陸上自衛隊 93式近距離地対空誘導弾
「陸上自衛隊 93式近距離地対空誘導弾 (レジン) (マツオカステン 1/144 オリジナルレジンキャストキット (AFV) No.MTUAFV-066 )」です
●「陸上自衛隊 93式近距離地対空誘導弾」です
●陸上自衛隊の自走式地対空ミサイル「93式近距離地対空誘導弾(近SAM)」を1/144スケールで再現したレジン製組立キット 【 「93式近距離地対空誘導弾」について 】
●陸上自衛隊では、1960年代後半から部隊防空システムとして対空機関砲の「35mm連装機関砲 L-90」と地対空ミサイル「ホーク」という2種を運用、1980年代には短射程の対空ミサイル「短SAM」も防空システムに加えられました
●「35mm連装機関砲 L-90」は、近距離用の防空システムとして運用されており、有効射程は2~3km程度で、それ以上の距離の目標は「短SAM」が担当、より遠距離の目標は「ホーク」が担っていました
●対空機関砲という火器は、対空ミサイルの登場により一時期その存在意義が問われましたが、ベトナム戦争などの戦訓や、攻撃ヘリの登場により見直され、各国の軍隊で確固たる地位を確保しました
●ところが、攻撃ヘリには射程5~6km程度の射程が長い対戦車ミサイルが搭載されるようになり、アウトレンジから攻撃を行う攻撃ヘリに対して対空機関砲は再び存在意義が問われるようになります
●このことから、対空機関砲を装備した対空戦車などは、対空ミサイルを併用するシステムへと変更される流れとなっています
●陸上自衛隊では、このような時代の趨勢から「35mm連装機関砲 L-90」の後継装備として、従来から装備していた「91式携帯地対空誘導弾(スティンガー)」を車載式に改良、「高機動車」に搭載した「93式近距離地対空誘導弾」を1993年に制式化します
●この「93式近距離地対空誘導弾」は、「91式携帯地対空誘導弾」を8連装式に荷台部分に搭載、車体には観測装置、誘導装置が装備され、この1台のみで対空戦闘を行うことができるようになっています
●「93式近距離地対空誘導弾」は、各師団の高射特科大隊などに配備され、陸上自衛隊の部隊防空の最後の要として運用が行われているのです
【 「陸上自衛隊 93式近距離地対空誘導弾」のキット内容について 】
●この陸上自衛隊の自走式地対空ミサイル「93式近距離地対空誘導弾」を再現したレジン製組立キットです
●レジン成型の特性を活かし「93式近距離地対空誘導弾」の全体のフォルムとディテールとを、パーツ数を抑えながらシャープに再現した内容となっています
●従来のマツオカステン製の車両キットと比べてパーツ数が抑えられ、シャーシはタイヤも含めて一体成型、一方でタイヤとボディのハウジング部とは別の構成となっており、ディテール感溢れる「93式近距離地対空誘導弾」の姿を気軽に楽しむことができます
●「93式近距離地対空誘導弾」は、「シャーシ」「ボディ」「ミサイル装置」の3ブロックで構成されています
●「高機動車」をベースにした「ボディ」は、キャビン、ボンネット、荷台を含めた一体成型となっています
・ ボディには、「高機動車」としての特徴的なプレスライン、フトントグリル、バンパー、灯火類などが凹凸あるモールドで再現されています
・ 各ウィンドーはモールドにて再現、ワイパーなどの細かなディテールも表現されています
・ 荷台側面のグレーチングは別パーツ化して再現しています
●「シャーシ」は、タイヤを含めて一体成型されています
・ シャーシには、複雑なサスペンション構造を再現
・ タイヤは、ホイール形状、トレッドパターンが彫刻されています
●「ミサイル装置」は、架台部分に左右のミサイルランチャー、中央部の観測及び誘導装置を取り付ける構成です
・ ミサイルランチャーには、側面パネル、前部のポッド部分などがモールドで再現されています
・ 観測及び誘導装置には、前方の照準レンズなどが再現
●自衛隊員を再現した1体のフィギュアが付属しています
・ 各種装備品を身に付け、車外に立ったポーズとなります
●原型製作 : マツオカステン
【 「陸上自衛隊 93式近距離地対空誘導弾」のパッケージ内容 】
・ 93式近距離地対空誘導弾 ×1
・ フィギュア ×1体
【 「陸上自衛隊 93式近距離地対空誘導弾」の組立て上のご注意 】
●レジン製キットですので、組立てる前にファインモールド社製「ご機嫌クリーナー 」などを使用して表面に付着している離型剤を洗い流して下さい
●また、パーツの接着には、瞬間接着剤もしくはエポキシ系瞬間接着剤を使用して下さい