ロシア BTR-ZD スクレージェト 23mm連装対空砲搭載装甲車
「ロシア BTR-ZD スクレージェト 23mm連装対空砲搭載装甲車 (プラモデル) (エース 1/72 ミリタリー No.72127 )」です
●現用ロシア軍の空挺部隊用の対空車両「BTR-ZD スクレージェト」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●空挺部隊用の装甲兵員輸送車「BTR-D」に対空機関砲「ZU-23-2」を装備した対空車両「BTR-ZD スクレージェト」を再現、完全露出型の機関砲を砲架ごとそのまま車体上部に設置した特異な姿を再現した内容となっています
●ACE社製「BTR-D 空挺兵員輸送車」をベースとして、「BTR-ZD スクレージェト」を再現するために「ZU-23-2 対空砲」を追加したバリエーションキットとなります
【 「BTR-ZD スクレージェト」について 】
●旧ソ連軍は1960年代に革新的な装甲兵員輸送車「BMP-1」を開発します
●この「BMP-1」は強力な武装により歩兵戦闘車というカテゴリーを生み出し、空挺部隊用として「BMP-1」を縮小化した「BMD-1」も登場しました
●「BMP-1」と「BMD-1」、そしてその改良型となる「BMP-2」と「BMD-2」は、強力な武装という長所を持っていましたが、その分兵員の収納能力は犠牲となり、特に「BMD-1」と「BMD-2」は1両に1個分隊が乗れませんでした
●また、本来では強力な武装がウリであったこれらの歩兵戦闘車はアフガニスタン戦で防御力の脆弱さと火力の非力さが露呈、高コストな割りには期待通りの活躍ができませんでした
●そこで、「BMD-1」をベースとして、従来の装甲兵員輸送車の形態へと変更したのが「BTR-D」で、車体を延長して1個分隊の兵員が収納可能で、特徴的な砲塔は撤去されています
●「BTR-ZD スクレージェト」は、この「BTR-D」をベースとした対空車両型で、車体上部に対空機関砲「ZU-23-2」をそのまま装備しています
●「BTR-ZD スクレージェト」は、一見すると防御力が皆無の旧式の機関砲を装備しただけの車両ですが、この機関砲は最新のレーダー照準の機関砲よりも使い勝手が良く、軽便な対空車両としてだけではなく、対地戦闘における火力支援などにも適した車両となっているのです
【 「ロシア BTR-ZD スクレージェト 23mm連装対空砲搭載装甲車」のキット内容について 】
●この現用ロシア軍の空挺部隊用の対空車両「BTR-ZD スクレージェト」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ACE社特有のハンドメイドによる金型加工技術により「BTR-ZD スクレージェト」再現、レジンキットの感覚に近い独特の風合いながらも、転輪の細かな穴などのディテールは深めの彫刻でモールドされた内容となっています
●「BTR-ZD スクレージェト」は、「機関砲」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています
【 機関砲 】
●「ZU-23-2」は、「砲身」「砲架」「台座」の各ブロックで構成されています
・ 砲身は、1門ずつが一体成型のパーツとなっています
・ 砲架はパネルごとにパーツ化され、砲身を挟んで組み立てます
・ 側面の弾薬箱、照準席などは別パーツ化
・ 台座は一体成型で、車体との取り付けパッドは別パーツとなります
・ タイヤとその支持架は各1パーツにて再現
【 車体上部 】
●車体上部は一体成型となっています
・ 上部の4つのハッチは別パーツ化されており、開閉状態を選択して組み立てることができます
・ 後部の兵員用ハッチは別パーツ化されています
・ 前照灯、射撃ポート(エッチングパーツ)、車載工具類も別パーツにて再現しています
【 車体下部 】
●車体下部はバスタブ状に一体成型されたパーツ構成
・ サスペンションアームは別パーツ化されており、走行状態と空輸状態とを選択して組み立てることができます
・ 転輪、誘導輪、起動輪は前後に分割されたパーツで再現
【 履 帯 】
●履帯は、軟質素材製のベルト式履帯が付属しています
・ 履帯の接合は焼き止め式で、裏側のディテールも彫刻されています
●射撃ポート、ライトガードなどを再現するエッチングパーツが付属しています
【 「BTR-ZD スクレージェト」の塗装とマーキング 】
●「BTR-ZD スクレージェト」のマーキングとして、ロシア軍仕様となる3種類の塗装例が説明書に記載されています
・ ロシア空挺軍 (チェチェン / 1999年)
・ ロシア空挺軍 (チェチェン / 2001年)
・ ロシア空挺軍 (チェチェン / 2000年)
●説明書の塗装例に基づく、車体番号などを再現したデカールが付属しています