ドイツ オペル軍用バス W39型 後期型 ルードヴィック工場
「ドイツ オペル軍用バス W39型 後期型 ルードヴィック工場 (プラモデル) (ローデン 1/72 AFV MODEL KIT No.721 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の軍用バス「オペル軍用スタッフバス W39型」の「ルードヴィック工場生産型」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●「オペル・ブリッツ」をベースとした軍用バスを再現、予備タイヤをボディ側面に内蔵式に装備した「ルードヴィック工場生産型」を表現した内容となっています
●キットは、ローデン社製「ドイツ オペル軍用 スタッフバス W39型 (オペル 3.6-47 オムニバス)」をベースとして、「ルードヴィック工場生産型」を再現するために、ボディパーツなどを変更したバリエーションキットです
【 「オペル軍用スタッフバス W39型 ルードヴィック工場生産型」について 】
●ドイツ軍は人員輸送の用途にバスも多用しました
・ 通常はトラックが使用されましたが、幌を展開しても砂塵や風は防げず、乗り心地も悪いために、トラックでの移動は兵員に非常に負担を掛けました
●オペルのバスは「オペル・ブリッツ」のホイールベースを延長した車体にバス型のキャビンを載せたタイプで、1939年に開発され1943年の生産終了までに3000台が生産されました
・ 軍用バスは戦線後方だけではなく、前線でも見受けられ、当時の戦場写真でもその姿が写っています
・ また、比較的司令部関係で使われている場合が多かったようです
●一方、ドイツ軍の機械化は、1935年に策定された「アインハイツ計画」やその後の「シェル計画」によって、その車両の生産は、開発メーカーだけではなく他のメーカーも協力して行うようになっており、「オペル・ブリッツ」も「ダイムラー・ベンツ」社などでも作られています
●「オペル軍用スタッフバス W39型」も「ルードヴィック工場」でも生産され、この「ルードヴィック工場生産型」では予備タイヤを側面部分に埋め込むように装備しているのが特徴となっています
【 「ドイツ オペル軍用バス W39型 後期型 ルードヴィック工場」のキット内容について 】
●この軍用バスの「オペルブリッツ 軍用バス W39型 後期型」の「ルードヴィック工場生産型」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●ローデン社の1/72シリーズのフォーマットに則り「オペルブリッツ 軍用バス W39型」の「ルードヴィック工場生産型」を再現、ミニスケールとしてシャーシなどは一体成型を多用しながらも、細分化されたパーツ構成とエッチングパーツによりその細部表現に重きを置いた内容となっています
●「オペルブリッツ 軍用バス W39型 後期型 ルードヴィック工場生産型」の車体は「シャーシ部」「ボンネット部」「キャビン部」の3ブロックで構成されています
【 シャーシ部 】
●シャーシのメインフレームは、一体成型されており、これにサスペンション、デファレンシャル部などを取り付ける構成となっています
・ デファレンシャル部は前後2分割式、リーフ式サスペンションは各1パーツで構成
【 ボンネット部 】
●ボンネット部はフロントグリル部と左右分割されたボンネット、フェンダー、バンパーで構成されています
・ ノテックライト、車載工具は別パーツにて再現
・ 前照灯は、管制スリットタイプが表現されています
●エンジンルーム内部も再現されています
・ エンジン本体は左右分割式、冷却ファンなどの細部もパーツ化
【 キャビン部 】
●キャビン部は各パネルを貼り合わせる箱組み方式となっています
・ 操縦席部分は、各種レバー、ハンドルがパーツ化されています
・ 後部の座席(2人用の木造座席)は、個別のパーツ化され、合計14席が付属しています
●荷物置き場の柵やハシゴ、車間ポール、方向指示器などを再現したエッチングパーツが付属
【 塗装とマーキング 】
●「オペルブリッツ 軍用バス W39型 後期型 ルードヴィック工場生産型」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる3種類の塗装例が説明書及びパッケージに記載されています
・ 所属不明 (フランス / 1941年)
・ 衛生部隊所属車両 (1942年)
・ ドイツ・アフリカ軍団所属 (チュニジア / 1943年)
●マーキング指示に基づく、軍団マーク、ナンバープレート、赤十字マークなどを再現したデカールが付属しています
●2014年 一部新金型
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【 「ドイツ オペル軍用バス W39型 後期型 ルードヴィック工場」のワンポイント 】
●バスはドイツ軍においては比較的メジャーな存在で、当時の戦場写真でも多くを見ることができますので、他の軍用車両とは趣が異なる車両として面白いコレクションとなることでしょう
●特に、司令部関係では良く見られる車両ですので、司令部などのジオラマシーンで重宝するアイテムとなります
●また、ベルリン戦などのドイツの市街戦において、遺棄車輌などとして登場させると、より大戦末期も雰囲気が演出できると思われます