イギリス マーク6C 軽戦車
「イギリス マーク6C 軽戦車 (プラモデル) (エース 1/72 ミリタリー No.72292 )」です
●第2次世界大戦初期におけるイギリス軍の軽戦車「Mk.6C」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●イギリス製の軽戦車「Mk.1」~「Mk.6」シリーズの最終型となる軽戦車「Mk.6C」を再現、長銃身の「ベサ 15mm機銃」を装備した同シリーズとしては力強いフォルムを再現した内容となっています
【 「軽戦車 Mk.6C」について 】
●イギリスのビッカース社は、1925年小型の装軌車両「ガーデンロイド機銃車」を開発、この車両は折からの世界恐慌による軍縮ムードにより、価格が安価な戦闘車両として世界中に輸出されるヒット作となりました
●同車を輸入した各国は、主力戦車や戦闘補助車両として発展させて行きますが、イギリス軍では軽戦車として活用する途を選び、車体を密閉型として小型の砲塔を載せた軽戦車「Mk.1」が1928年に開発されました
●その後、軽戦車「Mk.2」から「Mk.5」へと開発が進み、徐々に大型化、ただしこれらの車輌は少数生産車輌であり、1936年に登場した「Mk.6」がイギリス軍の軽戦車シリーズを代表するタイプとなります
●「Mk.6」は、砲塔に「50口径 (12.7mm)」の機銃1門と、「30口径 (7.7mm)」の機銃1門を並列で搭載、最大装甲厚は14mmで、戦車としては最小限の装備を持った偵察用の小型の軽戦車でした
●「Mk.6A」では8角形の車長キューポラを装備、車体前部のエンジン冷却用ルーバーが2個となっていましたが、「Mk.6B」では車長キューポラを円筒の形状に変更、ルーバーも1個へと変化しています
●続く「Mk.6C」は武装強化型で、砲塔の「50口径(12.7mm)機銃」を「ベサ 15mm機銃」へと変更、「30口径(7.7mm)機銃」も「ベサ7.92mm機銃」に変更されています
●また、砲塔上部の車長キューポラは廃止されてペリスコープによる視察装置へと変更、このためその姿は従来の「Mk.6」シリーズと比べて大きくリファインされ、精悍なフォルムとなりました
●この「Mk.6C」は、強力な武装と軽快な機動力で活躍しましたが、車格の関係からこれ以上の発展は望めず、アメリカから強力な「M3 軽戦車」が供与され始めると、急速にその姿を消して行ったのです
【 「イギリス マーク6C 軽戦車」のキット内容について 】
●このイギリス軍の軽戦車「Mk.6C」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●ACE社特有のハンドメイドによる金型加工技術により軽戦車「Mk.6C」を再現、レジンキットの感覚に近い独特の風合いにより、全体形とディテールとが表現された内容となっています
●ACE社製「イギリス軽戦車 マーク 6 A/B」をベースとして、軽戦車「Mk.6C」を再現するために、砲塔を新規パーツに変更したバリエーションキットとなります
●軽戦車「Mk.6C」は、「砲塔」「車体」の2ブロックで構成されています
【 砲 塔 】
●「ベサ 15mm機銃」と「ベサ 7.92mm機銃」とは個別にパーツ化され、固定された防盾パーツに取り付けます
●砲塔は上下分割されたパーツで構成、前部パネルは別パーツです
・ 上部のハッチはパーツ上のモールドにて再現
・ スモークディスチャージャー、サーチライト、アンテナ基部などがパーツ化されています
【 車 体 】
●車体は箱組み状に各パネルを貼り合わせて組み立てます
・ 各サスペンションは左右に分割されたパーツとなっており、転輪を挟み込むように組み立てます
・ フェンダーは各1パーツで構成され、支持架は個別にパーツ化されています
・ フェンダー上に装備される工具類は別パーツ化されています
【 履 帯 】
●履帯は、軟質素材製のベルト式履帯が付属しています
・ 履帯の接合は焼き止め式で、裏側のディテールも彫刻されています
【 「軽戦車 Mk.6C」の塗装とマーキング 】
●「軽戦車 Mk.6C」のマーキングとして、4種類の塗装例が説明書に記載されています
・ イギリス第1機甲師団 (ヨーロッパ派遣軍 / 1940年5月)
・ マルタ島戦車中隊 (マルタ / 1942年5月)
・ イギリス第1機甲師団 第2機甲旅団 (フランス / 1940年5月)
・ ドイツ軍捕獲車両 (フランス / 1940年6月)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊マーク、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
【 「イギリス マーク6C 軽戦車」のパッケージ内容 】
・ イギリス軍 軽戦車 Mk.6C ×1
・ デカールシート ×1枚
●2014年 一部新金型