍奮戦記 第二次大戦 知られざる敗者たちの奮闘」では、第2次大戦下の日・独軍を中心に、戦いには敗れたものの奮戦し、敢闘した敗者たちの戦いの記録を振り返り、陸・海・空の3章の構成のもと、敗者たちの視点から様々な戦いを紐解いていきます
●人知れぬ離島で、一大決戦の片隅で、知られざるマイナー戦線で、敗軍の将兵達はいかに苦闘したのかを理解しつつ、敵わぬながらも最後まであきらめない努力、他人のための自己犠牲、負けを前向きへと転じる思考方法などを綴りながら、前線で奮闘した将兵達の尊い犠牲と敗者側のみが持つ独特の「物語の魅力」を探っていきます
●「勝利こそが正義」とする中、やむなき敗北、必然的な敗北、様々な戦いにおける敗北を知ることで、先人達の評価を見直し、今の世を生きる私達の糧となるよう「栄光なき敗者の栄光」を伝えます【 「敗軍奮戦記 第二次大戦 知られざる敗者たちの奮闘」の内容目次 】
●第1章 陸戦奮戦記
・ ルソンに吼える自走砲
・ 硫黄島寸描
・ 小笠原諸島の戦い
・ 士魂の咆哮 戦車第11連隊
・ ペリリュー島 昭和22年春の敗戦
・ 精強・歩兵第8連隊
・ 日露戦争 ロシア軍一瞬の輝き
・ ブラウ作戦、枢軸軍の悪戦苦闘
・ ジューコフ最大の敗北、火星作戦
・ ワルシャワ蜂起のポーランド国内軍
・ スロヴァキア軍の対独蜂起
・ 知られざる「3号戦車」秘話
・ 不落のチャネル諸島要塞
・ 補給手段は「強奪」、破天荒な降下猟兵指揮官
●第2章 海戦奮戦記
・ 関東大震災の「長門」と連合艦隊
・ 駆逐艦「綾波」、一晩4隻の踊り喰い
・ キスカ撤退作戦
・ 老武者、伊勢型戦艦の奮戦
・ 駆逐艦「初月」、1対16の死闘
・ 駆逐艦「ジョンストン」の不撓不屈
・ 惨たる多号作戦に輝く勇者たち
・ ミンドロ島沖海戦(礼号作戦)
・ 涼月ハ沈マズ
・ 大和型戦艦の生涯戦果
・ 日露戦争 ロシア海軍宝石の煌き
・ スピッツベルゲン島砲撃戦
・ ノルマンディーのドイツ海軍
・ イギリス駆逐艦「コサック」の栄光
●第3章 空戦奮戦記
・ 米本土ヲ攻撃セヨ
・ 南太平洋海戦の前哨戦
・ ラバウルの再生機
・ 特攻のかげに佐伯空あり
・ ソ連艦隊に挑んださいはて航空隊
・ 敵中着陸
・ 「1式陸上攻撃機」、秘めたる空戦記
・ 陸攻隊再生の夜間雷撃戦
・ 戦う鷹、「P40 ウォーホーク」
・ スカルスキのサーカス
・ 流浪の「Bf109T」戦闘機隊
・ ドイツのグリフォンは役立たず?
【 「敗軍奮戦記 第二次大戦 知られざる敗者たちの奮闘」の仕様 】
●著者 : 松田孝宏・内田弘樹
●版型 : A5版 / ソフトカバー
●全256ページ / モノクロ
●発行日 : 2014年2月21日
●ISBNコード : 9784863208346